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NECは海外ではあまりコンシューマに出てないんでしょうか?
PC-9801が出た当時でIBM PCで漢字が実用的な速度で出せたとは思えないけど。漢字VRAMを載せずにビットマップ方式で表示するようになったのってX68000とかPCでもAX規格とか出てからだし。長く続けすぎた感はあるけどPC-9801シリーズが不必要だったとは言えないなぁ。
AXは漢字VRAM方式ですね。末期ではVGA上での仮想86モードを使ったエミュレーション方式が出ましたけど。
標準的な機能として日本語をサポートしたパソコンというと、アーキテクチャ別に見れば、ビットマップ方式 1985: SHARP X1F (NEW BASIC) ←漢字ROM搭載すれば旧機種でも NEW BASIC は利用可能 NEC PC-8801mkIIFR(N88-漢字BASIC) ←漢字ROM搭載すれば旧機種でも 漢字BASIC は利用可能 富士通 FM-77L4(F-BASIC 3.5) ←ただし、FMシリーズは最初期のFM-8から、文字表示をビットマップベースで行っていた 1986: Apple Macintosh Plus(漢字Talk1.0) 1987: SHARP X68000 1988: アスキー 日本語MSX-DOS2 1990: IBM DOS J4.0/V漢字VRAM方式 1982: NEC PC-9801、三菱 MULTI-16 1984: SHARP X1turbo、富士通 FM-16β 1985: SHARP MZ-2500 1986: 東芝 J-3100 1987: IBM PS/55、富士通 FM-R 1988: 各社 AXぐらいですかね。
X1/PC-88/MSX は「既存のアーキテクチャでそのまま漢字表示を出来る」ようにするために、しかたなくビットマップ方式を採用したもので、当時としては「漢字VRAM」を使わないと「実用的な速度で漢字表示」できないのは常識でしたね。日本語表示非対応のパソコンでも、アプリ独自の機能として日本語をビットマップで表示する「日本語ワープロソフト」は出てましたが、漢字VRAM搭載機種とのレスポンスの差は歴然としてました。
それに、第1水準+第2水準合わせて約6400文字、16x16で200KB。こんな「大容量」なものはハードウェア上にROMで持たせるしか出来ず、DOS/Vより前のビットマップ方式であっても「フォントROM」というハードウェアが必要なのが当たり前だった。
それが、ストレージとメモリの増加のおかげで、DOS/Vでは「純粋にソフトだけで日本語表示ができる」ようになったのが画期的でした。
補足としてここにぶら下げよう。
DOS/Vが開発されたのは1990年。 国内で広く認知されるのはMS-DOS/V5.0、Windows3.0Jが出た後で、これが1991年。初代PC-9801が1982年。対DOS/V機のPC-9821は1992年。ちなみに、80486(i486)の発売は1989年。
日本語の使えないPC-AT機は論外なのですが、PC-AT以外をガラパゴスと呼んで忌避したら、1991年まで、私たちは何を使っていれば良かったんでしょうね。
>1991年まで、私たちは何を使っていれば良かったんでしょうね。Macintosh、とか(ごめんなさいごめんなさい
1989年か90年かに大学の研究室に入りましたが、SE/30とClassicとIIciがありました。ワープロソフトはMacWordで、やや禁則処理に怪しいところがありましたがきちんと日本語は使えました。でも卒論以外のレポートは書院で書いていたかなあ。学生はSE/30、IIciは分析機器の制御用で「触っちゃだめ」と。
唯一あった非Mac機がPC98(多分VX)で、ただ一人だけそれを「好んで」使っていたのが、後の秋保窓の管理人でありました。
その時代高校生でしたのでゲーム機感覚で触れてました。ベーマガあたりでもMacゲーが紹介されて来た頃だったでしょうか。98は88や他ハードに比べて高くて買える値段じゃないって思ってましたけどMacはさらにその上を行く高さだったはず。大人でも市井の人間が買える値段じゃなかったような気がします。
#ゲームのこと考えるとPC88。ワープロは専用機の時代。98は視野に入ってこなかったかも。#98が(中古市場含めて)価格的にこなれてきたのって9821発売以降の話じゃないかな?
1982: NEC PC-9801、三菱 MULTI-16
細かいツッコミですが、PC-9801 は漢字 ROM 非搭載です。まあ、普通はセットで買っていたと思いますが。
うちの場合は、第二水準漢字 ROM は持ってなかったです。
当時は頭悪かったので、ハードウェアで漢字が出力できない DOS/V や Winodws が受け入れられるわけがないと本気で信じてました。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
あれはないの? (スコア:4, 興味深い)
NECは海外ではあまりコンシューマに出てないんでしょうか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:-1, フレームのもと)
独占的に日本を牛耳ってたけど、海外(パッカードベル買収)はだめだめだったんだよね。
でも、そもそもあんなガラパゴス文化の必要性ってあったのだろうか・・。
ただ単に独自規格で囲い込むことでNECが楽して儲けて、国民が高いPC買わされ続けただけだと思う・・。
PC-9800シリーズというガラパゴス文化が駆逐された末に出したPC98-NXシリーズ(笑)とかって、
ほとんどグローバルスタンダードであるPC-AT規格なのに、違う独自の新規格だとNECは言い張り、
非常に紛らわしいPC98というネーミングで無意味にユーザーを混乱させてたなぁ。
ガラパゴスの癖にこいつらほんと無駄にプライドが高いんだなぁと痛感したあの頃。
Re:あれはないの? (スコア:2, すばらしい洞察)
PC-9801が出た当時でIBM PCで漢字が実用的な速度で出せたとは思えないけど。
漢字VRAMを載せずにビットマップ方式で表示するようになったのってX68000とかPCでもAX規格とか出てからだし。
長く続けすぎた感はあるけどPC-9801シリーズが不必要だったとは言えないなぁ。
Re:あれはないの? (スコア:1)
AXは漢字VRAM方式ですね。末期ではVGA上での仮想86モードを使ったエミュレーション方式が出ましたけど。
標準的な機能として日本語をサポートしたパソコンというと、アーキテクチャ別に見れば、
ビットマップ方式
1985: SHARP X1F (NEW BASIC) ←漢字ROM搭載すれば旧機種でも NEW BASIC は利用可能
NEC PC-8801mkIIFR(N88-漢字BASIC) ←漢字ROM搭載すれば旧機種でも 漢字BASIC は利用可能
富士通 FM-77L4(F-BASIC 3.5) ←ただし、FMシリーズは最初期のFM-8から、文字表示をビットマップベースで行っていた
1986: Apple Macintosh Plus(漢字Talk1.0)
1987: SHARP X68000
1988: アスキー 日本語MSX-DOS2
1990: IBM DOS J4.0/V
漢字VRAM方式
1982: NEC PC-9801、三菱 MULTI-16
1984: SHARP X1turbo、富士通 FM-16β
1985: SHARP MZ-2500
1986: 東芝 J-3100
1987: IBM PS/55、富士通 FM-R
1988: 各社 AX
ぐらいですかね。
X1/PC-88/MSX は「既存のアーキテクチャでそのまま漢字表示を出来る」ようにするために、しかたなくビットマップ方式を採用したもので、
当時としては「漢字VRAM」を使わないと「実用的な速度で漢字表示」できないのは常識でしたね。
日本語表示非対応のパソコンでも、アプリ独自の機能として日本語をビットマップで表示する
「日本語ワープロソフト」は出てましたが、漢字VRAM搭載機種とのレスポンスの差は歴然としてました。
それに、第1水準+第2水準合わせて約6400文字、16x16で200KB。
こんな「大容量」なものはハードウェア上にROMで持たせるしか出来ず、
DOS/Vより前のビットマップ方式であっても「フォントROM」というハードウェアが必要なのが当たり前だった。
それが、ストレージとメモリの増加のおかげで、DOS/Vでは「純粋にソフトだけで日本語表示ができる」ようになったのが画期的でした。
Re:あれはないの? (スコア:1, すばらしい洞察)
補足としてここにぶら下げよう。
DOS/Vが開発されたのは1990年。 国内で広く認知されるのはMS-DOS/V5.0、Windows3.0Jが出た後で、これが1991年。
初代PC-9801が1982年。対DOS/V機のPC-9821は1992年。
ちなみに、80486(i486)の発売は1989年。
日本語の使えないPC-AT機は論外なのですが、PC-AT以外をガラパゴスと呼んで忌避したら、
1991年まで、私たちは何を使っていれば良かったんでしょうね。
Re:あれはないの? (スコア:2, 興味深い)
>1991年まで、私たちは何を使っていれば良かったんでしょうね。
Macintosh、とか(ごめんなさいごめんなさい
1989年か90年かに大学の研究室に入りましたが、SE/30とClassicとIIciがありました。
ワープロソフトはMacWordで、やや禁則処理に怪しいところがありましたがきちんと
日本語は使えました。でも卒論以外のレポートは書院で書いていたかなあ。
学生はSE/30、IIciは分析機器の制御用で「触っちゃだめ」と。
唯一あった非Mac機がPC98(多分VX)で、ただ一人だけそれを「好んで」使っていたのが、
後の秋保窓の管理人でありました。
Re:あれはないの? (スコア:2)
地方公務員だった親父の職場は FMR でした。
TomOne
Re: (スコア:0)
その時代高校生でしたのでゲーム機感覚で触れてました。
ベーマガあたりでもMacゲーが紹介されて来た頃だったでしょうか。
98は88や他ハードに比べて高くて買える値段じゃないって思ってましたけどMacはさらにその上を行く高さだったはず。
大人でも市井の人間が買える値段じゃなかったような気がします。
#ゲームのこと考えるとPC88。ワープロは専用機の時代。98は視野に入ってこなかったかも。
#98が(中古市場含めて)価格的にこなれてきたのって9821発売以降の話じゃないかな?
Re:あれはないの? (スコア:1)
細かいツッコミですが、PC-9801 は漢字 ROM 非搭載です。まあ、普通はセットで買っていたと思いますが。
うちの場合は、第二水準漢字 ROM は持ってなかったです。
当時は頭悪かったので、ハードウェアで漢字が出力できない DOS/V や Winodws が受け入れられるわけがないと本気で信じてました。
Re: (スコア:0)
私が現物を使ったのはマルチステーション5550の中盤に出た286機でしたが、
同一のモノクロ2値のビットマップVRAM上に、文字とグラフィックスが描画されました。
黄色い長残光モニタにインタレースで24ドットのフォントで漢字が美しかったのが印象に残ってます。
長残光ということもありますが、文字の描画は遅かったですよ。
Re: (スコア:0)