WinFSやSpotlightのようなデータベースファイルシステム(DBFS)は、「瞬時に検索できる」点が今までのファイルシステムと異なります。
私の知る限り、DBFSはBeOSのBFSというファイルシステムではじめて実用的なものが実装されました。「BeOS:ファイルシステム」 [amazon.co.jp]という書籍の中で、開発者のドミニク氏 [nobius.org]が詳細を解説しています。ドミニク氏は2002年からAppleで働いており、Mac OS X 10.4(Tiger)のSpotlightの開発を行いました。
なお、ドミニク氏がDBFSについて語った
毎日MSNの記事、 (スコア:0)
個人的には、WinFSよりDirectXでのデスクトップ処理機能(?)の方が気になってるので、まぁ別にいいかなぁ、と。
WinFSが積まれたところで読み込み速度があがるわけでもないし。
randomなreadとかなら差が出るのかな?
でもそれより、ウィンドウの透過と中身を表示したままウィンドウをドラッグさせたときの結構なCPU負荷をGPUが肩代わりしてくれるとか、そっち方面の地味な進化に期待。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:5, 参考になる)
WinFSで検索するとMSDNの解説記事 [microsoft.com]が出てきます。
MicrosoftはかつてCairoというコードネームがあった頃からこういうデータベースシステムを構築したかったようです。システムの実装も相当大変だと思いますが、それだけでなく、これまでのファイルシステムと大分感覚が変わるところも多そうなので、いかにユーザーをなじませるか、なじみやすいインターフェースを用意できるか、というところも注目ですね。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:1)
>インターフェースを用意できるか
用意できなきゃ出来ないで、ユーザ側でなんとか
しちゃいそうな気がします。
恐らく色んな使いやすい/変わったI/Fを考案した
ソフトが発表されるのでは無いかと予想する。
まぁ、標準I/Fがある程度の機能を持っていないと
環境ごとに操作が異なるという恐ろしい自体に成りかね
ないので、そこそこ頑張って欲しいものですが。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:1)
WinFSと古き良き Mac OSのリソースフォークと、本質的にはどう違うのでしょうか? (もちろん、実装も機能も随分違うだろうけど、ファイルにメタデータをいっぱい付けられる、という部分はあまり変わらない様に思える。)
MS、Appleに限らず、ベンダーはいつも「昔からのアイディア」を何度も再開発・移植・水平展開してそれを「新機能」と主張しているように見えます。
例:
* UNIXのwriteコマンドとInternet chatの間の本質的な違いは?
* net news とパソコン通信とWeb掲示板の本質な違いは?
* NCS, DCE, CORBA, COM, Webサービス間の本質的な違いは?
* HyperCardとHTMLの<以下略>
もちろん無価値とは言いませんが、本当に技術は進歩しているのかなーと思いまして...
きっと100年後も、どこかのベンダーのどこかのOSが、新機能と称して、今のWinXPやMacOSXの持っている機能を再開発していることでしょう。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:3, 参考になる)
各ファイルにデータをくっつけるんじゃなくて、各ファイルの情報を一カ所に集約して管理している。ファイルにメタデータがくっついているんじゃなくて、メタデータにファイル(への参照)がくっついている感じ。考え方としてはそんな感じだと思う。別の方向からのファイルへの参照方法。
メタデータをリソースとしてくっつけていたとすると、例えば「メイド」さんの画像データを探したい場合に、全ての画像データのリソースにアクセスして「メイド」が含まれているものを探す必要があるけど、DB的に管理しておいて、そこから「メイド」を探せばメイド属性な画像ファイルへの参照がくっついているので、全てのファイルにアクセスする必要が無くなる。
iTunesを使ってみれば解ると思う。あれもタグの情報を索引化して持ってるからあれだけサクサク絞り込みがかけられる。それがOSレベルで出来る様になる。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:0)
のシステムワイドな検索 [apple.com]と同じか似たようなものでしょう。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:1)
まぁ、リンク先にもかかれているとおり一般的に使用されているわけではありませんが。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:1, 参考になる)
既にメタデータの領域は確保されてます。単に今まで使ってなかっただけで。
(固定長ってのがちょっと気になるけど)
HFS Plus Volume Format [apple.com]
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:0)
OS/2のEA? (スコア:1)
持っていて、ファイル/ディレクトリに対してワークプレースシェルから行った操作が
メタデータ的に保管されています。
で、REXXなどのプログラム言語でそれらの属性を自由に操作でき、
それぞれのワークプレースシェル上での動作そのものもカスタマイズ
できるようになっています。
自分もWinFSは最初ファイルシステムと思っていた口ですが、
そうなると拡張属性の再来ですね。
#拡張属性、よく壊れたんだな、これが(^^;
データベースファイルシステムについて (スコア:0)
私の知る限り、DBFSはBeOSのBFSというファイルシステムではじめて実用的なものが実装されました。「BeOS:ファイルシステム」 [amazon.co.jp]という書籍の中で、開発者のドミニク氏 [nobius.org]が詳細を解説しています。ドミニク氏は2002年からAppleで働いており、Mac OS X 10.4(Tiger)のSpotlightの開発を行いました。
なお、ドミニク氏がDBFSについて語った
BFSにも負けている? (スコア:0)
Re:BFSにも負けている? (スコア:1, 興味深い)
性能的にはともかく機能面で見れば、データがバイトストリームじゃなく、CLR上のオブジェクトとして扱うことになるというのは特徴的じゃない?それが良いか悪いかは別にして。
# マルチプラットフォームなアプリケーションはどう対応してくるんだろうか。
Re:毎日MSNの記事、 (スコア:0)
そんな嫌な予感が。
どうせ (スコア:0)
微妙な縛りが造り込まれてそうな悪寒
Re:どうせ (スコア:2, 興味深い)
最初の頃はOfficeしか対応してない、ということはあるかもしれません。メタデータも、アプリケーションがファイルを保存する際にデータベースに書き込むようになっていない限りは充実しないでしょうから。
しかしながら、BeOSをはじめAppleもメタデータ検索にフォーカスする [apple.com]ようですし、Adobeなんかもこれからはメタデータだ [impress.co.jp]と言っているようなので、アプリケーション側の対応も(WinFSがリリースされれば)一気に進むのではないでしょうか。
操作の痕跡 (スコア:0)
ある操作の履歴が、iniやらレジストリやらテンポラリ、預かり知らぬところに残る。
DBFSではもっと高度にメタデータが蓄積される。
もちろんアカウント管理してて、アプリも真面目な作りならどうということはないんですが。
なんとなく落ち着かないかな、と思ったり。