clownの日記: Anjuta + Glade-2
この三連休は珍しく全部休めたので、暇に任せて何か新しいことに挑戦してみようといろいろ考えてみた。メインマシン(Librettoじゃない方)のOSは Vine linux 3.0 にアップデートして、ようやく落ち着いてきたところ。 mozilla , Sylpheed , emacs も安定して現在のところ安定して動いている。本当のこと言うと、まだsambaとかそのあたりの設定をして嫁さんの windows XP から見えるようにしてやる必要があるんだけど、せっかくのまとまった時間、人のために使うのももったいなさすぎる。
というわけで、 gnome 上で動くプログラムをなんか組んでみることにした。一応Cやアセンブラ書いて口を糊する境遇だけど、組込み系のデバイス制御なんかが専門なので、GUIとかは結構未経験だったりする。
しかしいくら未経験でも"hello world"からというのも味気ないので、以前からlinux上でも動いて欲しいと思っていた 一発サーチ君 もどきを作ってみることにする。まぁ、いきなりフルスペックは無理があるので、とりあえず
- ブラウザはパスのとおるところにmozillaがいる
- 検索エンジンはgoogle Japan
という決め打ちでいく。
実は前に WideStudio をほんの少しだけかじっては見たけど、既存のオブジェクトを継承してメソッドを追加したりしようとしたあたりで、どうもやりかたがわからなくて挫折したりもしているので、今回は別の何かを使おうと、 Synaptic を眺めていると、 Anjuta を発見。gtk+, gnomeベースのアプリケーションが開発できるIDEらしい。GUIの設計部分はついてなくて、中から Glade を呼び出す形になる。他にも autoconf やらなんやらを呼び出す形になっているので、最終的に生成されたソースを読んでもなんだか勉強になりそうな気がする。
ということで、早速 Synaptic から Anjuta と Glade-2 をインストール。このへん今までより手軽にはなった気がする。中身が見えにくくて不安な部分もあるけど。
結果的に、半日ぐらいで個人的にはまぁ使えるレベルのツールを完成することができた。ちょっと戸惑ったのは
- 垂直/水平ペインと垂直/水平ボックスの違い。基本的にウィンドウサイズ固定で使うアプリケーションなので、なんにも動かなくていいんだけど、ペインの方を使っちゃうとウィジェット間の区切りが動いちゃって困った。
- テキストエントリでEnterキーが押されたことのひろいかた。どうやらテキストエントリヘのactivateシグナルを捕まえてやればいいらしい。
ぐらい。テキストエントリから拾った文字列をそのままURLエンコードしてやればgoogleにとおるし、苦労はさほどなかった感じ。お仕着せのモジュールだけじゃなく、新規にソースモジュール作るのが簡単なのがいいね。
次は
- ブラウザのユーザ設定。mozillaだけじゃなく他のブラウザも使えるように設定可能にする。
- 複数の検索エンジンを切替えて使えるようにする。欲をいえば一発サーチ君の設定ファイルを読み込める形だといい感じ。
を目標に気長にやっていくつもり。