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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090524-OYT1T00291.htm [yomiuri.co.jp]
> 県は、組織的な違法コピーやソフトの私的な使用は否定している。
組織の業務でライセンス以上に使っていたなら組織的な違法コピーですわな。この説明ではいいわけにもなっていませんねえ。
> 現在、和解に向けてソフト製作会社と協議中で、賠償金の一部を職員に負担させることも検討している。
知らずに使っていた一般職員もいるだろうし、購買権限もなくインストールさせられていた管理者がBSA にタレこんだとみなされて、負担を押しつけるものだったらしゃれにならないなあと思いました。
全国のお役所行脚が終わったら BSA の次の啓蒙相手としては、ぜひ小中高校をお勧めしたい。
業務に使っていたソフトの不法コピーを告発したら管理責任者のみならず一般職員にも負担が来るとすると。。。告発者は自分の懐も痛む以上に、周りの職員に白い目で見られて肩身が狭い思いをしないだろうか。誰が告発したか分からないとしても不平不満は耳に入るのは間違いないでしょう。居づらくならないかなあ。これってつまりもう二度と内部告発なんかするなっていう職員への恫喝?管理責任者への負担を求めるだけなのかなあ。
>次の啓蒙相手としては、ぜひ小中高校をお勧め
啓蒙された彼らが将来社会に出て、そして職場でこういわれるわけですね:
「義務教育で習った知識なんて使いもんにならんぞ!」
と。もちろん職場では違法コピー使用の片棒を散々担がさせられます。
マヂレスすると、教育(つまり部下ひとりひとり)の問題じゃないよ。管理(という名の似非管理)側の問題だ。
まっとうな職場ならグループライセンスの類を導入しているでしょう。
まず,賠償金を補正予算に計上し議会に諮って,とりあえず支払った後,追々,どの職員(県知事以下の特別職を含む)にどのような責任があったか,について議論され,改めて請求があったり,住民訴訟があったり,というわけで,最終的に誰がどれだけ負担するかは,議会と住民がどこまで議論するか次第でしょうね。
その議論は,おそらく,550のケースの分類から始まるでしょう。
(1)業務上必要でないソフトだった(2)業務上必要なソフトだったがその経費を予算に計上していなかった(3)業務上必要なソフトでその経費を予算に計上し獲得していたにもかかわらずウニャムニャ
がんばりまっし,石川県民。
ちゃんと予算が必要なところにまわっていれば、石川県などのように違法コピーがはびこることにはならなかったのでしょう。
もちろんそうなのですが、それは予算を検討、承認する人達が市販のソフトウェアを利用するにはしかるべき対価を払う必要があることを認識していることが前提です。「違法コピーする前提できちんと予算を立てられた」場合にはどうにもなりません。開発プロジェクトなどでもたまに見かけますよ。
「ちょっとちょっと、なんで人数分買ってないんですか!」「そんなこと言われても今更予算でないよ」「そもそもこの予算立てて通したの誰ですか!」
きちんと少なめで予算を立てて開始しちゃってて、後から追加購入する羽目に。問題なのは、指摘された側が「そうなのか、それはまずいどうしよう」ではなく、「そんなの今更言われても仕方無いよ」的な反応をすることが多いということ。この時点で「そもそも買う気無かった」感が濃密に漂います。
あるでしょうよ。PC使いこなせない先生ばかりのなかで、ちょっとPCに詳しいと「パソコンできる先生」という扱いになるようで、そういう先生が細々とインフラ管理をやっているなんてのが数年前くらいまでなら意外にあったと聞きます。
その人が脱線したら、もう誰も止められない。低予算で大規模な改善が出来れば、評価も上がりますしね。他の先生は「あのパソコンが出来る先生が言うのだから」とそのまま渡されたモノを使う(それはコピー版)。そんな光景はあったようですよ。
#身近な人からの伝え聞きですが、話を聞く過程でその人に「絶対やめさせろ。今時それはあり得ない」と諭すハメに...。
でもそのときに入手したコピーは、多分先生の家庭までたどり着いて増殖してますよ。昔蒔いた種がそろそろ発芽している頃です。刈り入れ時だと思いますが。
昔話ではありません。今でも そういうところはいっぱいある。
違法コピーかどうかは分かりませんが、純正ディスクを使いましてインストールしてたような気配はありましたな。アクティベーションなんかが一般的になる前のお話なので、今は素直に40ライセンスとか調達してるかもしれませんが。
つまり依存性の高いものを無料でばら撒いて十分依存した頃にあなたがやってきて実はお金がかかるんですというわけですね。爺さんとあなたはMSから表彰されてもいいんじゃないでしょうか?
高校のとき、その頃MS-DOS全盛だったんだけど、授業用に一太郎やLotus1-2-3などをクラスの生徒分複製してた先生ならいた。確か、WIZARD V3で複製作ってたんだけど、それ自体も複製品だった気がする。
その頃はPC自体ド素人だったので、なんかすごいことやってるなぁ位の認識だったけど・・・
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
負担するのは誰か? (スコア:5, 興味深い)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090524-OYT1T00291.htm [yomiuri.co.jp]
> 県は、組織的な違法コピーやソフトの私的な使用は否定している。
組織の業務でライセンス以上に使っていたなら組織的な違法コピーですわな。
この説明ではいいわけにもなっていませんねえ。
> 現在、和解に向けてソフト製作会社と協議中で、賠償金の一部を職員に負担させることも検討している。
知らずに使っていた一般職員もいるだろうし、購買権限もなくインストールさせられていた管理者が
BSA にタレこんだとみなされて、負担を押しつけるものだったらしゃれにならないなあと思いました。
全国のお役所行脚が終わったら BSA の次の啓蒙相手としては、ぜひ小中高校をお勧めしたい。
Re:負担するのは誰か? (スコア:3, 興味深い)
(あんまり細かく書けませんが、しかも前半関係ない)
1、上位自治体のある部署がPCの入れ替えのため大量に余りました
2、情報漏洩防止なども含め処分には莫大なるコストがかかります
3、教育委員会のせんせーが飛びつきます
「児童と保護者で責任もって消すから寄贈してくれ」
4、何十人もの児童と保護者が集まって掃除と初期化を行いました
コピーに使用したのはWindows98でシステムフォーマットして
Autoexec.batにFormatコマンドを書いただけです
(当然自治体の情報満載のままやってきてました、勿論搬入時と搬出時の台数チェックはしていません)
5、教育委員会出入りの業界大手の看板背負った業者がリカバリCDをもってやってきました
中に入ってたのはWindows98、McAfee、一太郎スマイルなどなど(元はWindows95)
6、どこからかライセンス違反を指摘されたのである先生がWindows2000をどこからか持ってきて導入
「スクールOS無償提供プログラムだから大丈夫」とのこと、申請ないと適用されないのですが・・・
7、PC教室で使っているWindows2000Serverに接続しているのですが、CALはPC教室分しか無いのに
職員室の共有フォルダには「一太郎インストール」「PowerPointインストール」などのフォルダや
そのPCの横にはシリアル番号の一覧が印刷されたファイルがありました
今どーなってるんだろうあの学校
Re:負担するのは誰か? (スコア:2, 興味深い)
業務に使っていたソフトの不法コピーを告発したら管理責任者のみならず一般職員にも負担が来るとすると。。。
告発者は自分の懐も痛む以上に、周りの職員に白い目で見られて肩身が狭い思いをしないだろうか。誰が告発したか分からないとしても不平不満は耳に入るのは間違いないでしょう。居づらくならないかなあ。
これってつまりもう二度と内部告発なんかするなっていう職員への恫喝?管理責任者への負担を求めるだけなのかなあ。
Re:負担するのは誰か? (スコア:2, すばらしい洞察)
>次の啓蒙相手としては、ぜひ小中高校をお勧め
啓蒙された彼らが将来社会に出て、そして職場でこういわれるわけですね:
「義務教育で習った知識なんて使いもんにならんぞ!」
と。
もちろん職場では違法コピー使用の片棒を散々担がさせられます。
マヂレスすると、
教育(つまり部下ひとりひとり)の問題じゃないよ。
管理(という名の似非管理)側の問題だ。
Re:負担するのは誰か? (スコア:1)
まっとうな職場ならグループライセンスの類を導入しているでしょう。
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re:負担するのは誰か? (スコア:1, 参考になる)
まず,賠償金を補正予算に計上し議会に諮って,とりあえず支払った後,追々,
どの職員(県知事以下の特別職を含む)にどのような責任があったか,について議論され,
改めて請求があったり,住民訴訟があったり,というわけで,
最終的に誰がどれだけ負担するかは,議会と住民がどこまで議論するか次第でしょうね。
その議論は,おそらく,550のケースの分類から始まるでしょう。
(1)業務上必要でないソフトだった
(2)業務上必要なソフトだったがその経費を予算に計上していなかった
(3)業務上必要なソフトでその経費を予算に計上し獲得していたにもかかわらずウニャムニャ
がんばりまっし,石川県民。
Re:負担するのは誰か? (スコア:1, すばらしい洞察)
自治体にもよりますが、土木関連、農林水産関連の部署は潤沢に
予算があって無駄使いしまくったりしてますが、福祉や情報系の
部署はいつも予算削減で苦労しているのが現状。
そういう予算が無い部署で、必要なソフトが容易には買えないとなると、
職員の独断で違法コピーに走ってしまうことがあります。
その反面、国の地方出先については、話題の地方自治体から徴収した
分担金などを事務費に一方的に使うなどで予算がたっぷりあるため、
こんなの必要?と思うものまで買ってたりします。
この国の税金を基にした予算の使い方は、根本的なところで
間違ってるところが多いんですよ。
ちゃんと予算が必要なところにまわっていれば、石川県などのように
違法コピーがはびこることにはならなかったのでしょう。
Re:負担するのは誰か? (スコア:2, 参考になる)
ちゃんと予算が必要なところにまわっていれば、石川県などのように
違法コピーがはびこることにはならなかったのでしょう。
もちろんそうなのですが、それは予算を検討、承認する人達が市販のソフトウェアを利用
するにはしかるべき対価を払う必要があることを認識していることが前提です。
「違法コピーする前提できちんと予算を立てられた」場合にはどうにもなりません。
開発プロジェクトなどでもたまに見かけますよ。
「ちょっとちょっと、なんで人数分買ってないんですか!」
「そんなこと言われても今更予算でないよ」
「そもそもこの予算立てて通したの誰ですか!」
きちんと少なめで予算を立てて開始しちゃってて、後から追加購入する羽目に。
問題なのは、指摘された側が「そうなのか、それはまずいどうしよう」ではなく、
「そんなの今更言われても仕方無いよ」的な反応をすることが多いということ。
この時点で「そもそも買う気無かった」感が濃密に漂います。
Re: (スコア:0)
> するにはしかるべき対価を払う必要があることを認識していることが前提です。
どのレベルでの承認かにもよりますが、根本的なところで「予算が無い」
と言う話は、議会の承認と言うことになりますね。
議員で多いのが、土木建築関連の企業の後押しを受けて当選した議員。
当然、土木関係の予算が多くなりますね。
農林水産も土木に関連するところが多いので、これも然り。
西松建設問題でもわかるように、建設会社は議員への支援に頑張ります。
しかし、ソフトウェア産業は、そういうロビー活動はあまりせず、省庁へ
訴え出るくらいの活動しかしませんので、地方議会では無視ですね。
とはいえ、ソフト産業やIT産業が議員への裏献金をしたり、選挙運動で
協力するなどをして便宜を図ってもらうのが正しいとは言えないですが。
Re: (スコア:0)
PC使いこなせない先生ばっかりだけどね。
Re:負担するのは誰か? (スコア:3, 参考になる)
あるでしょうよ。
PC使いこなせない先生ばかりのなかで、ちょっとPCに詳しいと「パソコンできる先生」という扱い
になるようで、そういう先生が細々とインフラ管理をやっているなんてのが数年前くらいまでなら
意外にあったと聞きます。
その人が脱線したら、もう誰も止められない。低予算で大規模な改善が出来れば、評価も上がりますしね。
他の先生は「あのパソコンが出来る先生が言うのだから」とそのまま渡されたモノを使う(それはコピー版)。
そんな光景はあったようですよ。
#身近な人からの伝え聞きですが、話を聞く過程でその人に「絶対やめさせろ。今時それはあり得ない」と諭すハメに...。
Re: (スコア:0)
Re:負担するのは誰か? (スコア:1)
でもそのときに入手したコピーは、
多分先生の家庭までたどり着いて増殖してますよ。
昔蒔いた種がそろそろ発芽している頃です。
刈り入れ時だと思いますが。
Re: (スコア:0)
昔話ではありません。
今でも そういうところはいっぱいある。
Re:負担するのは誰か? (スコア:2, 興味深い)
違法コピーかどうかは分かりませんが、純正ディスクを使いましてインストールしてたような気配はありましたな。
アクティベーションなんかが一般的になる前のお話なので、今は素直に40ライセンスとか調達してるかもしれませんが。
Re:負担するのは誰か? (スコア:2, 参考になる)
とは言っても10年近くも前の話ですが。
件の県庁も
「あ、俺のノート出張で持って行こうと思ったらパワポ入ってないや」
「あ~、インストールディスクあるから入れておくよ」
とかいう気楽さで、ライセンスのことなど考えもせず入れていたのでは。
ふた昔前の Office Personal あたりがバンドルされたのを調達して
PowerPoint がない、とかそんな感じなのかと思います。
私が目の当たりにした現場では
「俺がソフトを普及させてやってるからいいんだ」とか
理解不能な暴論を吐きながら管理者面している爺さんがいたので、
管理職に報告して、管理者権限すべて剥奪して、インストールメディアとかも
目に付くたびに回収、鍵付きの書庫に保管と。(←至極あたりまえなことができていなかった)
ほぼ同時期にNimdaが蔓延したのも管理者権限取り上げに一役かってくれました。
頼むほうもホント気楽に頼むもんだから、いうなれば隣の畑から作物を盗んできてくれる
爺さんは重宝されていたんですね。結果としてソフト使えるわけだもん。
性善説を否定するでもないですが、「知識がない」という落とし穴を認識してしまうと
性悪説に限りなく近い管理をしなきゃいけないんだな、という勉強をさせてもらいました。
# いい思い出ではないし、爺さんも引退してるからACで。
Re:負担するのは誰か? (スコア:1)
つまり依存性の高いものを無料でばら撒いて十分依存した頃にあなたがやってきて実はお金がかかるんですというわけですね。
爺さんとあなたはMSから表彰されてもいいんじゃないでしょうか?
Re:負担するのは誰か? (スコア:1, 興味深い)
高校のとき、その頃MS-DOS全盛だったんだけど、授業用に一太郎やLotus1-2-3などをクラスの生徒分複製してた先生ならいた。
確か、WIZARD V3で複製作ってたんだけど、それ自体も複製品だった気がする。
その頃はPC自体ド素人だったので、なんかすごいことやってるなぁ位の認識だったけど・・・
Re: (スコア:0)