帝都に単身赴任せし重力辺境伯君に「文学のなかの地理空間-東京とその近傍」(杉浦,古今書院,1992)を贈りしが、
その返礼にと"Both Sides Now"(Joni Mitchell,Reprise,2000)を送り来る。
オーケストラを従えつ歌われる"A History of North American Romantic Love in the 20th Century."
終曲はかの「青春の光と影」(Both Sides Now)なり。
20歳の自作を37年の後に低き声で歌い直せしものなるが、
その出来極めて秀逸なれば、思わず訳さんと試みるなり。