この業界長いけど、恐ろしく不勉強な人間が上流工程を担当してるケースを何度も 見てきたよ。

まあ、現実問題として駄目プログラマーが、優秀なアナリストになるってことは無いからね。

そもそも、分析から導入までを一つのプロジェクトにすることに論理的矛盾があるんだよね。分析してみなきゃ実装のための工数なんか 見積もれるはずないのに。

既存システムって大きなリスク要因なんだよね。蓋開けてびっくりってことがあっても、後戻りできなくて、デスマーチっていうパターン。

報告書を読むと、結局初期段階から大きな問題を抱えたまま見切り発車した感じなんだよね。 既存システムの解析要員が２００人以上に膨れ上がったとか。

そもそもこの予算規模が妥当なんだろうかと思うんだよね。

現実には、大手ITベンダーでも「疎結合って何？」って言うような人が上流工程を担当してたりするんだよね。 入社してからプログラマーをしばらくやって、その後分析・設計のスキルは経験則のみっていうような人が SEになっていくというのが通例なんで。

WindowsNTで複数のCPUに対応するっていう話を聞いた時、IBMのオフコンが既に行っていたように、中間コード(今のLLVMみたいなもの） を保持して、アプリケーションのインストール時や最初の起動時にコンパイルするみたいなものを期待したんだけど、ただの移植だったので、 ガッカリした覚えがある。