snowdia 曰く、
厚生労働省
は、
『就業形態の多様化と勤労者生活』と題して、
平成18年版労働経済の分析(本文版)
を公表しました。
白書の
まとめ[PDF:331KB]
によれば、
日本経済は、景気回復に伴い、『雇用の増加や賃金の完全がみられる』としながらも、
若年層における非正規雇用者が増加し、就業形態が多様化していることを指摘した上で、
『労働者の多様な個性を活かすことで、人口減社会での持続的な経済発展を実現』
することができるとしています。
また、
業績が好調とされる製造業については、
『国際競争力をとりもどしつつあ』るとし、その好調の理由として、
『技術革新を活かした付加価値生産性の上昇もあるが、
非正規雇用を活用し、
コストを抑制するとともに柔軟な生産体制を構築したことも大きく貢献した』
と分析しています。
白書では、
これらの状況を踏まえた上で、
『社会・労働保険の適用を忌避するなどの労働者の雇用を不安定にするような企業行動』
の適正化を促し、
長期雇用の実現により雇用の安定を図り、
『職業能力開発の機会』を充実し、
『職業能力の適正な評価を通じて実力主義の企業風土』
を培うといった、
『新しい日本型雇用』
の創造を提言しています。