まあ、OpenBSD側の理性的といいがたい反発にみんな呆れ気味。Theo De Raadtが「こういう問題はまず個人的に連絡してくるべき、いきなりMLに投げるのは失礼で非人間的」みたいな人格攻撃や、「コードがコピーされたのは"偶然"」「CVSツリーに入っていただけでは"配布"じゃないから違反じゃない」みたいな暴論を繰り返し、しかも周りもそれに同調する始末。
We'd like to have this issue resolved. In general we are not against having a free (and BSD licensed) driver in the BSD operating system. But you _have_ to cooperate with us if you'd like to take our code and relicense it under BSD license.
ただまぁその後に「俺たちは意図的にGPLを選択してるんだ(We intentionally put the code under GPL license.)」と続いてるんで、relicense(=GPLからBSDライセンスへの変更)は、論理的な選択肢としてはありうるけど、現実的には無理、としか読めない。
I think that dual licensing the code under both GPL and BSD license would be a good thing for BSD. Downside is, everybody could take the code and include it in a proprietary project.
I don't see big problems about this. But maybe we could wait until we find some BSD developers wanting to port the driver to BSD.
関連本家記事 (スコア:4, 興味深い)
コード盗用はほぼ確定、OpenBSDのCVSツリーから該当のコードを削除+プロジェクト打ち切りで決着したようです。
まあ、OpenBSD側の理性的といいがたい反発にみんな呆れ気味。Theo De Raadtが「こういう問題はまず個人的に連絡してくるべき、いきなりMLに投げるのは失礼で非人間的」みたいな人格攻撃や、「コードがコピーされたのは"偶然"」「CVSツリーに入っていただけでは"配布"じゃないから違反じゃない」みたいな暴論を繰り返し、しかも周りもそれに同調する始末。
Re:関連本家記事 (スコア:1, すばらしい洞察)
ある事柄が問題に発展しそうな場合は根回しするものだしねぇ。
人の集まりを維持するためには正々堂々だけじゃやっていけないので。
関係者間で解決した後、経緯をMLにポストすればよかったんじゃない?と思う。
どのみち、作者が知っていたということで隠すことはできなかったんだからさ。
Re:関連本家記事 (スコア:3, すばらしい洞察)
てなわけで近年、コンプライアンスってもんが求められてるわけ。根回しとかグダグダやってる間に信用が失われ、場合によっては社会的損失も発生する。それらは決して小さくない。
Re:関連本家記事 (スコア:1, すばらしい洞察)
不二家や原発の場合は当事者(消費者、住民)抜きで収めようとしたから問題になったんでしょ?
OSS関係者には不要に争いたがるのが多いのは何故だろう?
Re:関連本家記事 (スコア:1)
原発の場合は、確かに隠蔽したわけだけど、当初はまず「当事者間でまとめて」と思ってたんじゃないかな?それが当事者間だけでなんとか隠しおおせる、という状況を生み、結果として「経緯を公表」することに繋がらなかった。
結局、どちらのばあいも「当事者間でまとめて」が「当事者間だけでまとめて」になった結果、「まとめ」が甘くなったり、「経緯の公表」が遅れたり、実施されなかったり、という弊害を生んだ。どちらの問題も構造は似たようなもの。早い段階で問題をオープンにしていればこんなことはなかった。
当事者が調査をするのは当然。それは是非やってもらいたい。でもそれだけに頼っていると、いろんな問題が発生する、というのが一連の不祥事から学ぶべき教訓なんじゃないかな?「一般社会の縮図と考えれ」るとすれば、そう考えるのが正しいと思うな。
日本は、組織の和を大切にし過ぎて失敗するパターンが散見されるんだけどね。
参考文献:『失敗の本質―日本軍の組織論的研究 [amazon.co.jp]』
Re:関連本家記事 (スコア:0)
これはね、近代化の時に失った家と言う概念を組織に求めたからなんだよ。
Re:関連本家記事 (スコア:1)
不二家は例としては不適切では(-1:オフトピック) (スコア:0)
#最初、不二家の不祥事の話かもう一方の当事者の不祥事の話か悩んでしまいました。
あまりにもオフトピックなのでACで失礼します。
Re:関連本家記事 (スコア:0)
当事者同士の話で問題が解決するってのは希望的楽観に過ぎるような。
Re:関連本家記事 (スコア:0)
名誉やら体面やらだとしても、いずれ「盗用でした」とアナウンスするというなら損失は変わらない。
初期の反応が感情的なのがみっともないというなら、感情的に反応しなきゃいいだけだし。
この道はいつか来た道 (スコア:0)
「脆弱性を発見した場合は、一般に公表せずにまず関係者に連絡」って話と似た構図だな。
でもまぁ、タレコミ文のリンク先をみると"bcm43xx-dev"とかいうMLのようなので、subscribeしている人間は全員今回の一件の関係者だと思っていい気がする。少なくとも外部からそう見えたとしても文句は言えないだろう。たとえ最初にコピペしたのはその中の一個人だったとしても、それを特定するのは結構面倒だし(「commitした人=codeを書いた人」とは限らないから。前者だけを特定するのは簡単だけど)。
以上の点を踏まえると、今回のような「開発者向けMLにポストして問題提起する」という手段が、手続き的に問題があるとは言い難い気がする。
# でも、リンク先のMLにポストした文章も十分喧嘩腰に見えるんだが。
理性的とはいいがたい反発の例 (スコア:1)
暴論: セキュリティでならしたOpenBSDもこんな物か。
Re:関連本家記事 (スコア:1, 参考になる)
ま、人格攻撃には違いないですが、正論ですよね。
満員電車の中でズボンのファスナーが開いているのを誰かに気づかれ、
その人が大声で
「皆さん、この人に注目して! ズボンのファスナー開けてるよ!!」
なんて叫んだら、失礼で非人間的といえますよね。
こっそりとファスナーを空けてる人に「社会の窓が開いてますよ」
って耳打ちするのが普通の人間です。
Re:関連本家記事 (スコア:3, すばらしい洞察)
本当に失礼で非人間的なやり方をするなら、まずは奇襲攻撃。
いきなりスラドとか何やかやのニュースサイトとかblog等の
もっと広範な層の人が見るところで事実関係を公開する。
これで退路を断って、公開サンドバッグでボコボコにしてやんよ、みたいな。
侵害された側がやると失礼で非人間的とか言われそうだから
善意の第三者的な人を仕立て上げて言わせる。うわーあくどい。
だいたい個人的に連絡してそこで話が内密に終わってたら、OpenBSD的に
ライセンスの遵守が徹底されず今後また同じようなことがおきないとも
限らないわけで。まぁ
一旦はフレームになったとしても、そういうことを明確に関係者全員が肝に銘じることが
できてよかったじゃないか、と思えないOpenBSD関係者は全員腹を切って死ぬべきだ。
Re:関連本家記事 (スコア:0)
Teoが怒っているのは、最初のメールにCCが沢山ついていたからだよね?
>本当に失礼で非人間的なやり方をするなら、まずは奇襲攻撃。
>いきなりスラドとか何やかやのニュースサイトとかblog等の
>もっと広範な層の人が見るところで事実関係を公開する。
Teoは、沢山のCC を 奇襲攻撃と受け取ったのでは?
Re:関連本家記事 (スコア:2, すばらしい洞察)
自分の作ったものがパクられてたら、怒るのはパクられた側だろう。
Re:関連本家記事 (スコア:2, すばらしい洞察)
大声出さないと逃げるスリと、逃げようのない今回を比べるのはあまりにも違いすぎ
Re:関連本家記事 (スコア:2, 参考になる)
スリではなくて強盗みたいなもんですかね。
以下はMichaelの言葉:
# このへん [berlios.de]とか読むとMichaelの方が大人の対応してるよ。
# Theo君は、 I'm insulting you とかいい放っちゃってるし。
Re:関連本家記事 (スコア:0)
バカ開発者を憎んで、コードを憎まず!
でも、使用によるリスクは自己責任でよろぴく。
Re:関連本家記事 (スコア:1, 参考になる)
盗用なら加害なので「スリ」に例えても良いだろう。
しかし、GPLの場合は、GPLそのものが持つ性質のため、
意図せず混入することもある。
その場合は、むしろ被害と考えてもよいので、「スリ」に
例えるのは極めて不適切。
何か有益な動作をするウィルスがあったとして、それが
知らない間に混入して感染したら、それは盗用といえるか?
今回のケースが加害なのか被害なのか、本人ではないので
わからない。
しかし、GPLは感染性を持つことは間違いない。
GPLは確かに合理的なところもあるが、そういう危険性もある。
だからこそ、最近はGPL排除という動きが企業などに出てきてる
わけなんだが。
Re:関連本家記事 (スコア:2, 興味深い)
Re:関連本家記事 (スコア:0)
Re:関連本家記事 (スコア:1)
Re:関連本家記事 (スコア:1)
忘れたついでに Stefano君(BCM43XX側開発者)が 2005年12月に BSD側にも出してもいいんじゃない? と(今回の件とは関係なく)発言しているのでリンク [berlios.de]しておこう。
Re:関連本家記事 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:関連本家記事 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:関連本家記事 (スコア:0)
ファスナーが開いてる事とコードの盗用が同レベルの話だと?
Re:関連本家記事 (スコア:0)
Re:関連本家記事 (スコア:0)
そうかなあ。満員電車の中でこっそりとファスナーを開けてる人なんて変態以外の何者でもないでしょ。
大声で注意してやるのが世間や本人のためだと思うけど。
Re:関連本家記事 (スコア:0, フレームのもと)
>Theo De Raadtが「こういう問題はまず個人的に連絡してくるべき、
>いきなりMLに投げるのは失礼で非人間的」みたいな人格攻撃や、
>「コードがコピーされたのは "偶然"」
>「CVSツリーに入っていただけでは"配布"じゃないから違反じゃない」
>みたいな暴論を繰り返し、しかも周りもそれに同調する始末。
流石、「BSD教」などと呼ばれるだけありますね(;´Д`)
# まぁ、私のようなdeb厨も五十歩百歩なんでしょうけど┐(´ー`)┌
Re:関連本家記事 (スコア:0)
Debianがあんなにライセンスに関してぐだぐだガタガタうるさい…。
いや、気をつかっているものだから、どこでも同じものかと思ったのですが。
Re:関連本家記事 (スコア:0)