「自動体外式除細動器(AED)の一般販売開始」記事へのコメント

自宅に一つ

[pongchang (31613)]

植え込み式除細動器を入れるのを躊躇っているような酷い心不全の人とかはあった方がいいでしょうけど、実際に必要としているような人はショックのマーチがおこるので、いやになって自殺したくなるとか。１時間に10回とか、そんなに除細動を受けると気力が萎える。植えることよりも、患者さんの魂の健康に手間取る循環器医も多いらしい。
実務的には、野球などのスポーツの同好会を主催しているような方々は、心臓震盪症 [chuobyoin.or.jp]などの場合の訴訟リスク回避にお手元に置かれた方が宜しいかと。
AEDを探している間も脳に血流を送ることが大切。その意味ではまず、心臓マッサージ。気道が確保されていれば（＝吐物の閉塞や舌根沈下がなければ）、胸郭の圧迫だけでもそれなりに空気の入れ換えがあり、人工呼吸に拘って蘇生が遅れるくらいなら、心臓マッサージだけでも役に立ちます(SOS-KANTOM [exblog.jp])。でも、脈が触れる人に心臓マッサージはしないで!ください。

Re:自宅に一つ

[queue (23030)]

管理責任者がおける会社・店舗じゃなくて自宅なら、メンテも兼ねてリース契約 [alsok.co.jp]なんかの方が良いかもしれませんね。

いずれにせよ一人じゃ使えないんでしょうから、独居老人になる予定の私は、通報装置込みの契約になるでしょうが。

Re:自宅に一つ

[yoshimo (15798)]

>脈が触れる人に心臓マッサージはしないで!ください。

それは確かな情報ですか？
救命講習を受けたときには、
脈があっても息が止まっていれば心臓マッサージをする、
って習いましたよ？

Re:自宅に一つ

[Anonymous Coward]

「脈があっても」ではなく、「脈の有無を確認せず」だと思います。 一般市民は頸動脈の拍動の有無を正確に判断できないというデータにもとづき、頸動脈触知が廃止されました（大阪市立大学医学部 市民医学講座 第59回, 行岡秀和, 2002） [osaka-cu.ac.jp]。最新の救急蘇生ガイドラインでは「主に市民による心肺蘇生」の場合には「反応がなく、正常な呼吸がなければ（特に喘ぎ呼吸のときは）CPRを開始する。」としています（『新ガイドライン【BLS】の主な変更点について』, 日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会, 財団法人日本救急医療財団(2006.6)） [qqzaidan.jp]。脈拍をとることに慣れている人（救急隊員など）が行う場合は別です。

Re:自宅に一つ

[yohata (11299)]

前々から疑問に思っていたのですが。

「それだったら、自動心臓マッサージ器 [nihonkohden.co.jp]常備した方がよくね？」

何故にこっちでなく、棺桶に片足突っ込んだ状態のための機械が普及しているんだろう。