無線LAN周波数は鉄道会社の財産か共有資源か?
タレコミ by tty
tty 曰く、
MISがJR東日本に対して設置申請を出していましたが、(現在の)電気通信事業者法では設置義務はない、という 答申が出ました。
MISには期待していただけに大変残念です。MISがやろうとしているのは ホットスポットではなくてPHSのように隙間無く埋めようとすることで すから、駅に置けなくなると戦略を転換しないといけないかもしれない。
総務省の方は駅を公共空間とみなしてできるだけ多数のプロバイダに解放する 方針のようですが、電気通信事業者法が追いついていないようだ。 「周波数」が共有財産であることは技術者なら常識ですが、記事を見ると 「財産権の侵害」とか言っているが、そりゃ駅舎は鉄道会社の財産かもしれないけれど、駅という公共性が高い空間の周波数という資源は鉄道会社に所属する 「財産」なのだろうか。詳しい内容はわからないが、記事だけみてると大変疑問。 法律が追いついていない感じ。
こういう技術系の法律はちょっと先を見越して改正していって欲しいのだけれど、 政治スキャンダルとパフォーマンスショーにあけくれる今の与党では無理っぽい。 だいたい政治家自身がこの種の問題を理解できるかはなはだ疑問。技術一流政治落第の国に生まれた不幸か。