Asahi.comの年末年始特集の季節がやってきました。昨年の年末年始特集は「十年前asahi.com」でしたが、今年は「昭和十年版asahi.com」だそうです。さすがに全面旧字体旧かなづかいでHTMLを製作するのは大変のようで、詳細記事は当時の紙面をスキャンした画像で提供されるようですし、HTML部分では見出しも右から左に読むようになってます。IT関係（笑）では、日米電話開通、なんていう記事も出てますね。

Linux搭載Zaurusが米国でいよいよ一般販売開始された。ZDNetの記事によれば、この新参Linuxハンドヘルドは定着できるかまだ不透明だが、PocketPCデバイスに対するコストメリットがあることや、企業内でLinuxが一定の地歩を築いていること、このデバイスを使ったさまざまなワイヤレスアクセス手段が提供される予定であることなどを考えれば望みはある、と分析している。
ところで、この記事の最後にはこんなことが書いてある。「シャープは日本では，独自OSを搭載するZaurus（ザウルス）を展開しているが，いずれLinuxに移行する計画。」さて、すでにZaurusを所有し使い倒していらっしゃる皆さんは、この一文をどう読むのだろう？

一応既報かどうか検索してみたのですが発見できなかったので念の為報告しておきます。今日、Java Plug-inが動かなくなってしまったNetscape 6.2.1の回復処理のために作業を行っていたところ、ダウンロードディレクトリの名前が6.2.2になっていることを発見しました。あわてて親ディレクトリを見に行ったら、すでにNetscape 6.2.2が存在していました。Downloadページへ行けば「6.2.2へアップグレードしましょう」というメッセージが出るので正式にリリースされたものと考えて大丈夫のようです。現在使用中ですがぱっと見では何も変化は感じられません。なお、about:を見てみましたが、rv:0.9.4.1, Gecko:20020314と表示されています（Win32版）。今回もマイナーなバグフィックス（多分セキュリティがらみ）のみであると推測されます。当然ながらタブブラウザ機能などはまだ入っていません。

Linux Weekly Newsが今週号のフロントページで伝えるところによれば、Miguel de IcazaはThe Registerの記事中で「GNOME 4.0はMonoベースになる」と発言したとのこと。Ximianのポジションから言えばある意味理解できる発言ではあるのですが、Monoに関しては、そのMS .NETとの相対的な立場の微妙さや、先日のライセンス変更に関する議論などもあって、必ずしも充分な周囲の理解を得ているとは言えない状況。今回の発言も物議を醸しているようです。Monoの先行きはともかく、GNOMEに影響が出るのは好ましくない方向だと思うのですが…。

各メディアがSunのLinuxに対するコミットメントの拡大に関する記事を掲載しています。（ZDNet Japan、CNET Japan）
Sunのアナウンスによれば、「Linuxのフル実装を搭載した新しい汎用サーバーの出荷」「Cobaltアプライアンスシリーズのラインナップ拡大」「Solarisのキーコンポーネントをコミュニティへフリーで公開する」というプランになっています。Linuxコミュニティにとって、もう一つの勝利を得た瞬間と言えるでしょう。

ZDNet Japanの速報記事によれば、Mac版Officeは、そのプロダクトID確認機能（ライセンスのチェック）に存在するセキュリティホールのために、ネットワーク上の別のユーザからの攻撃で終了してしまう、という問題を抱えているようです。
この攻撃は攻撃対象のIPアドレスがわかっていれば実行できるのみならず、ブロードキャストやマルチキャストを通じても実行できるとのことであり、社内にサイバーテロリストが潜んでいる場合や、Macを直接インターネットに接続している場合などはかなり危険だと思われます。
なお、すでに、Security BulletinとUpdaterが公開されています。

まだ記事になっていないようなのでお知らせします。2月4日付けで、Mozilla 0.9.8がリリースされています。詳しくはリリースノートをどうぞ

ここ数年で老舗・新参問わずMac雑誌の廃刊・休刊が相次いでいますが、こちらのMacWIRE Onlineの記事によれば、MAC LIFE誌の発行元であるエクシード・プレス社が不渡りを出したため業務停止となり、同誌は廃刊となる模様です。さらに販売を担当していたBNN社も同時に業務停止となる模様。記事中でも触れられていますが、BNNといえばBugNews。メジャーな雑誌ではありませんでしたが、一味違う内容満載で、みんなで集まっては話題にしていたことを思い出します。これもまた昔話となっていくのでしょうか。

こちらのコメントにも書きましたが、デジタル朝鮮日報日本語版の記事によれば、韓国の民主党がスパム防止のための個人情報保護法改正案を検討、提出に向けて準備中とのこと。「不特定多数にメールを送信する際には、そのメールアドレスをどこから入手したかを明記しなくてはならない」との規定が盛り込まれるそうです。
さらに「ネット企業がメールを３回送信して、継続して受け取る意思を表明しなかった相手には、以降メールを送信してはならない」という改正案も計画に上がっており、さらにはメールアドレスを自動的に抽出して収集する仕組み（email grabber）の根絶のための法改正も視野に入れているとのこと。どこかの国のフヌケな法案とは大違いで、非常に羨ましい。
一つだけ気になるのは、「このような（略）改正案が、ともすると健全なネット企業の活動を萎縮させうるという可能性に鑑み、（略）ネット企業などと協議してから具体的な改正案を確定する方針」というくだりです。こういう「協議」が入ると大抵は骨抜きにされるもの…。一般ユーザーの幸せのためにここはなんとしても踏ん張っていただきたいものです。

1998年に突如CMP Mediaへの身売りと休刊を発表し、復刊の約束を果たせないままwebサイトでのみ更新されて続けているBYTE Magazineですが、今日、ふとそのBYTE.comへアクセスしてみたら、「2002年春号」が発行されることが発表されていました。「BYTE is BACK!」の文字が躍っています。（ちなみに、あわてて昨年12月17日付けのBYTE.com newsletterを読み返してみたらすでにそこで発表されていた情報でした。すでに誰かがタレコんでいた場合には平にご容赦願います。）Jerry Pournelleらレギュラー執筆陣もしっかり記事を書いている模様で、昔の読者としては「紙」のBYTEが戻ってくるという報せにはちょっと嬉しい驚きを感じました。まだ定期刊行というわけではないので内容にあまり過度な期待はできないかとも思いつつも、売れ行きによっては本格的に復活ということもありえないわけではないと考え、とりあえず一冊購入してしまいました。手許に届くのが楽しみです。