katana 曰く、

河北新報や毎日新聞によると、三菱自動車のホームページで自書のタイトルを無断使用され「人格権」を侵害されたとして起こした損害賠償請求訴訟の判決が出た。東京地裁は「よく使う言葉を組み合わせただけ」と独創性を否定し「創作活動の所産として人格の属性に含まれるとまではいえない」として請求を棄却した。/.-JでもAdobeのIllustrator商標問題が話題に上ったが、本件では知名度は認められながらも複数の言葉を組み合わせる独創性は棄却された形である。要素を組み合わせる事によって生まれ要素が見える形で残る創造物は音楽等世に数多く存在するが、独創性の境界とはどこにあるのだろうか。

katana 曰く、

極々一部の関心を引いていた日立の「未だかつて見たことのない旋風が巻き起こる！」ＰＣはコテコテの「サッカーものＰＣ」だった。キティちゃん家電を始めとする一連のキャラクター戦略や特定用途向ＰＣは大人になってから遊びを覚えた堅物人間かの様な一種滑稽さすら覚える。しかし、Steve Jobsという親がPCスタイルのマトリックスを埋めるAppleに対して、親子供親戚一同から路地裏を歩く猫まで使えるものは全て使って碁盤の目を絨毯爆撃、と節操はないながらもその精神に通じるものも感じなくもない。うっかりオンラインショップで買ってしまったZDNetのエディターを始めとして「つい勢いで組」が少なくないのも双方で共通するところである。
さんざんに貶している様に見えるかもしれないが、もしも"peanuts"モデルが発売されたら私もうっかり注文ボタンをクリックしてしまうのではと冷や汗が流れた。
ある種の萌え路線とも言えるキャラクタＰＣ群は単なるニッチ層向け製品以上のものに化ける可能性はあるのだろうか？