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「現行の地デジ放送は現行の機器でそのまま見られること」という条件を満たすためには、現行のMPEG2ストリームも流す必要があります。地デジにマルチチャンネル機能がありますので、同じチャンネルに、従来の地デジ(MPEG2)ストリームと、4Kのストリームを混ぜて放送することは可能です。地デジ規格では解像度は 1440x1080-60i を基本としてデータレート最大16.8Mbps ですが、実際の放送データ [doorblog.jp]は12Mbps程度ですし、そのデータレートで1920x1080-60iで放送している局もあります。
放送用のデータは、MPEG2を「リアルタイムにエンコードする必要がある」ので、エンコーダーの改良によって「同じレート画質を改善/同じ画質でより低レート」にできる余地があります。エンコーダの機器更新をすれば、おそらく、チャネル容量の半分、8Mbpsでもそれなりに実用に耐える画質になるのではないかと思います。あとは、残りの8Mbps に 4K の映像ストリームを入れればいいということになります。
> 【例1】2K信号と4K信号とを同じチャンネルに混在させて送信一番簡単なのは、残りの容量に、独立した4Kの映像ストリームを入れてしまう方法。H.265/HEVC は同一画質でデータ量がMPEG2の1/4とされていますので、8Mbpsあれば、2880x2160-60i のエセ4K映像を、MPEG2-フルHD-8Mbpsと同じ品質で盛り込めることになります。このあたりが「実装が単純な対応方法」になるかと思います。この方法は、技術的に既存の機器の組み合わせで実現可能なレベル。画質は悪いですが実現は簡単。
> 【例2】2K信号と補完信号を同じチャンネルを使って送信補完信号というとなにやら怪しげですが、単に「4K映像は、フルHD映像との差分を圧縮伝送」するという方法でしょう。そもそも「同じ映像」を二種類の圧縮方式で送るのが無駄が多すぎます。差分だけなら、8Mbps でもフル4Kの映像を十分伝送できそうな気がします。
> 【例3】補完信号のみ、別の伝送路を利用して送信差分信号を別経路で送れば、従来地デジは従来通りのビットレートでMPEG2放送できるというのは最大のメリットですが…「電波経由のデータ」と「ネット経由のデータ」を同期を取って処理するシステムを作るというのは、かなり面倒くさそうです。
とまあ、この程度の方法論はどこも考えてると思いますが、例3は実現は無理そうな気がしますので、例2の方向性が順当ですかね。でも、専用の機器開発が必要ですので、「事業期間10か月の内に放送実験の実施」ができるとしたら、「既にそういう機器を試作している」ところぐらいでしょうねぇ…
>専用の機器開発が必要ですので、「事業期間10か月の内に放送実験の実施」ができるとしたら、「既にそういう機器を試作している」ところぐらい
そうよね。こういうのは実施見込みがついてて支援したいけど、一社指名で認定すると問題になるので公募するアリバイ作りがほとんど。三菱電機かNTTあたりじゃないかなあ。
265/HEVCでは、インターレースは廃止されました
「ネット経由のデータ」これだ!通信でなく放送のままNHKが視聴確認可能!さらに、ネットを使ってると徴収する理由になる
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
まじめに考えてみる (スコア:5, 参考になる)
「現行の地デジ放送は現行の機器でそのまま見られること」という条件を満たすためには、現行のMPEG2ストリームも流す必要があります。
地デジにマルチチャンネル機能がありますので、同じチャンネルに、従来の地デジ(MPEG2)ストリームと、4Kのストリームを混ぜて放送することは可能です。
地デジ規格では解像度は 1440x1080-60i を基本としてデータレート最大16.8Mbps ですが、実際の放送データ [doorblog.jp]は12Mbps程度ですし、そのデータレートで1920x1080-60iで放送している局もあります。
放送用のデータは、MPEG2を「リアルタイムにエンコードする必要がある」ので、エンコーダーの改良によって「同じレート画質を改善/同じ画質でより低レート」にできる余地があります。
エンコーダの機器更新をすれば、おそらく、チャネル容量の半分、8Mbpsでもそれなりに実用に耐える画質になるのではないかと思います。
あとは、残りの8Mbps に 4K の映像ストリームを入れればいいということになります。
> 【例1】2K信号と4K信号とを同じチャンネルに混在させて送信
一番簡単なのは、残りの容量に、独立した4Kの映像ストリームを入れてしまう方法。H.265/HEVC は同一画質でデータ量がMPEG2の1/4とされていますので、8Mbpsあれば、2880x2160-60i のエセ4K映像を、MPEG2-フルHD-8Mbpsと同じ品質で盛り込めることになります。このあたりが「実装が単純な対応方法」になるかと思います。
この方法は、技術的に既存の機器の組み合わせで実現可能なレベル。画質は悪いですが実現は簡単。
> 【例2】2K信号と補完信号を同じチャンネルを使って送信
補完信号というとなにやら怪しげですが、単に「4K映像は、フルHD映像との差分を圧縮伝送」するという方法でしょう。
そもそも「同じ映像」を二種類の圧縮方式で送るのが無駄が多すぎます。差分だけなら、8Mbps でもフル4Kの映像を十分伝送できそうな気がします。
> 【例3】補完信号のみ、別の伝送路を利用して送信
差分信号を別経路で送れば、従来地デジは従来通りのビットレートでMPEG2放送できるというのは最大のメリットですが…
「電波経由のデータ」と「ネット経由のデータ」を同期を取って処理するシステムを作るというのは、かなり面倒くさそうです。
とまあ、この程度の方法論はどこも考えてると思いますが、例3は実現は無理そうな気がしますので、例2の方向性が順当ですかね。
でも、専用の機器開発が必要ですので、「事業期間10か月の内に放送実験の実施」ができるとしたら、「既にそういう機器を試作している」ところぐらいでしょうねぇ…
Re:まじめに考えてみる (スコア:2)
Re: (スコア:0)
>専用の機器開発が必要ですので、「事業期間10か月の内に放送実験の実施」ができるとしたら、「既にそういう機器を試作している」ところぐらい
そうよね。
こういうのは実施見込みがついてて支援したいけど、一社指名で認定すると問題になるので公募するアリバイ作りがほとんど。
三菱電機かNTTあたりじゃないかなあ。
Re: (スコア:0)
265/HEVCでは、インターレースは廃止されました
Re: (スコア:0)
「ネット経由のデータ」これだ!通信でなく放送のままNHKが視聴確認可能!
さらに、ネットを使ってると徴収する理由になる