有名指揮者のフィギュア付き限定CD、買うとしたらいくらまで?
タレコミ by kiyas
kiyas 曰く、
12月の風物詩の1つとは、ベートヴェンの交響曲第9番だろう。町中ではクリスマスソングが優勢だろうが、日本のクラシック系のコンサートでは第9の演奏が鳴り響くところが少なくない筈だ。
そんな、12月下旬(2007年)に、キングレコードの子会社、キングインターナショナルは、クラシックファンには幻の音源とされていた1942年3月に故フルトヴェングラーが振ったベルリンフィルの第9のCDを出すという。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーといえば、お亡くなりになっても、フルベンと俗に呼ばれ愛されているクラシック界の巨星なお方。クラシックはそこそこ好きなタレコミ子だが、一スラド民としては、へーそーかい、としか思わない発表だと思う。にまんきゅうせんななひゃくさんじゅう円なんてお値段もスゴ過ぎるし。
だが、どうもキングインターナショナルの発表をよくよく見ると、どーやら阿倍匠氏制作の原型を元に作られたポリストーン製手彩色のフルベンのフィギュア(高さ30センチ)がメインディッシュで、限定CDがおまけの模様。
故フルトベングラーの家族が完成したフィギュアを見て個人の特徴がよく出ていると喜んでくれたという(タレコミ子が12月上旬に目を通した週刊新潮の紹介記事)原型の出来栄えは阿倍氏のHPのフルベンフィギュアページでご覧頂くとして…
このフィギュア付きCD、一体どういう購買層がターゲットなのかがよくわからない。
クラシック好きとしては、幻の第9が聴いてみたくても30cmフィギュアはいらないという人が多いような気がするし、フィギュア好きとしてはお値段とオマケのCDに食指が動かないのでは…とも思う。しかも年末はアレゲなイベントもあって物入りだ。
公式の該当商品ページでは、=Legendary Artists Figure Series= 伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ とあるので、キングインターナショナルにはシリーズ化する意欲が満々である、と見た。
タレコミ子としては、値段が一万円以内でフィギュアが1/12くらいなら置く場所もとらないので、もうちょっと需要が見込めるのでは…と思うのだが。有名原型師の手になるクラシックの巨匠1/6フィギュア付きCD(価格は3万円弱)、フルベンを皮切りに(出るのなら)全シリーズコンプしてやるというお考えの猛者はおいでだろうか?