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宇宙

ロシアの新型宇宙船"Klipper" NASAからの引き合いは無し

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
以前、スラドでも記事になったロシアの再利用型宇宙船"Klipper"だが、どうやらNASAからは無視された形のようだ。
ITAR-TASSの記事によれば「"Klipper"に対してESAは興味を示したものの、NASAからは回答が無かった」とのこと。それを受けての対応かは不明だが、SpaceDailyの記事によれば、ベラルーシ・カザフスタン・ロシア・ウクライナの旧ソ連4カ国で宇宙開発企業を設立し、Kliperの開発を行うそうだ。おそらく、旧ソ連の崩壊で分散してしまった開発リソースを再集結する目的があるのだろう。
すでにESAがソユーズロケットを運用していることを考えると、最終的には欧州と旧ソ連各国の共同計画に発展する可能性もあるかもしれない。アメリカ一強となっている今の宇宙開発の状況をひっくり返す可能性も秘めている・・・というのは買いかぶりすぎだろうか。
765220 submission
宇宙

続報:ロボットはハッブル望遠鏡を救えるか

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
 ロボットによるハッブル望遠鏡の修理計画は以前にもスラッシュドットで取り上げられているが、FLORIDA TODAYの記事によれば、ハッブル望遠鏡の修理にカナダの「Dextre」を使う計画が有力な候補として浮上しているらしい。
 ハッブルは自力での推進力を持たないため、放置しておけばいずれ大気圏に突入し破片が地表に降り注ぐおそれがある。そのため、NASAはハッブルの軌道をコントロールし太平洋に落下させるための推進モジュールを打上げる必要があるが、そのモジュールに修理用ロボットと観測機器を搭載することでハッブルの延命を図る計画のようだ。
 DextreはISSのメンテナンス用に現在開発中であり、完成は2005年の予定。ISS用に製作されたものをハッブルの修理に使うのか、ハッブル用に同等品を制作するのかは不明だ。
 ロボットによる修理と聞くと荒唐無稽に思えたが、意外と実現性のある計画になっているようだ。
765418 submission
宇宙

宇宙開発「今後20〜30年で有人宇宙活動を」

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
共同通信の記事によると、総合科学技術会議の宇宙開発利用専門調査会にて、新しい宇宙開発戦略の骨子案がまとまったようだ。
 有人宇宙飛行については、従来「今後10年程度は独自の計画は持たない」としてきたのを維持しつつ「20〜30年後を目標に独自の有人宇宙活動を可能とするための必要な準備を進める」となっている。また、廃止が決まっていたM-Vについては運用を継続と変更になり、開発中止論も出ていたGXロケットについても支援を継続とされたようだ。
 M-Vの運用継続以外については現在の路線を維持しておりさほど目新しい物ではないが、アメリカの新宇宙戦略にあわせた日本側のビジョンという物が見えず少々不安である。スペースシャトルはISS完成と同時に運行停止が決まっており、そのISSもあと15年もすれば寿命を迎える。30年後の有人技術では遅すぎないだろうか?
765672 submission
ニュース

宇宙開発「平和利用原則」の国会決議を見直しへ

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
 読売新聞の記事によれば、宇宙開発を平和利用目的に限定する国会決議「平和利用原則」の見直しを検討しているようだ。元々、この見直しは6/22の経団連からの提言記事)を受けてのものであるようだが、政府としても次世代の情報収集衛星は民生機器以上の高解像度を狙っていることもあり早めに手を打っておきたいということだろう。(現在運用中の情報収集衛星は一般化原則によって利用可能という解釈)
 どちらかと言えば、現状追認に近い自衛隊の情報収集衛星利用よりも、「平和利用目的に限る」とされてきた輸出規制がどうなるかが気になるところである。
766049 submission
ニュース

打上げ失敗をうけJAXA役員に厳重注意

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
JAXAのプレスリリースによれば、6/9に開催された宇宙開発委員会において、H-2Aロケット6号機打上げ失敗等に係る宇宙開発委員会調査部会並びに特別会合の報告書が了承されたとのこと。また、それにあわせてJAXA役員の処分も発表されている。これにより、長らく停滞していた打上げ再開のためのプロセスがやっと始動する目処が立ったようだ。
 H-2Aロケット7号機で打上げを予定していた運輸多目的衛星MTSAT-1Rは既に種子島に搬入されており、後は打上げを待つばかりになっているのだがはたしていつになるのだろうか。
766401 submission
宇宙

日米欧の協力でハッブル2号機を2009年に打上げ?

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
毎日新聞の記事によれば、NASAがハッブル後継機として2011年に打上げを計画しているジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡とは別に、現在と同型のハッブル2号機を09年までに打ち上げる案がNASAに提案されたとのこと。シャトルによる補給ミッションが中止されたハッブルは早ければ2007年にも機能を停止すると言われており、2号機は観測の空白期間を埋めることを目的にしている。欧州からは1億ドルの資金協力が、日本からは観測カメラの提供が検討されているが、実現するのだろうか?
766830 submission
宇宙

H-IIA 6号機のSRB-Aの探索を打ち切り

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
JAXAは4月6日の宇宙開発委員会調査部会でH-IIAロケット6号機のSRB-A探索結果を報告した。これによれば、当初の探索で発見され「SRB-Aの部品」として報道された物体はその後の調査で無関係の人工物の可能性が高いということがわかっており、音響ビーコンの寿命が切れていることなどを理由に探索を打ち切るとのこと。
しんかい6500まで投入してこの結果というのは大変残念ですが、「ロケットが失敗したときは引き上げる必要がある」という間違った認識が広まらないためにも打ち切って正解なのかもしれません。そもそもただでさえ少ないJAXAの人的・金銭的リソースをSRB-A引き上げに使うべきだったのか疑問が残るところです。
766893 submission
宇宙

H-2Aロケットの個体ロケットブースタ捜索打ち切り

タレコミ by kz78
kz78 曰く、
 共同通信が伝えるところによれば、3/27まで続けられていたH-2Aロケット6号機の個体ロケットブースタ(SRB-A)の捜索を打ち切ることになったようだ。昨年11月のH-2Aロケット打上げ失敗の主原因がSRB-Aにあるという調査結果を受けて、昨年12月から海洋技術センターが捜索していたもので、一部部品を発見することには成功したが原因とされるノズルの発見・回収には至らなかった。
しかし、既に対策(SRB-A2に変更)まで決まっている状態で、3ヶ月も塩漬けになったノズルが発見されたところでどうするのか、という気もします。しんかい6500の運用費も気になるところですが対策費の使い道について正しく監査されているのでしょうか?4/6の調査部会に注目したいと思います。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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