アカウント名:
パスワード:
辻氏の主張の主旨は『受託開発を「うまくやれば」自社開発にも弾みがつく』というものだが、そもそもそれができる企業は自社開発を最初から行うはずだ。
受託開発からイノベーションは生まれない
「最適な(略)提供する」ですと?そんなことをする必要が有るとお思いか?
非凡なものは、当たり前のものの中から生まれる。~
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
なぜ受託開発が悪者に (スコア:1)
個人的には、参照記事が主張するように「受託開発」に問題があるのだとは思えません。
なんだか記事全体を通して、「受託開発」が、顧客から「言われたことだけを言われた通りに作る」モノとしか捉えないように誘導しているように読めます。
ただ、現状がそんなものになっているだろう、という意見であればそれに反対するものではありません…
「受託開発をうまくやって自社開発に弾みをつけるという構造になっていない」という主張については、現状の業界全般に当て嵌まる意見だと思うので異を唱えるものではありませんが、「それができる企業は自社開発を最初から行うはず」という意見には賛同できかねる、というか、多分、自社開発をやってもやっても失敗している企業が殆どなんだろうと思います。
これは、自社開発には、受託開発をすることとはまた別の難しさがあるからです。何しろ、市場が何を欲しがっているのかを見極めて、その要求を満たした上で、競合他社よりも更に魅力的なプロダクトをタイムリーにリリースしていかなければならない訳ですから。「いつまでにこれが欲しい」と言ってくれる受託開発とは全然違います。
(受託のときには、この「これが欲しい」を、実は顧客も良く判っていないので難しい訳ですが…)
だからと言って、受託開発が「凡庸なもの」な訳ではありません。受託した案件について、数多ある実現方法のうちの最適なソリューションをできるだけ効率的に提供するのは簡単なことではありませんし、汎用製品と同等かそれ以上に保守性や拡張、柔軟性なども考慮しなければ、後のサポートに大きく響いてしまいます。そのためには、標準的で将来性もあり、ときには先進的な技術基盤を適用しなければならないこともあります。
この辺りの根っこは、自社開発だろうと受託開発であろうと、多少の影響度の違いはあるものの、本質的には変わらないと思うのですが。
大迫氏の記事では、受託開発では「技術、人材、資金」が蓄積されないと、その理由まで書かれていますが、どれも受託開発が要因ではない様に思います。「受託開発」でなく「自社開発」だとしても、これらの問題は解決されないのではないでしょうか。
どちらかというと、記事でも再三書かれている「重層下請け構造」の問題ではないしょうか。それもその構造自体が問題だと言い切れるものなのではなく、その構造の運用に問題がある様に思います。
と言い切ることもできないと思っています。
「受託開発」だと挑戦が思う様にできず、イノベーションが生まれ難いという見方はあるかもしれません。しかしそれも構造次第、工夫次第だと思っています。まあ財務や経理の問題(費用配分とか)があるので、単純には行かないのかもしれません(この辺りはよく判りません。ごめんなさい)が、大抵の大手 SIer では、「受託開発」に自社開発のパッケージなどを絡めることで工夫しているのではないでしょうか。
こういう例を書いてしまうと、「じゃ、やっぱり受託開発じゃできないんじゃん」と言われてしまいそうですね。顧客からの資金調達であることについての問題が解決できれば他の方法でも構わないのですが、私にはちょっと思いつけなかったもので。
ちょっと異なる観点として、ソフトウェア産業でハイリターンを望むとき、法人顧客向けのビジネス展開を行うことが近道と考えられ、それにより、重厚なシステム開発を大手 SIer がソフトハウスを従えて作るという重層構造を生み出している、とか、自社開発製品が売れないので受託開発に頼った資金繰りになってしまい、それが悪循環を生んでいる、などという捉え方はあると思っていて、そこが問題だと言われているならその通りだと思うのですが。
Re:なぜ受託開発が悪者に (スコア:1)
受託開発は使い捨て (スコア:0)
Re:受託開発は使い捨て (スコア:1, すばらしい洞察)
言われるままにしか作れない人はそうでしょうね。でも、受託に出す側ってのは「自社の業務」しか知らないんだから、「同業他社の業務」まで知ってる“はず”の請け側が提案できなくてどうするよ。
相手と対等以上の業務知識を以て、相手の業務を刷新するようなシステムを作り上げるのが受託開発の醍醐味。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:2, すばらしい洞察)
更に、業務を刷新するような提案は「業務の現場」から徹底的な拒否に逢います。
つまるところ、同業他社の業務と今のプロジェクトでのソレとは大同小異で一度いずれかの業務知識を得てしまえばソレだけで充分で新しい発想など必要とされないのです。
むしろ、大同小異な各社業務実態の小さな違いがシステム化の困難と運用上の問題を大量に惹き起こすわけで、そのリスクを分散する手立てとして費用の持ち出しや残業代不払いなどが常態化しやすくなっているわけです。
技術やノウハウが蓄積しているとしても、それはシステム化による業務効率化を言いながらナニも変わらないことを望むユーザとべったりになることでしかないでしょう。
そして、開発リスクだけが下請けに廻され続ける以上、資本の蓄積もすすまないでしょう。
高い技術がある者と既に確立された業態という古いビジネスの実態への深い理解を持つ者が起業するのであれば、既存の商売とは異なるナニかを始めるべきでしょう。それこそ、ベンチャーなわけですし。
そのような幸せな邂逅からはじまらなかった場合は、“ほしがりユーザのシステム開発という無駄遣い”を淡々と介護してあげるといった姿勢で対処するほかはないのではないでしょうか?
技術の進歩、既存ビジネスの革新、資本の蓄積……システム開発という業態からはかけ離れたものなのだと、認識すべきなのかもしれません。
これからのシステム開発は、介護ビジネスや終末医療のような「業務の改善も効率化ももはややり尽くしたに等しい、古いビジネスを延命させてあげる」スタンスを執るのが順当のように、絶望半分な気持ちで思っています。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
会社のノルマをこなす事だけが目的の人だと、
今までのやり方を変えるような提案は全力で拒否します。
変化を拒むことは、長期的に見て最悪の解だと思うんだけどなぁ、、、はぁ。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
そういうケースなら「では現在のシステムをそのままお使いください」と一蹴してます。「新たに構築する意味はないですね」とも。
現場の担当が抵抗するのは当然織り込み済み。しかしシステム管理部門がそれを指導できてないようなら、もっと上層に掛け合いますね。製造業なら工場長レベルまで巻き込むことは割と茶飯事。社長まで巻き込むことだって珍しくない。
下っ端相手にしても始まりませんよ。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
飢え死にする自由は常にあなたと共に有ります。
#私とも共になのでAC
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
>そういうケースなら「では現在のシステムをそのままお使いください」と一蹴してます。
>「新たに構築する意味はないですね」とも。
案件になりそうな話を蹴る余裕がない会社は受託なんかするな、とおっしゃる?
住む世界が違う可能性、上昇中。
#悲鳴が聞こえない場所だ。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
だいたいの受託案件なんて社長決裁レベルまで行ってるはずだから、それは「経営者の方針」なわけで、現場が四の五の言えるものじゃない。
経営者は「結果」の為に導入を決意してるんで、現場のやり方なんて固執してない。それを分からせるのも仕事のうち。まぁ本来は顧客側のシステム管理部門がやるべきことだけど、できてないならこっちでやる。
それが「受託」。
そんなことすら分からないようなら、住む世界が違うのは間違いなさそうだね。
君のは「下請け」だ。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:1, 興味深い)
殆どの「受託開発」が君の言うような
「下請け」になってるからこういう話が出て来るんだろうが。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
効率化のためのシステム提案→組合の反対で効率化にならないよう仕様修正(ん?正?)なんて日常茶飯事。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
してないなら黙ってなさいな。公の場でただの愚痴をたれるのは見苦しいから。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
下請け・派遣でいいんじゃね?受託より面白い仕事ができたりするし。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
多くの場合、システム管理部門が一番のガンなんだよね。
IT系の管理については、多くの場合
経営側→システム管理部門→現場
のようになっていますよね。
そして多くの場合、システム管理部門は経営側の評価しか気にしていない。
彼らはプロフェッショナルではなくサラリーマンに成り下がっている。
だから、点数を下げないために現状維持に固執するか、点数を上げるために経営の言いなりです。
現場をヒアリングする事はしないので、システム管理部門が導入したソフトは大抵使いづらく、
しばらくすると現場は誰も使わなくなります。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
システム管理部門がヒヤリングしてしまうと、
業務のオーナー部門は絶対に今のやり方を
変えるなと言ってきます。
また、ユーザー部門は、夢のような機能しか語りません。
そして、システム管理部門は、オーナー部門とユーザー部門の
間に入って、不毛な調整作業をこなしていくしかなくなるのです。
現場が使わなくなるのは、大抵オーナー部門が使わなくてよいと
いってしまう(要するに開発の必要がなかった)システムのみで、
仕事で使うシステムが誰も使わなくなることは決してありません。
システム管理部門が導入したソフトなんてあると思っているのなら
認識を改めた方がいいですよ。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
(現場よりオーナー側の方がコンピューターで何が出来るのか分かっていないので、)
夢のような機能を語るのはオーナー部門でした。
現場は自分の仕事内容についての部分最適解を求めるので、
視野が狭くなって本当の改革にならない事も多いんですけどね。
システム管理部門が導入したソフトというのは説明が必要でしたね。
システム管理部門が業務改革という名目の予算枠を持っていると、
毎年何か変えないといけないんですよ。(そうしないと枠を削られるから。)
で、変える時に現場にヒアリングせずにやっちゃうもんだから、後で問題になる。
システム管理部門が調整作業をした事は無かったですね。
いつも相談無しでいきなり導入でした。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
人が使うプログラムって相手に会わせて作るわけで、これ無しで何をつくるの?
受託/自社にかかわらず、何らかの作業をプログラムで行うわけで
その作業に対する知識がないと何も作れないよ?
業務系の仕事だったら、業務知識無しだとなにもできないじゃん
それが嫌だったら、業務系やんなきゃいいわけで
#業務系以外だと、インフラ系やりたいのかな?ゲーム?
Re:受託開発は使い捨て (スコア:0)
実際、傍から見てて、まともな技術使えば工数も少なく品質も良いものができるのにと思うことはある。
#そこでまともな技術を提案するのもいいんだけど、やりかた変えるのは結構抵抗にあうことが多いし
Re:なぜ受託開発が悪者に (スコア:0)
「最適な(略)提供する」ですと?
そんなことをする必要が有るとお思いか?
受託だと競合他社って滅多に居ないからね。まず契約してから始めるもんだから、仕事を始めた時点で客と開発者が一対一の懇ろな関係になってるという美味しい状態。言い換えればぬるま湯。相当ぼろいものしか作らなくても最低限動いていれば納品できちゃうのさ。つまり「売れる」。
納期納期といってるが、実際はだらだら伸ばしても許される(こともある)から、ぬるま湯もいいと
Re:なぜ受託開発が悪者に (スコア:1)
ごめんなさい、(基本的には)思っています。
また、少し補足すると、ここでの「最適なソリューションをできるだけ効率的に提供する」は全体最適まで含んだ話で、単に技術的な部分だけに留まらず、受注システムが対象としている問題領域の規模や発注顧客の市場規模、求められる費用対効果の基準、受注システムのライフサイクルやシステム固有の品質特性、そういった諸々の要求仕様と、受注側の都合としての費用対効果の基準や受注システムの戦略的な位置付けなど、様々な観点のもとに求められるものとしてです。
Win-Win な関係にできるとは限りませんが、それぞれの思惑が絡む中での落とし所を見付けて行くのって、どこでもやってないといけないんじゃないかと思っているのですが。
で、「やらなきゃいけないであろうそれらのことを、実際にはやれていない」という状況が蔓延していることは否定していないのです。
ただそれが、受託開発であることが原因で起きているとは思えず、それ以外の構造によるものではないか、と考えているのです。
まあ、確かに、仰る様な状況から、受託開発に於いて問題化し易い傾向はあるかとは思っています。
思うに、タレこみが参照している記事は、その言及先である辻氏の記事(すみません、先のコメント時には、この記事までちゃんと読んでませんでした)の最後の段落、
の「当たり前のもの」という表現に振り回されてしまったのではないかなあ、と今は思っています。
Re:なぜ受託開発が悪者に (スコア:0)
高機能なAPIが直接移植されていますよね。MS社もWindowsMobileの進化や、
これから先のチップのプロセス微細化による端末の高性能化で、Windows
Vista相当にモバイル向けUIを採用したOSが登場するかも知れませんよ。
WindowsVistaもMac OS Xも、とても日本の企業がつくれるだけの技術力を
持ち合わせてはいないけど、「組み込み向け」で競ってきた携帯各社には、
そんなものは今まで全く関係なかったのでしょう。じゃあこれから先も?
某巨大掲示板で知ったのですが、携帯電話向けのソフトウェアやOSは、
下請けが毎回必死に