oldwave 曰く、
OpenBSDのプロジェクトマネージャTheo de RaadtがNewsForgeのインタビューに答えて、OpenSSHプロジェクトで企業から支援を受けたことが事実上ないことを告白している。特にSunに対しては、SunSSHがOpenSSHのコードを参照しているのに、OpenSSHプロジェクトに支援がないことを名指しで批判している。
OpenSSHの活動に対して、たとえ1セントでも、それを利用する企業が送ってきた試しはありません。OpenSSHを直接製品に組み込んでいる企業は数百万ドルの節約になっているでしょう。しかし、Cisco、Sun、SGI、HP、IBM、Siemensなど、中規模のファイアウォールを販売する企業は沢山ありますが、1セントさえも送ってきません。Linuxベンダーも同じです。
(中略)
どこかの企業をやり玉にあげるなら、Sunがいいでしょう。Sunは毎年相互運用性のイベントを開催しています。NFSなどのプロトコルがテーマで、SSH実装のテストも含まれています。それらのイベントに参加する開発者に交通費と宿泊費を補助してくれるよう2度頼みましたが、断られました。彼らのSunSSHは私たちのコードを直接参照して作られているという点を考えれば、まったくもって失敬な話です。
/.jpでも、OpenBSDへの支援をめぐってちょっとした議論になっていた。その中でOpenSSHさえ手に入れば、OpenBSDなどいらない、という趣旨の主張があったが、現実にはOpenBSDがなければOpenSSHは存在することができないということが明らかになったと言える。