まず、「人に教えることができる」というのは、「自分が理解してないと無理」という前提がないのね。
「自分が分からなかった」ところが「分かるようになった」ら、「きっと他の人もここで躓くかもしれない」
と思えるようになるから、先回りして「ここが分からないかも」という指導ができる。
決してスーパーマンでも何でもない。それが出来る人は「教えるのが上手」な人ってだけ。
あと、貴方は教師が1教科につきどれくらいの資料を教科書出版社から渡されてるか、僕が知らないで
喋ってると思ってる?
「生徒と同じ教科書」と「生徒用の部分は縮小白黒で、二色刷で指導のポイントが脇に記された指導用
教科書」と、学習指導要領に基づいて出版社が「どう解釈し、どう指導して欲しいかが記された指南書」
の3冊持ってるわけ。
ついでに言えば、指南書には各章ごとの習熟度テストの見本もついてくるし、もちろん間違えやすい
箇所をどう指導すればいいかも解説してある。
最近の指南書には「こういう副教材を自作すると効果的です」みたいなノウハウまで書いてある。
さらに副読本にも指導用教材がついてくるし、既製のテストプリントには正答表と共に「生徒が間違え
やすいポイントと指導の仕方」のアンチョコ本までついてくる。
そこまでお膳立てされてても「8x6」と「6x8」の区別を教えられないんだったら、免状が必要な教職
という職業は不必要でしょ。
残念ながらタレコミには教職何年目って書かれてないけど、新米先生じゃなかったら過去の蓄積を
活かしてないわけだから、なおのこと教師に向いてない。
国から免状をもらって就いてる資格職なんだから、それをちゃんとやってくれという要求は、モンスター
でもなんでもない、正当な要求。
# この人塾講師とかじゃなくてホントに先生だったらどうしよう? 割とマジで。