
スラッシュドット効果を防ぐ、P2P負荷分散システム
サイトにアクセスが集中してサーバがダウンするのは、個人サイトや規模の小さいサイトにとっては脅威だ。The Coral Content Distribution Networkは、ニューヨーク大Secure Computer Systems groupが開発したサーバネットワークシステムである。しくみ自体はプロキシのキャッシュを使うことによる負荷の低減であるが、ポイントは沢山のキャッシュプロキシの位置や負荷の情報を、P2Pのインデックス技術を使って最適化し、適切なサーバへリダイレクトする点にある。
サイト管理者などが実際に利用する方法は非常に簡単で、URLの後ろに .nyud.net:8090 をつけるだけ。例えばスラッシュドット ジャパンならこのようになる。例えばニュースサイトなどにURLを紹介する場合、この付け足されたURLを案内すればよい。
一般のユーザが利用する場合、いちいちURLを書き換えるのが面倒であればMozillaのプラグインやブックマークレットもある。また、アルファ版とのことだがサーバのソースコードも配布されている。