愛知万博、CO2削減は失敗?
去年、愛知県で開催された、愛・地球博の大きな柱の一つは、「環境に考慮したエキスポ」であった。読売新聞の記事によると、「「愛・地球博」(愛知万博)で行われた新エネルギーの発電試験で、二酸化炭素(CO2)の削減が進まず、電力会社から電気の供給を受けた場合に比べ、排出したCO2が270トンも多かったことがわかった」そうだ
内訳などは、読売記事を見て頂くとして。
環境をうたったイベントは多いが、お祭り騒ぎに終わってしまい、イベント終了後の本当の有用性などはなかなか議論されていないように感じる。次の未来に進むための反省として、愛知万博の意義などを改めて考えることも必要なのではないか?
当時私は、いくつかのパビリオンを裏から見学させて頂き、直接技術者の方と話す機会があった。そこから得た印象は、「愛知万博会場は、先端技術の実験場」であった。特に、様々な発電システムを同時かつ大規模に運用したのは、初めてではないのか? 初めてに近い実験で、「1キロ・ワット時当たりのCO2排出は0・55キロ・グラムと、中電より約2割もCO2排出が多かった」は、なかなかの成績だと思う。
記事の表題:CO2削減は失敗ノ愛知万博 や
記事中の:CO2を減らす「地球環境にやさしい」試みだったが、実績は今ひとつだった。
などは、宇宙開発に対するマスコミの姿勢とダブって、なんだかなぁと感ずる。
一方で;NEDO新エネルギー技術開発部は「トラブルが多く、結果としてCO2排出減につながらなかったが、システムとしては有効だ」と話している。
も、言訳がましく聞こえますな、、、、、
さて、皆さんの、地球博に対する評価はいかがでしょう?
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