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出典: 遠隔操作の本当の真犯人の手口を種明かししてみるテスト [naver.jp]
(1)乗っ取り準備期間犯人は、11月時点で、容疑者の行動を監視していたことになります。このことから、今回は数時間とか数日というタイムスケールではなくもっと長い期間をかけて、多数のパソコンの走査を行うことができたということになります。これまでに犯人の乗っ取りの「仕掛け」が明らかになっているのはあくまで乗っ取り被害者が逮捕されてしまったケースだけですから、実際には沢山の「仕掛け」をしていた可能性があります。それが2ちゃんねるやしたらば掲示板に限定されるという想定ははずしましょう
日本は法治国家なので、「やったと証明できない限り」罪に問われる事は無い(ハズ)。なんか怪しいからオマエ有罪な、とはならない。
今回の容疑者逮捕は、「遠隔操作して、コミケの業務妨害をしたので、威力営業妨害容疑」でだと聞いてます。つうことは、直接証拠(目撃証言や自白)はたぶん取れないでしょう。だと、間接証拠の積み上げになるはずです。
で、何で公判維持するかになるんだけど、たぶん威力業務妨害罪と不正指令電磁的記録に関する罪でじゃないかなあ。
このうち、「威力業務妨害罪」の方は、遠隔操作ウイルス事件の真犯人を逮捕した!という主張の為のものでしょう。ただ、今回の遠隔操作事件の真犯人が示したように、実際に書き込みを行うターゲットPCから証拠消したら、何も残らない。だから直接こっちからはたぶん無理。
容疑者に対して、「ウイルスを作ったと合理的に判断出来るだけの十分な証拠」を積み重ねて、その上で、「作成されたウイルスが、今回の遠隔操作ウイルス事件で使われたもの」とだけるだけの証拠を積み重ねてその結果、やっと「ウイルスを用いて、威力業務妨害を行ったと合理的に判断できる」と、なるんじゃないかな。
となると、「こいつもしかしたらやってないかも?という合理的な疑いを超えるだけの証拠が示せるか」がポイントになる。上で言ってるみたいなのはちょっとした陰謀論だと思うけど、問題はその陰謀論を鼻で笑える証拠が示せるか。弁護士が「トロイの木馬使って、Tor使ってる奴を探してたんだ!あとは踏み台にされてDropboxに入れたり、行動範囲調べられたりしただけだ!」と主張した時に、それを覆せるのかってあたりでしょう。 # 例えばこれが、高尾山&猫カフェ&雑司ヶ谷のネコだったら、スラドにもゾッとする人結構多いと思う。 # Dropboxじゃなくて、GoogleDriveでも良かったかもしれないし、ね。
だから、今後容疑者のPCからメールを送った証拠が、とかは、裁判の証拠にはあんまり関係ないと思う。真犯人が容疑者のPCに仕掛けたんだ、という主張を覆せないから。 # まあ、使ってたウイルスの質から考えて、ルートキット的には動かないから、十分疑いうる、とかはあるかもしれないけどね
***
個人的には、「たとえ真犯人だったとしても、それを証明するのに非常に苦労する裁判になる」というイメージだなあ。だってさ、江の島のネコに首輪つけてる瞬間が写ってた、とかならたぶん報道されてると思うんだよね。ソコがクリティカルで、首輪付けた人物であれば、ほぼ間違い無く犯人なんだもの。 # 共犯が居る、などの主張は、それを主張する側が十分納得出来るだけの証拠をそろえなきゃならんし。
あんまり言いたくないけど、今回の逮捕は勇み足じゃないかなあ。この手の劇場型犯罪の犯人なんだったら、もっときっちりマークして、直接証拠を残すボロが出るまで泳がせるべきだったと思う。 # たぶんボロが出てたと思うし、逆に言えばボロが出ないなら真犯人じゃない可能性が非常に高いわけで:-(
> なんか怪しいからオマエ有罪な、とはならない。
いやいや、それは日本の司法制度を美化しすぎてるよ。
確定的ではない状況証拠の束で「合わせて一本!」な感じで有罪になるのが日本ね。「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度に証明されていると認められる」とかで、死刑にもなってしまうがね。
この遠隔操作の件は、被告が無罪である事を立証する証拠でも無い限り、やはり「こいつが怪しい!」で有罪になってしまうんじゃないかなあ。
日本の司法は、状況証拠や精度の低いDNA鑑定でも死刑判決を出せますからね。
少し前ですが、後々最新技術等で調べたらDNAが一致しなかったり別な犯人の痕跡が出てきて再審で無罪になるケースがありましたから、今回のも後々調べ直したら冤罪だったんだけれど、それが分かった時には刑期を終えていると言う事態になるかもしれませんね。
当時のDNA鑑定では一致する確率が高いって出た(出した)んだからしょうがないでしょ。それは司法のせいじゃない。
真犯人じゃなきゃ困るものね無罪の照明なんかされたらもっと困るもしくはそれを織り込み済みでエシュロンや金盾導入への拍車とか
# 陰謀論で済んでくれるととても有難い
その「状況証拠の束」の真贋を計る能力が、対ITだと極めて劣っているから問題視されているので、そう簡単には行かないでしょう。たとえ有罪であっても、全捜査内容の可視化が行われない限り、誰一人として納得しないんじゃないかな。
納得しない人がいようといまいと、強引に進めるだけでしょう。強引に有罪にされた誰も納得してない冤罪事件なんて珍しくもない。
いやいやだからなんでおかしい状況のほうを正にして考えてんの?
ん、どういうこと?ちょっと意味がわからない…
個人攻撃で誤魔化さずに、はっきり主張を説明してくれよ。
劣ってますか?無罪だったのに有罪になった例を教えてください。
今回の一連の遠隔操作事件、真犯人が名乗り出なければ有罪になっていたと思いますが?また、未成年に保護観察処分も行なっており、これは有罪と同様の処分と見ることも出来ます。
もちろん、これは真犯人が名乗り出たことで「無罪だったのに有罪になった」ことがわかった珍しい例ですね。
よく、状況証拠で有罪にすることをやたら問題視する人がいるけどさ、状況証拠とはなにかってのを大抵の場合分かってないんだよね。犯罪行為をその証拠だけから直接立証できないものは全て状況証拠だよ。死体に突き刺さってたナイフから指紋が出るのも、現場に残された血液なり体液なりのDNAが一致するのも、全て状況証拠だ。普通、直接証拠といえば自白か、犯行をリアルタイムで目撃した証人の証言ぐらいしかない。否認事件で目撃者がいなければほぼ状況証拠のみで立証することになる。もし状況証拠で有罪にできなかったら、否認したら全員無罪かって話になる。警察は今よりいっそう苛烈に虚偽でもなんでも自白を取ろうとするだろうね。状況証拠で有罪にするなんてのは普通の話で、別に日本に限った話じゃない。
裁判は善意の第三者なら嘘をつかないはずとか警察は嘘をつかないはずとか酷い妄想の上に成り立っています現実には確実な証拠など一切存在しないためどこかで妥協するしかありません
「疑わしきはまず逮捕してマスコミ使って社会的に抹殺した上で自白強制して有罪!」
これがまかり通るのが日本ですよ
そりゃまそうなんだけどね、それは「日本」でみるとだからよ。犯罪捜査を行うのが「警察」で、国家の名の下に公訴するのが「検察」で、罪を決めるのが「裁判所」。
コメント(#2326794)したのは、「裁判所は、ヤッタと証明されてなかったら罪には問わないだろ」ってこと。結構みんな勘違いしてることが多いけど、自白は直接証拠にあたるから、間接証拠より重いんだよ。 # 血の付いた包丁よりも、犯行目撃者の証言の方が重い。 # 犯罪を直接に証明しているか、間接的に証明しているかの違いね。
疑わしきはまず逮捕、揺さぶりかけて"秘密の暴露"を含む自白を引き出したら、有罪ってのは、流れとしては正しいのよ。 # 問題なのは、見込みで逮捕した場合に警察は間違って逮捕したことを滅多なことでは認めないこと。 # あとは、被疑者(=犯罪を犯したと警察に疑われている人)を # 逮捕(=証拠隠滅の恐れがあるから身柄を拘束する)したことを、 # 「容疑者が逮捕されました!これで解決です!」とばかりに、有罪だってことにして報道するマスコミ。
で、今回の場合問題になるのは、「IPアドレスなどの間接証拠の積み上げで、2人は自白までして、1人は否定してたけど公訴中」だったけど全部間違いだったという前例があること。だから、滅多なことでは裁判所は「そいつがやったという合理的な証拠の積み重ね」を認定しないだろうってこと。
フツーは「スーパーハカーが俺のPCを使ってやったんだ!」って言っても「そういう証拠もないし合理的な理由もない。そんなやつがいる証拠もないから無視」ってされるんだけど、今回の場合はそもそもが「遠隔操作ウイルス事件の犯人」を裁こうとしているから、そいつがいるって前提に立たなきゃ行けない。
だから、遠隔操作ウイルス事件ってのが無い状況で逮捕されたんだったら、いつものよーに、特に裏付け捜査とか丁寧にせずに自白引き出して有罪になってた可能性が高い。でも、現状で報道されてる情報をみるに、おそらくこの状況だと、検察官が公訴するに足る証拠が集まってないと思う。
たぶん本来あるべき形での裁判前の捜査が行われるんじゃないかなあ。1.ネコの首輪を、容疑者が購入したという証拠2.雲取山の写真に写ってたUSBメモリを購入したという証拠3.負けの時の写真に写ってた、ガムテープ、カッター、LANケーブルを持っていたという証拠とかを、一個づつ丹念に進めてると思う。ただ、全部持っていたという事が証明されたとしても、それでもって写真を撮れたことが証明できても、不正指令電磁的記録まで繋げるのは相当難しいんじゃないかなあ。
とか、そういうね、「今までの警察の捜査や、検察のやりかた」が通用しないんでないかな?ということ。
***さらに言うとね、(こういう想定はかなり不謹慎だけれども)例えば今回の容疑者が真犯人だったとするじゃない。で、色んな理由で嫌疑不十分として起訴が見送られたとする。するとさ、(報道されている内容を信じるなら)容疑者が過去に服役までした全く同じ構造の事件を、冤罪だと主張されたときに、これは非常に否定しづらい。だから再審請求までは行くだろうな、と思う。もしも容疑者が真犯人だったとするならば、逮捕されるところまでは想定内で、そっから先は起訴されないか、起訴されても無罪になるだろうって見込みの元で賭に出てるんじゃないかな。
逆に言えば、真犯人が別にいて、容疑者は完全に巻き込まれてた場合は、犯罪史に名前が残っちゃうんじゃないかなあ。
実際にコミケがなんらかの対処したのは脅迫状に関してだけどねあっちは犯人まだ分かってないんだよね?
> あんまり言いたくないけど、今回の逮捕は勇み足じゃないかなあ。
高木氏ツイートを纏めた別のtogetterを読むと、http://togetter.com/li/453909 [togetter.com]マスコミが独自に被疑者を特定しだしたので警察が急いだ、って説を唱えてる。
高木氏の読みの信ぴょう性は判らないが、理由としてはガテンがゆく。
それでもボクはやってない [wikipedia.org]のことですねわかりますん
>日本は法治国家なので、「やったと証明できない限り」罪に問われる事は無い(ハズ)。
一連の事件でこの大前提が崩れたからこそここまで大騒ぎになったんだと思う。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
乗っ取られたと考えることにする (スコア:5, 興味深い)
出典: 遠隔操作の本当の真犯人の手口を種明かししてみるテスト [naver.jp]
(1)乗っ取り準備期間
犯人は、11月時点で、容疑者の行動を監視していたことになります。このことから、今回は数時間とか数日というタイムスケールではなくもっと長い期間をかけて、多数のパソコンの走査を行うことができたということになります。
これまでに犯人の乗っ取りの「仕掛け」が明らかになっているのはあくまで乗っ取り被害者が逮捕されてしまったケースだけですから、実際には沢山の「仕掛け」をしていた可能性があります。それが2ちゃんねるやしたらば掲示板に限定されるという想定ははずしましょう
たぶんそこが争点になるんじゃないかな (Re:乗っ取られたと考えることにする (スコア:4, 興味深い)
日本は法治国家なので、「やったと証明できない限り」罪に問われる事は無い(ハズ)。
なんか怪しいからオマエ有罪な、とはならない。
今回の容疑者逮捕は、「遠隔操作して、コミケの業務妨害をしたので、威力営業妨害容疑」でだと聞いてます。
つうことは、直接証拠(目撃証言や自白)はたぶん取れないでしょう。だと、間接証拠の積み上げになるはずです。
で、何で公判維持するかになるんだけど、たぶん威力業務妨害罪と不正指令電磁的記録に関する罪でじゃないかなあ。
このうち、「威力業務妨害罪」の方は、遠隔操作ウイルス事件の真犯人を逮捕した!という主張の為のものでしょう。
ただ、今回の遠隔操作事件の真犯人が示したように、実際に書き込みを行うターゲットPCから証拠消したら、何も残らない。
だから直接こっちからはたぶん無理。
容疑者に対して、「ウイルスを作ったと合理的に判断出来るだけの十分な証拠」を積み重ねて、
その上で、「作成されたウイルスが、今回の遠隔操作ウイルス事件で使われたもの」とだけるだけの証拠を積み重ねて
その結果、やっと「ウイルスを用いて、威力業務妨害を行ったと合理的に判断できる」と、なるんじゃないかな。
となると、「こいつもしかしたらやってないかも?という合理的な疑いを超えるだけの証拠が示せるか」がポイントになる。
上で言ってるみたいなのはちょっとした陰謀論だと思うけど、問題はその陰謀論を鼻で笑える証拠が示せるか。
弁護士が「トロイの木馬使って、Tor使ってる奴を探してたんだ!あとは踏み台にされてDropboxに入れたり、行動範囲調べられたりしただけだ!」と主張した時に、それを覆せるのかってあたりでしょう。
# 例えばこれが、高尾山&猫カフェ&雑司ヶ谷のネコだったら、スラドにもゾッとする人結構多いと思う。
# Dropboxじゃなくて、GoogleDriveでも良かったかもしれないし、ね。
だから、今後容疑者のPCからメールを送った証拠が、とかは、裁判の証拠にはあんまり関係ないと思う。
真犯人が容疑者のPCに仕掛けたんだ、という主張を覆せないから。
# まあ、使ってたウイルスの質から考えて、ルートキット的には動かないから、十分疑いうる、とかはあるかもしれないけどね
***
個人的には、「たとえ真犯人だったとしても、それを証明するのに非常に苦労する裁判になる」というイメージだなあ。
だってさ、江の島のネコに首輪つけてる瞬間が写ってた、とかならたぶん報道されてると思うんだよね。
ソコがクリティカルで、首輪付けた人物であれば、ほぼ間違い無く犯人なんだもの。
# 共犯が居る、などの主張は、それを主張する側が十分納得出来るだけの証拠をそろえなきゃならんし。
あんまり言いたくないけど、今回の逮捕は勇み足じゃないかなあ。
この手の劇場型犯罪の犯人なんだったら、もっときっちりマークして、直接証拠を残すボロが出るまで泳がせるべきだったと思う。
# たぶんボロが出てたと思うし、逆に言えばボロが出ないなら真犯人じゃない可能性が非常に高いわけで:-(
Re:たぶんそこが争点になるんじゃないかな (Re:乗っ取られたと考えることにする (スコア:2, すばらしい洞察)
> なんか怪しいからオマエ有罪な、とはならない。
いやいや、それは日本の司法制度を美化しすぎてるよ。
確定的ではない状況証拠の束で「合わせて一本!」な感じで有罪になるのが日本ね。「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度に証明されていると認められる」とかで、死刑にもなってしまうがね。
この遠隔操作の件は、被告が無罪である事を立証する証拠でも無い限り、やはり「こいつが怪しい!」で有罪になってしまうんじゃないかなあ。
Re: (スコア:0)
日本の司法は、状況証拠や精度の低いDNA鑑定でも死刑判決を出せますからね。
少し前ですが、後々最新技術等で調べたらDNAが一致しなかったり別な犯人の痕跡が出てきて再審で無罪になるケースがありましたから、今回のも後々調べ直したら冤罪だったんだけれど、それが分かった時には刑期を終えていると言う事態になるかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
当時のDNA鑑定では一致する確率が高いって出た(出した)んだからしょうがないでしょ。
それは司法のせいじゃない。
Re: (スコア:0)
真犯人じゃなきゃ困るものね
無罪の照明なんかされたらもっと困る
もしくはそれを織り込み済みで
エシュロンや金盾導入への拍車とか
# 陰謀論で済んでくれるととても有難い
Re: (スコア:0)
その「状況証拠の束」の真贋を計る能力が、対ITだと極めて劣っているから問題視されているので、そう簡単には行かないでしょう。
たとえ有罪であっても、全捜査内容の可視化が行われない限り、誰一人として納得しないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
納得しない人がいようといまいと、強引に進めるだけでしょう。
強引に有罪にされた誰も納得してない冤罪事件なんて珍しくもない。
Re: (スコア:0)
いやいやだからなんでおかしい状況のほうを正にして考えてんの?
Re: (スコア:0)
ん、どういうこと?ちょっと意味がわからない…
Re:たぶんそこが争点になるんじゃないかな (Re:乗っ取られたと考えることにする (スコア:1)
個人攻撃で誤魔化さずに、はっきり主張を説明してくれよ。
Re: (スコア:0)
劣ってますか?
無罪だったのに有罪になった例を教えてください。
Re: (スコア:0)
今回の一連の遠隔操作事件、真犯人が名乗り出なければ有罪になっていたと思いますが?
また、未成年に保護観察処分も行なっており、これは有罪と同様の処分と見ることも出来ます。
もちろん、これは真犯人が名乗り出たことで「無罪だったのに有罪になった」ことがわかった珍しい例ですね。
Re: (スコア:0)
よく、状況証拠で有罪にすることをやたら問題視する人がいるけどさ、状況証拠とはなにかってのを大抵の場合分かってないんだよね。
犯罪行為をその証拠だけから直接立証できないものは全て状況証拠だよ。死体に突き刺さってたナイフから指紋が出るのも、現場に残された血液なり体液なりのDNAが一致するのも、全て状況証拠だ。
普通、直接証拠といえば自白か、犯行をリアルタイムで目撃した証人の証言ぐらいしかない。否認事件で目撃者がいなければほぼ状況証拠のみで立証することになる。もし状況証拠で有罪にできなかったら、否認したら全員無罪かって話になる。警察は今よりいっそう苛烈に虚偽でもなんでも自白を取ろうとするだろうね。
状況証拠で有罪にするなんてのは普通の話で、別に日本に限った話じゃない。
Re: (スコア:0)
裁判は善意の第三者なら嘘をつかないはずとか警察は嘘をつかないはずとか酷い妄想の上に成り立っています
現実には確実な証拠など一切存在しないためどこかで妥協するしかありません
Re:たぶんそこが争点になるんじゃないかな (Re:乗っ取られたと考えることにする (スコア:1)
「疑わしきはまず逮捕してマスコミ使って社会的に抹殺した上で自白強制して有罪!」
これがまかり通るのが日本ですよ
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:たぶんそこが争点になるんじゃないかな (Re:乗っ取られたと考えることにする (スコア:5, 興味深い)
そりゃまそうなんだけどね、それは「日本」でみるとだからよ。
犯罪捜査を行うのが「警察」で、国家の名の下に公訴するのが「検察」で、罪を決めるのが「裁判所」。
コメント(#2326794)したのは、「裁判所は、ヤッタと証明されてなかったら罪には問わないだろ」ってこと。
結構みんな勘違いしてることが多いけど、自白は直接証拠にあたるから、間接証拠より重いんだよ。
# 血の付いた包丁よりも、犯行目撃者の証言の方が重い。
# 犯罪を直接に証明しているか、間接的に証明しているかの違いね。
疑わしきはまず逮捕、揺さぶりかけて"秘密の暴露"を含む自白を引き出したら、有罪ってのは、流れとしては正しいのよ。
# 問題なのは、見込みで逮捕した場合に警察は間違って逮捕したことを滅多なことでは認めないこと。
# あとは、被疑者(=犯罪を犯したと警察に疑われている人)を
# 逮捕(=証拠隠滅の恐れがあるから身柄を拘束する)したことを、
# 「容疑者が逮捕されました!これで解決です!」とばかりに、有罪だってことにして報道するマスコミ。
で、今回の場合問題になるのは、「IPアドレスなどの間接証拠の積み上げで、2人は自白までして、1人は否定してたけど公訴中」だったけど全部間違いだったという前例があること。
だから、滅多なことでは裁判所は「そいつがやったという合理的な証拠の積み重ね」を認定しないだろうってこと。
フツーは「スーパーハカーが俺のPCを使ってやったんだ!」って言っても「そういう証拠もないし合理的な理由もない。そんなやつがいる証拠もないから無視」ってされるんだけど、今回の場合はそもそもが「遠隔操作ウイルス事件の犯人」を裁こうとしているから、そいつがいるって前提に立たなきゃ行けない。
だから、遠隔操作ウイルス事件ってのが無い状況で逮捕されたんだったら、いつものよーに、特に裏付け捜査とか丁寧にせずに自白引き出して有罪になってた可能性が高い。
でも、現状で報道されてる情報をみるに、おそらくこの状況だと、検察官が公訴するに足る証拠が集まってないと思う。
たぶん本来あるべき形での裁判前の捜査が行われるんじゃないかなあ。
1.ネコの首輪を、容疑者が購入したという証拠
2.雲取山の写真に写ってたUSBメモリを購入したという証拠
3.負けの時の写真に写ってた、ガムテープ、カッター、LANケーブルを持っていたという証拠
とかを、一個づつ丹念に進めてると思う。
ただ、全部持っていたという事が証明されたとしても、それでもって写真を撮れたことが証明できても、不正指令電磁的記録まで繋げるのは相当難しいんじゃないかなあ。
とか、そういうね、「今までの警察の捜査や、検察のやりかた」が通用しないんでないかな?ということ。
***
さらに言うとね、(こういう想定はかなり不謹慎だけれども)例えば今回の容疑者が真犯人だったとするじゃない。
で、色んな理由で嫌疑不十分として起訴が見送られたとする。
するとさ、(報道されている内容を信じるなら)容疑者が過去に服役までした全く同じ構造の事件を、冤罪だと主張されたときに、これは非常に否定しづらい。だから再審請求までは行くだろうな、と思う。
もしも容疑者が真犯人だったとするならば、逮捕されるところまでは想定内で、そっから先は起訴されないか、起訴されても無罪になるだろうって見込みの元で賭に出てるんじゃないかな。
逆に言えば、真犯人が別にいて、容疑者は完全に巻き込まれてた場合は、犯罪史に名前が残っちゃうんじゃないかなあ。
Re: (スコア:0)
実際にコミケがなんらかの対処したのは脅迫状に関してだけどね
あっちは犯人まだ分かってないんだよね?
Re: (スコア:0)
> あんまり言いたくないけど、今回の逮捕は勇み足じゃないかなあ。
高木氏ツイートを纏めた別のtogetterを読むと、
http://togetter.com/li/453909 [togetter.com]
マスコミが独自に被疑者を特定しだしたので警察が急いだ、って説を唱えてる。
高木氏の読みの信ぴょう性は判らないが、理由としてはガテンがゆく。
Re: (スコア:0)
それでもボクはやってない [wikipedia.org]のことですねわかりますん
Re: (スコア:0)
>日本は法治国家なので、「やったと証明できない限り」罪に問われる事は無い(ハズ)。
一連の事件でこの大前提が崩れたからこそここまで大騒ぎになったんだと思う。