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「パソコンやテレビゲームに長時間興じると、創造力や理性など人間らしさに関係する脳の前頭前野と呼ばれる部分の機能が低下する」。日本大文理学部の森昭雄教授は前頭前野の活動が低下した状態を「ゲーム脳」と呼ぶ。
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人生unstable -- あるハッカー
感情的な批判が多すぎるような (スコア:3, すばらしい洞察)
私もさすがに森教授の見解には懐疑的ではあるのですが、ネット上でのヒステリックな批判にもなんだかなあと感じてしまいます。自分の趣味でしかないゲームを批判されていることと、自分自身が否定されていることとの区別がついていないんじゃないか、と思うわけです。
著書そのものにあたっていないので何ともいえないのですが、ネット上の二次情報からは、ゲームやパソコンをやっている時間と脳波の変化には、少なくとも相関関係があっても因果関係は認められないし、ゲームやパソコンの普及とキレやすい人の増加はたまたま同時に起こっただけで、相関も因果関係もあったものではない、のではないでしょうか。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:2, 参考になる)
上の記事を読んでみると、なんつーか、いろいろとどす黒い考えとか浮かんできて、あんまり気分良くないです。
かの医学博士(not医師)の仰っている言葉だけなら、ああ、リアルタイムでネームバリュー増量中のトンデモさんを見られてラッキー(笑)、くらいでいいんですけどね。
その周囲に視点を移すと、ちょっとこれは真面目に反論できて、他人を啓蒙できるだけの知識は持っておかないといけないかな、と。いちゲーム好きとして。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1, 興味深い)
見てみましたが、インタビュアーが中立を保てていなくて、「ゲーム脳なんてないんだ」という方向に読者の意見を持って行こうとしているのが見え見えです。
#ミスリードとまではいわないけど。
そういう意味で、あまり冷静な分析になっているとはいえないのではないでしょうか。
つまりは、肯定的なゲーム脳理論、すなわち例えば「ゲームをすることで脳が活性化されよい影響を与える」という理論が、同じようにあやふやな論拠のもとで発表されたとき、私たちはそれを正しく批判できるのか? ということなんです。
肯定的なゲーム脳理論 (スコア:1)
いかにも「呆け=アルツハイマー」防止に効果あり!みたいな文句で売ってるわけでしょう。
私は少し違って、コミュニケーションが下手な人が、
いかに傷つかずにコンピュータやゲームのテクノロジーで、
「他人と関わりたい」と思えるようにするには
どのように脳をいじくればいいか、ってことに興味があります。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
ヒステリックではありませんよね?
# 論にバイアスがかかるのはまた別の話で、またそれは必然ではないかと。
# それを承知の上で吟味するべきだと思います。
個人的には、文部科学省の研究結果が公に広まることを期待してます。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
>確かにインタビュアーは否定派の方なんですが、少なくともインタビューを受けている斎藤環氏は、森氏の事を様々な根拠を示して批判しているので、“比較的”冷静と書きました。
>ヒステリックではありませんよね?
斎藤氏は非常に冷静に状況を見ていると感じています。で、斎藤氏の批判は十分に合理的で納得のいくものとも感じられます。
ただ、インタビュアーを含め、ページ全体の論調が反ゲーム脳に傾いており、なんとかして斎藤氏の論調を自分たちの都合のよいように見せようという意図が見えてしまうのです。
#あえてたとえを出すなら、いい素材 (斎藤氏の論) が、料理人 (インタビュアー・編集者) の腕が悪いために台無しにされてしまった (当該ページ) 感じ。
># 論にバイアスがかかるのはまた別の話で、またそれは必然ではないかと。
># それを承知の上で吟味するべきだと思います。
同感です。
斎藤氏の立場は、ゲーム脳の論拠が不十分だというところまでです。それ以上踏み込んだ部分、具体的には「ゲーム (およびパソコンなど) は利用者に悪い影響を与えていない」という意見は、すでにバイアスといっていいものでしょう。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
あれ、そんな意見が書かれてる箇所あったっけ?
バイアスがかかってるのてのは同意。
だけど、斎藤氏へのインタビュー中、「悪い影響を与えていない」などと述べているようには見えない。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
はい、私も斎藤氏へのインタビュー記事中にはそういう記述はなかったという認識です。
斎藤氏へのインタビューに限ったわけではなく、ゲーム脳理論を批判・否定する意見の多くにそういう傾向を読み取れるのではないかな、というつもりでした。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
> 具体的には「ゲーム (およびパソコンなど) は利用者に悪い影響を与えていない」という意見は、すでにバイアスといっていいものでしょう。
という言い回しに、かなり疑問を感じる。
(重箱の隅をつつくようでごめん)
このスレッドの流れだと、ゲイムマン氏が「具体的」にそういった発言をしたのかと誤解されかねないと思うから。
だって #574832 [srad.jp]で
> 見てみましたが、インタビュアーが中立を保てていなくて、「ゲーム脳なんてないんだ」という方向に読者の意見を持って行こうとしているのが見え見えです。
って言ってるよね?
だけど、私が改めて読み返してみても、そこまで強い主張には感じられなかった。
(「ゲーム脳」=トンデモ、という決めつけは感じたけど)
こういう言い方は失礼かもしれないが、あなた自身がこのインタビューをバイアスのかかった目で見てない?
# 確かにヒステリックな反応が存在するのは事実だけどね。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
>こういう言い方は失礼かもしれないが、あなた自身がこのインタビューをバイアスのかかった目で見てない?
そうですね。正直、思いっきりバイアスかけてます。
というのも、ゲーム情報サイトからの情報ですから、ゲームを否定する理論に対して中立的ではあり得ない、と考えているからです。
なのに中立を装い、それでも斎藤氏のほうが中立的に感じられたので、なおさらインタビュアーの偏りを感じてしまったのかもしれませんが。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
正直、このゲーム脳の話題を客観的に扱える立場の人でないと、いい素材を及第点に調理はできないんじゃないかと思うんですよ。それもあって、文科省の調査結果に期待しているんですけどね。
いい素材…以降は、まあ同感です。編集者と斎藤氏の論(のバイアス)に惑わされず、事実のみ拾っていくべきだと思います。
個人的には、森氏の論拠程度なら、どんな行動にしろ「〇〇脳」って言えるのではないかと思いますねえ。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
ある事象Aが事物Bに対して悪い影響を与えている可能性があるというのには、それなりに説得的かつ科学的な根拠がなくてはならないでしょう。
そうでなければ、推定無罪というか、悪い影響を与えていないであろうと仮定しておくべきだと思います。
「(普段から好きではない)タレントCの番組がある日に、(なにかの)悪い事件が起きた。Cは社会に悪い影響を与えている」なんてのが根拠なしに信じ込まれるようなことがあってはなりません。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:0)
いからと言って
>冷静な分析になっているとはいえない
とは飛躍では?
斎藤環氏の論理が冷静でないとは自分には思えないのですが。
ゲームの話ではなくて脳の話 (スコア:1)
>自分自身が否定されていることとの区別がついていないんじゃないか、と思うわけです
私はちょっと違う意見でして、
ゲーム批判だけではないのではないか、
「ゲーム脳」はある種「ゲームにシンクロしやすい体質」なのだと考えていまして、
キチガイ呼ばわりして「ゲームにシンクロしやすい体質」を批判するなら、
それはゲーマーにとっては個人攻撃であり、誹謗中傷であり、ケンカを売っていることに他ならないのです。
#高度成長期を支えた日本の企業戦士たちは揃いも揃って「仕事脳」=ワーカホリックだったんです。
#それがお咎めを受けなかったのは、生産的行為であって、社会の利益にあっていたからです。
#
Re:ゲームの話ではなくて脳の話 (スコア:1)
いくらゲーマーでも、その人からゲームを奪ったら何も残らない、ということはないのではないでしょうか。
#もし、そう感じている人がいるとすれば、その認識を修正していくのが先だと感じます。
よしんば「ゲームにシンクロしやすい体質」があって、それを批判しているとしても、「ゲームにシンクロしやすい体質」はその人の属性のほんの一部に過ぎないでしょう。それを全人格の批判と捉えることに、猛烈な違和感を持ちます。
ゲーム脳論の本質はオタク・バッシング (スコア:2, すばらしい洞察)
それは「ゲームにシンクロしやすい体質」を「ゲームオタクであること」に言い換えると、理解できます。
ゲーム脳論の本質はオタク・バッシングですが、
では何がバッシングを受けているのかと言えば、
「話題が狭い」「会話が出来ない」「話がマニアックすぎて理解不能」といったコミュニケーションスキルの問題です。
ここに外観(ファッションやコスメ、ダイエットなど)も含まれています。
それらは「TPOをわきまえた行動」とか「空気を読む」とか「機転・融通が利く」と言った形で表に出ます。
こうした問題は、趣味云々の問題ではなく、全人格とまでは言いませんが人格の大部分を占めている様な気がします。
つまり、猛烈な違和感の正体は、
コミュニケーションがうまいとか下手とか、異性にモテるとかモテないとかの問題が異常なまでに先鋭になり、
コミュニケーションスキルが人の物差しなってしまった結果、
「話の通じないやつとはつきあいたくない」という人格攻撃に進むのだがそれはどうか?だと思うのですが。
Re:ゲーム脳論の本質はオタク・バッシング (スコア:0)
価値基準が違う相手を認めないというそれ自体が
コミュニケーションスキルの欠如であるということに
気付いてないんだろうね。この教授も可哀想な人間だな。
Re:ゲームの話ではなくて脳の話 (スコア:0)
ってと、この人 [edit.ne.jp]ですか?
#ふと連想しただけなのでAC
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
ただ,それに,ゲーム脳などという固有の名称を付けたことが問題なんだと思います。真面目に研究してれば,それなりに意味があったかもしれないのに,変な名前を付けてしまったばっかりに,叩かれ,せっかくの研究テーマを台無しにしてしまってるような印象です。
ところで,
「パソコンやテレビゲーム」の部分って,何にでも置き換え可能ですよね。「勉強」とか。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
批判されている理由は「ゲーム脳」と名づけたからではなく、「ゲームを遊んでいると脳波に異常が発生する」ことを示す“証拠”があまりに科学的根拠に乏しい(ゲームをしているときの脳波と運動をしている時の脳波の変化が類似しているのに、そこから出てくる結論が「ゲームをしていると……」である、等)ために、「結論が先にあって行われた研究」なのではないかと疑われている為だと思います
仮に「運動脳」と名づけられようが、「お手玉脳」と名付けられようが、結果は同じ事になったと思います(それが./Jで取り上げられるかどうかは別ですけれど)
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:0)
ならないと思いますよ、名前(呼び名)は重要ですから。
同じ話でありながら、後者にアニヲタ用語が含まれるだけで
/.-jに限らず、どこでも違った反応になりますよ。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:1)
先日のNHK杯で豊川孝弘六段 [shogi.or.jp]が二歩 [hatena.ne.jp]を指して負けてしまったのも
ゲーム脳の影響です。
Re:感情的な批判が多すぎるような (スコア:0)
「ほら、ゲーム脳に批判的な人はこんなトンデモ意見を言うじゃないですか?
この人達もゲームにハマってるからなんですよ」
てな感じで