アカウント名:
パスワード:
温暖化陰謀説って色んな人が唱えてますけど「誰がどのような利益を得るための陰謀であるのか」という説明が弱い(あるいは全くない)ものばっかりです。
温暖化が正しくて対策として石油の節約をすると石油メジャーには大打撃です。
気象学者にとって彼らのように金も政治的影響力も強力な組織を敵に回して陰謀として温暖化を唱えることになんの得があるのかさっぱりわかりません。
基本的に、地球温暖化を主張する学者達や政治家たちに原子力業界から莫大なお金が投資されてることは事実としてありますよ。原子力業界としては「CO2を出さないクリーンな原子力発電こそ温暖化の切り札」と言うイメージで、チェルノブィリ原発やスリーマイル島原発での致命的な事故とその後に残った(未だ解決できていない)深刻な放射能汚染やウィンズスケール核再処理施設での致命的な放射能漏れなどから来るダーティイメージを払拭する好機として地球温暖化問題を捉えているようで、
チェルノブィリ事故前後から日本でも「原子力発電はCO2を出さない地球にやさしい電力」と言う広報がされてきました。この時点では地球温暖化問題自体は科学的に注意を払われ始めたばかりで大衆的問題としては漠然としたイメージでしかなかった事に注意。
そして、1990年代世界的に・特にチェルノブィリ事故で深刻な放射能汚染を被った欧州では脱原発の機運が高まって実際原発計画が立て続けに中止されたり廃炉する原発まで出てきて、原子力産業がジリ貧になった。その傍らで京都議定書が取り交わされて、2000年代に入るか入らないかになるとアル・ゴアが「不都合な真実」を出すなど、一気に地球温暖化説が大衆化した。
このアル・ゴアはのちに親族や側近らが原子力業界に天下ったり本人が原子力業界各社から多額の政治献金を受けていたことが暴露される訳ですが、この辺りから「地球温暖化は不動の事実」「温暖化の最大元凶はCO2以外に無い」と言う事が科学的にも強調され始め、その「証拠」としてこのIPCCの研究結果が用いられるようになった。
この、誇張される前のデータだと「急激にCO2の排出規制に血道を上げなくても時間をかけてCO2排出を減らせばいい」と言う結果も数多く出てきますが、誇張後のデータでは「急激なCO2削減がなければ地球を破滅させる」と言う結論を容易に誘導できてしまう。
ここに、原子力発電のような「今(見せかけだけだけど)CO2排出をしない(けど、根本的な廃棄物処理すらできないほどにダーティでもある)エネルギー」が主役に躍り出る余地が多くできてしまってる訳です。他の代替エネルギーについては研究が滞って来た関係で今すぐ主役に躍り出るには心細かったし、かと言ってのんびり対策をやればいい。となったら別に原子力発電に偏重しなくていいじゃない。となってしまう。
要は、前に書いたことの繰り返し(http://srad.jp/comments.pl?sid=472859&cid=1663046 [srad.jp])でもありますが、何が何でも地球温暖化が止まらない事やその最大の元凶がCO2にあるとしたい、他の科学的考察が行われる余地を潰したいと政治的に動く科学者たちが少なからずいるということです。彼らは科学的データを歪曲してでもそうする必要があるような筋・例えばそうしなければジリ貧になってしまう原子力業界から有形無形の援助を絶え間なく受けている訳ですよ。
# 「科学者らによる『地球温暖化懐疑論批判』、無料公開中」(http://srad.jp/science/article.pl?sid=09/10/29/128238 [srad.jp]) の刊行に携わってる主要メンバーが原子力業界の支援を受けてるとか…## CO2削減を掲げる鳩山総理の地盤の室蘭市の地場の大企業である日本製鋼所室蘭製作所の主要商品 [h-kogyokai.com]が原子炉のコア部品で、世界の八割近いシェアを占めてる。とか…### 日本でも温暖化と原子力業界とのきな臭いつながりが相当ある。
そういう図式が固定化してるから、有象無象の陰謀論が地球温暖化に付きまとってしまう。
# 「科学者らによる『地球温暖化懐疑論批判』、無料公開中」(http://srad.jp/science/article.pl?sid=09/10/29/128238) の刊行に携わってる主要メンバーが原子力業界の支援を受けてるとか…
具体的に誰でソースは?世界の気象学者が原子力の方をもたなくちゃいけない理由って何? 全員に莫大な金配って捏造を依頼してるの?そんなことバレたら大変なことになるけど, なんでバレてないの、それこそ今回のメール漏洩でも.自分(スパコンと気候関連キーワードでググるとかなり前方に名前でる)には原子力関連の金なんて入ってきたことない、そんな話きいたことない、けどなんで?
具体的に誰でソースは?世界の気象学者が原子力の方をもたなくちゃいけない理由って何? 全員に莫大な金配って捏造を依頼してるの?
レス元にリンク張ってありますが、過去の私の書き込みなどなど。
ここでは、東大の住教授と言うこの刊行のトップが原発マネー漬けになってることを公に示されている情報から示していますが、これはほんの入り口に過ぎない。彼のような原子力業界に都合のよい結論が先にあってデータを誘導していく御用学者は沢山いる。
要は、前に書いたことの繰り返し(http://srad.jp/comments.pl?sid=472859&cid=1663046 [srad.jp] [srad.jp])でもありますが、何が何でも地球温暖化が止まらない事やその最大の元凶がCO2にあるとしたい、他の科学的考察が行われる余地を潰したいと政治的に動く科学者たちが少なからずいるということです。
学会の上の方がいわゆる御用学者であれば、イデオロギー的に都合が悪いということで科学的な結論を歪曲・無視してしまう事が可能になる。その最たるものがルイセンコ進化論 [wikipedia.org]で、これ自体は極めて非科学的な内容なのですが、ソ連のスターリンが重用して他の進化論学者を粛清し、結局これが間違いであったとされてダーウィン進化論などが認められる要になったのはソ連共産党末期の1986年(確か)。
この様に、情報を遮断・操作されているのが怖いのは「間違いを疑わない」以上に「間違いを認識出来なくなる」事。今の地球温暖化問題を巡るあれこれは、まさに「間違いを認識出来なくなる」状況に陥りつつあるのでは無いかと…原子力業界の利害に基づくイデオロギーによって。
講演したらズブズブの関係っていう理論がよくわからんのですが, 電力会社からの講演料が世界の気象学者を捏造に走らせるほどものすごいってこと?こないだ某教授は電力館でしゃべらされた時は2時間で10万っていってたけど, 10万で業界全員寝返らせるのは無理だよなー,仮に教授の業務なんかほったらかして世界を巡業して年300日講演したとして3000万, それで一体何人寝返らせられる?
極論を許していただけるなら問いたい、”現在石油に頼っているエネルギーをすべて原子力に置き換えたらどうなるか?”地球温暖化は止まるだろうか?南極の氷が減るのを止めることが出来るだろうか?現時点では何とも言えないが、一つはっきりしていることがある。大気中に排出されるハロゲン系の放射性核子の量が爆発的に増えるだろう。現時点では排出を止めることも、回収することも出来ない。これまでは量が少なかったからあまり問題視されていなかったが上層大気の挙動には謎の部分が多く正直何が起こるか分からないと思う。フロン騒ぎにしても、CO2問題にしても我々が自分たちを取り巻く大気についていかに無関心だったか思い知らされる。
「温暖化はうそでしたー」となると困る人くらい、だれでも簡単に思いつくでしょ。
・クリーンエネルギーに投資してる人 (温暖化を抜きにしても「有限の資源である石油を大切にしましょう」という 最大の武器は残るけど、それでも持ち駒が減ってうれしいはずが無い)・CO2削減に関する技術・設備・ノウハウで利益を上げている人・排出権を売りたい人
説明が弱いとか無いとかではなく、いちいち説明する必要が無いだけなのでは。
で, 気象研究者みんなが穀物業界や金融業界のために捏造する必然性ってなに?彼らが温暖化するって言えって捏造強制している証拠とれたら一躍ヒーローになれるので, 教えてくれ.
ちなみに自分は関連研究所に雇われてるのでmiroc(IPCCに出してるモデル)のコードも手元にあるし,ぶっちゃけ証拠があれば今回の事件と同様にメール流出させることもできる, 足はつくだろうが.だれとだれのやりとりを見ればいいのか教えてくれ,っというかみんながみんな捏造しているなら俺の隣にいるやつらも必死にデータ改竄してるのか?自分はせいぜい10日程度のタイムスケールの現象専門だから知らんけど, 長周期現象扱ってるやつはどいつもこいつも穀物業界から金もらってて博士論文発表会とかも茶番なのか?それは衝撃的で自分がバカらしくなるな.
ちなみに自分はIPCCで論じられている程度の幅の不確定性はあるだろうが,二酸化炭素だしつづけりゃ温暖化するのは当たり前,でもそんなもんに大金払って対策すんなってスタンスです.
百年で数10cmの海面上昇? 世の中には潮汐ってもんんがあってそのくらいの変位は毎日上下してます,低気圧1hPaあたり1cm海面が上昇します, たかだか数10cmで壊滅するようなとこに人は住んでないし,もし住んでるんだったら堤防つくれマジで, 温暖化とか関係なく.
北極の氷がなくなる? 航路ができていいじゃないか.シロクマさんには辛くなるだろうが, 人為的影響で絶滅した/しつつある動物って他にも山のようにいるでしょ.トキとかゴリラとかパンダとか. そんなに種の保存が大事ならシロクマもそれらと同じように人工的に飼えよ, 動物園や保護区で.
マラリア等の北上は日本にとっては厄介だが, 100年間で本州が九州程度の気温になったところで突然疫病が発生してバッタバッタ人が死ぬなら沖縄に人は住んでないよな.
あと, 排出権取引は最悪, これに関しては温暖化脅威論者も否定的だろ,いやむしろ温暖化が脅威であればあるほど排出権取引はないわ.排出権取引なんてものがまかり通っている時点でだれも本気で温暖化を脅威と思ってない証拠.
長くなったが, 言いたいことは私を含め気象研究者はほぼ全員人為起源温暖化説を支持しているが,過度の対策の必要性に対して否定的な人も多いよ, 全員詐欺扱いするのやめてね.
あと, 私の専門みたいな短期現象でも確かに温暖化に関連付けると一般受けがいいので, 予算とりやすかったてのは事実だけど,社会学的に重要だった分野に潤沢な資金が出るってのを「利権」って言うのは違うでしょ,重要じゃなくなった後も嘘ついて金むしり取ってたら利権だけど.この先温暖化関連でお金ほしかったらむしろ温暖化は嘘っぽいよって言った方がじゃあちゃんと研究しましょうってことで予算とれるよね, だってIPCC ar4でほぼ結論でちゃったんだもん, もうこれ以上することないよって感じですよ温暖化なんて.この先気象研究者ができることは不確定性の幅を狭めることだけど, それよりも人間活動の排出量シナリオの不確定性の方が大きいからもう完全に理学じゃなくなって社会科学の領域, 我々理学系研究者の扱う対象じゃない.
この先も気象研究者が温暖化関係で予算むしり取りつづけたらそれは利権と呼ぶに相応しいが, 実際はもう若手に温暖化関連予算の仕事はないよ.JAMSTECなんかは他に仕事できないPDを時限で雇ってIPCC AR5向きの実験走らさせてるが, それもあと数年で終わって更新は無いだろう.
今の流行りは中長期予報(エルニーニョとかを数年先まで予測するの), こいつはマジで金融業界からも金がきてる.
内容は非常に興味深くておもしろいんだけども……
あと, 私の専門みたいな短期現象でも確かに温暖化に関連付けると一般受けがいいので, 予算とりやすかったてのは事実だけど,社会学的に重要だった分野に潤沢な資金が出るってのを「利権」って言うのは違うでしょ,
今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?社会学的に重要だったんじゃなくて「一般受けが良い=お金を出す人に都合が良い」ところに資金がでるんでしょう?お金の取りやすい方に媚びるから、お金を出すところに一見都合の良い論文が増える(ただし内容をちゃんと読めばわかるように書いてる)ってのを「陰謀論」って呼ぶのでは。# 研究には金がかかるから予算の取りやすいお題目をたてるってのは判るんだけれども。
この先温暖化関連でお金ほしかったらむしろ温暖化は嘘っぽいよって言った方がじゃあちゃんと研究しましょうってことで予算とれるよね,
と書いてあるように、結局のところ「予算の取りやすい」ところに(建前上でも)協力するフリをした方が研究ができるからやっちゃえってのが陰謀論を推し進める原因になってるんじゃないかなあ。みんなまじめに研究してるし予算を引っ張るセールストークが重要なのも判るんだけれども、スラドですら元記事読まない人が多いのに、論文の中身追っかける人は少ないでしょうから、ある内容の関連論文が増えちゃったらそれだけで政治的に利用されると思うのですよ。
# データ改竄をしてるとは思わないけど「とは言い切れない」とかつい書いてしまう微妙な圧力にはなってるのでは、という話。
>>今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
明るみになった所がそういうことやってたとして, 全員がそんなことやってることにはなんないでしょ?科学者全員が疑われる原因になるのはそらそうかもしれんが, 疑わしいから全部嘘だって短絡的になんでそうるのかいなと.例えばIPS細胞で韓国の誰かが捏造したが, それをもって「医者全員がIPS細胞なんてできないのを知っててみんな予算のために一致団結して嘘ついてる」なんて結論にはなんないだろ?
>>スラドですら元記事読まない人が多いのに、論文の中身追っかける人は少ないでしょうスラドですら、っていうかスラドなんて元記事も読まないのに「世の気象学者は自分よりバカだから、俺様が素晴らしい洞察力で世界の自然現象を解明してやる」って人ばかりでしょ?普通は専門家より知識が劣ることを自覚しているから, 研究者の結論に疑問がありゃ、最低でもその研究者がどういう理由でその結論を導いたかくらいは読んだり聞いたりするだろうが。世界の気象学者がそろいもそろってバカばっかり、あるいは金目当てで捏造する外道ばかりっていう自信の根拠はなんなんだろうな.
オフトピックでですが…
>例えばIPS細胞で韓国の誰かが捏造したが,
ES細胞だと思います.
あの人って意義のある成果を出してたのに気が付かず、捏造に走っちゃったんだよねー。
>世界の気象学者がそろいもそろってバカばっかり、あるいは金目当てで捏造する外道ばかりっていう自信の根拠はなんなんだろうな. その考えが危険で間違っています。 ご存じのようにスラドでもすべての人が元記事を読まないわけではありません。#一応書いておきます。以下の人がスラドにはいます。#読む人#読まない人#読む時もあれば、読まない時もある人#気象学者はどうなのでしょう(?) ごく一部であっても読まない人がいて、他人が発言を信じ込んでしまうような発言をし、無意識に他人を洗脳してしまう人がいるのが問題であると思います。
>明るみになった所がそういうことやってたとして, 全員がそんなことやってることにはなんないでしょ?>科学者全員が疑われる原因になるのはそらそうかもしれんが, 疑わしいから全部嘘だって短絡的になんでそうるのかいなと
「全員がそんなことをやっているんだ!」なんて主張しているひとはいませんよ?そういう歪んだ方向誘導をするのはやめましょう。
>> 今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
いや,それは解釈次第です.要は陰謀論を信じるかどうか.
例えば,進化論とID論 [wikipedia.org]の対立だって,完全に「進化論で全てについて説明がつくような結論が出ているか」と言われれば,そうじゃなくて,まだ不明な部分はあります.そういう都合の悪い部分を無視していることをあげつらって「ほら,奴らは都合の悪いデータを伏せている!あれは嘘なんだ!だってIDではちゃんと説明ができるぞ!」という意見は(皆が信じるかどうかは別として)理屈としては成立しますよね.
あるいは,石油は化石燃料(=太古の化石が源)だというのは世間の常識だと思いますが,実は皆が知らないだけで,「地球の奥深くで石油はどんどん生成されていて,いくら使っても使い切ることは無い」と真剣に主張している(地質調査とか石油の成分の調査とかの科学的根拠に基づいて主張している)科学者の一派だっていますし,世界中を探せば,今でも地動説を唱えている *科学者の* 一派だっているかもしれません.そういう人々は世間から無視されているわけです.
極論すれば,今回のもそれとほぼ同じような方向の話です.ぶっちゃけ,全ての事象を完全に説明づけられる正確なモデルを構築するなんてことは現在の技術や理論では明らかに不可能なので,ある程度の推論が入ることは仕方ないですし,それに対する細かい反論をいちいち全て相手にしていたら議論が進まないわけで,少なくとも科学業界の大勢としては「温暖化問題は無視できないし,このままCO2の削減をしなければ温暖化はより進むに違いない」という方向に動いているのが現状なわけです.それに対して,無視されてきた反温暖化の科学者が「俺たちの報告を *意図的に* 無視した証拠が出た!」と騒いでいるのが今回の出来事です.
NASAの科学者が出したというコメント「ニュートンは嫌な奴だったかもしれないが,万有引力の法則は正しい」というのは秀逸だと思います.無視した態度は失礼だったかもしれませんが,どうであっても結論は変わりませんよ.むしろ,こういうネタに飛びついて,反温暖化論に走ろうとする米国の産業界の陰謀に人々が乗せられすぎだと思います.
> 今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
こんな話もありました http://cruel.org/bk1column.html#part10 [cruel.org] > だが本書自体よりも、ぼくは訳者のあとがきに強い衝撃をおぼえた。訳者の長谷川真理子はこう主張する。
「科学的事実というものには、それなりの重みがあるし、それが我々の持っている価値観と異なっている場合には、そのギャップを埋める方策を考えなければならない。そして、そうするため納得のいく方策が出せないのならば、むしろ科学的事実を明らかにしないほうがよい
私の知る範囲では、研究者は企業から「研究費」と言う形でお金をもらっています。企業はお金を渡す相手を決める時点で、自分たちの立場を良くする研究をする相手を選ぶことができます。仮説をころころ変えるような研究者は学会から信用されないので、研究者の仮説が180度変わるようなことはまずありません。
そういう信念は研究者にとっては一種の良心ですが、時として、それにより、歪んだ解釈がなされることがあります。理論値と実験値の間に微妙な差があっても、自論の正当性を示すために、誤差として扱われ、重大な発見を見逃してきた研究者は五万といます。
つまり、研究者を選ぶと言うことは、研究結
「地球の危機ですよー」って言ってるIPCCな学者が困るんじゃないでしょうか?
人間活動と関係ないということになったら、研究費打ち切りですからね。
勘違いしているようですが, 人為起源であろうとなかろうと, 研究対象が解明されればプロジェクトは打ち切りですよ。で, ここ10年は気象学者も海洋学者もかなり温暖化関連プロジェクトに時間を割いてきたわけですが、IPCC AR4までで一応の責務を果たしたのでプロジェクトは終わり, いまは違うことを研究してますよ。
温暖化関連研究には二つの側面があって、 一つは物理的な気候変動研究, もう一つはそれをうけてのリスク評価や政策決定等の社会学的研究 (あと疫病等生物学的なものもあるが)。後者の仕事はこれからだと思いますが、 前者にとっては温暖化はもう終わった事柄で、理学系では温暖化でもう大規模予算なんかとれませんよ。
気象海洋研究者は役目を果たして各々かつての研究にもどったり、 また新しいプロジェクト等を始めてます。象徴的には東大の気候システム研究センターが今年度末で無くなります、もともと温暖化予測モデルを作るために気象、海洋、放射などで数値モデルを扱ってた人を集めてできた組織ですからね。彼らは新しい組織で台風生成の予測とかエルニーニョシミュレーションとかその辺を始めていると思います.
> 象徴的には東大の気候システム研究センターが今年度末で無くなります、
えー!まじっすか?教員とか共同研究の公募とかしてるみたいなんですが???
--OBなのでAC
正直内容はどうでもいいんだが、変なところに改行入れないでよ。画面幅が狭いから読みにくいんだよ。
不利益をこうむる勢力からの反応を度外視するのは、トンデモ論の特徴。視野が狭い、という奴。たとえば「月着陸はなかった」論は、ソ連に暴露されるんじゃないかというリスクを度外視している。こういう視野狭窄は一種の精神疾患なのだと思っています。行き着く先は「集団ストーカー」論なんだろうな、と。
数十億年のデータを見れば太陽活動が増大し続けてることは明白で、恒星の内部モデル理論でも確立されている。とまあ長期的には温暖化は確実なんだけど、短期間だと氷河期でも何でも起こるよな。(そんな問題じゃない)
京都議定書の話だと,1990年を基準にしたので,石炭発電から北海油田の天然ガス発電に変えたイギリスや,旧東ドイツのすごく効率の悪い発電所や工場をなんとかしたドイツ,同じく旧ソ連時代のをなんとかしたロシアは余裕があって,日本や(参加していないが)アメリカが苦労してくれると相対的にヨーロッパの競争力が高くなるという話があります.
ロシアが参加したのは,余った排出権を日本に売ろうという魂胆があってのことだと当時のニュースか何かで見ました.毎年1~2兆円になるらしい(うろ覚え).
そういえばBBCで温暖化懐疑の番組を放送したという話を思い出し、検索してみました [zubapita.jp]。それなりにもっともらしい理由が並んでるように思えますね。石油メジャーを敵に回してるといっても各国が温室効果ガス削減に肯定的である以上国家の後ろ盾があるも同然だし、30年100年先なら言い逃げできると考えても無理はないですね。#その期間内の予測に対する変動は「問題のないイレギュラーの範囲」という言い逃れもあるし。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
陰謀説の問題 (スコア:4, 興味深い)
温暖化陰謀説って色んな人が唱えてますけど
「誰がどのような利益を得るための陰謀であるのか」
という説明が弱い(あるいは全くない)ものばっかりです。
温暖化が正しくて対策として石油の節約をすると
石油メジャーには大打撃です。
気象学者にとって彼らのように金も政治的影響力も強力な
組織を敵に回して陰謀として温暖化を唱えることに
なんの得があるのかさっぱりわかりません。
Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
原子力業界と温暖化問題の黒いつながり(Re:陰謀説の問題 (スコア:1, 興味深い)
基本的に、地球温暖化を主張する学者達や政治家たちに原子力業界から莫大なお金が投資されてることは事実としてありますよ。
原子力業界としては「CO2を出さないクリーンな原子力発電こそ温暖化の切り札」と言うイメージで、チェルノブィリ原発やスリーマイル島原発での致命的な事故とその後に残った(未だ解決できていない)深刻な放射能汚染やウィンズスケール核再処理施設での致命的な放射能漏れなどから来るダーティイメージを払拭する好機として地球温暖化問題を捉えているようで、
チェルノブィリ事故前後から日本でも「原子力発電はCO2を出さない地球にやさしい電力」と言う広報がされてきました。この時点では地球温暖化問題自体は科学的に注意を払われ始めたばかりで大衆的問題としては漠然としたイメージでしかなかった事に注意。
そして、1990年代世界的に・特にチェルノブィリ事故で深刻な放射能汚染を被った欧州では脱原発の機運が高まって実際原発計画が立て続けに中止されたり廃炉する原発まで出てきて、原子力産業がジリ貧になった。
その傍らで京都議定書が取り交わされて、2000年代に入るか入らないかになるとアル・ゴアが「不都合な真実」を出すなど、一気に地球温暖化説が大衆化した。
このアル・ゴアはのちに親族や側近らが原子力業界に天下ったり本人が原子力業界各社から多額の政治献金を受けていたことが暴露される訳ですが、この辺りから「地球温暖化は不動の事実」「温暖化の最大元凶はCO2以外に無い」と言う事が科学的にも強調され始め、その「証拠」としてこのIPCCの研究結果が用いられるようになった。
この、誇張される前のデータだと「急激にCO2の排出規制に血道を上げなくても時間をかけてCO2排出を減らせばいい」と言う結果も数多く出てきますが、誇張後のデータでは「急激なCO2削減がなければ地球を破滅させる」と言う結論を容易に誘導できてしまう。
ここに、原子力発電のような「今(見せかけだけだけど)CO2排出をしない(けど、根本的な廃棄物処理すらできないほどにダーティでもある)エネルギー」が主役に躍り出る余地が多くできてしまってる訳です。他の代替エネルギーについては研究が滞って来た関係で今すぐ主役に躍り出るには心細かったし、かと言ってのんびり対策をやればいい。となったら別に原子力発電に偏重しなくていいじゃない。となってしまう。
要は、前に書いたことの繰り返し(http://srad.jp/comments.pl?sid=472859&cid=1663046 [srad.jp])でもありますが、何が何でも地球温暖化が止まらない事やその最大の元凶がCO2にあるとしたい、他の科学的考察が行われる余地を潰したいと政治的に動く科学者たちが少なからずいるということです。
彼らは科学的データを歪曲してでもそうする必要があるような筋・例えばそうしなければジリ貧になってしまう原子力業界から有形無形の援助を絶え間なく受けている訳ですよ。
# 「科学者らによる『地球温暖化懐疑論批判』、無料公開中」(http://srad.jp/science/article.pl?sid=09/10/29/128238 [srad.jp]) の刊行に携わってる主要メンバーが原子力業界の支援を受けてるとか…
## CO2削減を掲げる鳩山総理の地盤の室蘭市の地場の大企業である日本製鋼所室蘭製作所の主要商品 [h-kogyokai.com]が原子炉のコア部品で、世界の八割近いシェアを占めてる。とか…
### 日本でも温暖化と原子力業界とのきな臭いつながりが相当ある。
そういう図式が固定化してるから、有象無象の陰謀論が地球温暖化に付きまとってしまう。
Re:原子力業界と温暖化問題の黒いつながり(Re:陰謀説の問題 (スコア:1, すばらしい洞察)
# 「科学者らによる『地球温暖化懐疑論批判』、無料公開中」(http://srad.jp/science/article.pl?sid=09/10/29/128238) の刊行に携わってる主要メンバーが原子力業界の支援を受けてるとか…
具体的に誰でソースは?
世界の気象学者が原子力の方をもたなくちゃいけない理由って何? 全員に莫大な金配って捏造を依頼してるの?
そんなことバレたら大変なことになるけど, なんでバレてないの、それこそ今回のメール漏洩でも.
自分(スパコンと気候関連キーワードでググるとかなり前方に名前でる)には原子力関連の
金なんて入ってきたことない、そんな話きいたことない、けどなんで?
Re:原子力業界と温暖化問題の黒いつながり(Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
レス元にリンク張ってありますが、過去の私の書き込みなどなど。
ここでは、東大の住教授と言うこの刊行のトップが原発マネー漬けになってることを公に示されている情報から示していますが、これはほんの入り口に過ぎない。彼のような原子力業界に都合のよい結論が先にあってデータを誘導していく御用学者は沢山いる。
学会の上の方がいわゆる御用学者であれば、イデオロギー的に都合が悪いということで科学的な結論を歪曲・無視してしまう事が可能になる。
その最たるものがルイセンコ進化論 [wikipedia.org]で、これ自体は極めて非科学的な内容なのですが、ソ連のスターリンが重用して他の進化論学者を粛清し、結局これが間違いであったとされてダーウィン進化論などが認められる要になったのはソ連共産党末期の1986年(確か)。
この様に、情報を遮断・操作されているのが怖いのは「間違いを疑わない」以上に「間違いを認識出来なくなる」事。
今の地球温暖化問題を巡るあれこれは、まさに「間違いを認識出来なくなる」状況に陥りつつあるのでは無いかと…原子力業界の利害に基づくイデオロギーによって。
Re:原子力業界と温暖化問題の黒いつながり(Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
講演したらズブズブの関係っていう理論がよくわからんのですが, 電力会社からの講演料が世界の気象学者を捏造に走らせるほどものすごいってこと?
こないだ某教授は電力館でしゃべらされた時は2時間で10万っていってたけど, 10万で業界全員寝返らせるのは無理だよなー,
仮に教授の業務なんかほったらかして世界を巡業して年300日講演したとして3000万, それで一体何人寝返らせられる?
Re: (スコア:0)
研究には様々なイデオロギー利権がよってくるだろうけど。
当時既に皆が誤りだと知っていながら、利権目的が優先されていたとしたら罪だが。
ということは、今の温暖化主張学者たちは皆、嘘ねつ造こじつけだと知っていながら、
後の世で、己の研究が完全否定され、ペテン学者扱いされる事を知りつつも
適当に数字合わせて適当な論文書いているわけだ。後の世どころか、今陰謀を
暴露する奴がいたら、もう二度と研究できんだろ?
で、対価はいくら?
欲しい結論をこじつけて出す論文なんてたまにあるよ。だが、だれも再現できないから
結局データの信憑性がなくなり、論文の価値と学者の地位が無くなるってだけの事。
Re:原子力業界と温暖化問題の黒いつながり(Re:陰謀説の問題 (スコア:1, 参考になる)
原子力はCO2を排出しませんが、ご指摘の様に、
資源供給の面でも廃棄物処理の面でも、「持続可能」とは言えないと言う事です。
もちろん、CO2を炭酸固定速度以上に排出し続ける社会も、
CO2削減のために経済を停滞させてしまったり、
発展途上国に過度な負担を要求してしまったりすることも、
持続可能とは言えません。
持続可能でないCO2削減法ならば、誰にでも考えつきますが、
もう少し知恵を絞りましょうと言うことです。
惜しむらくは、認知度があまり高くないということ。
あなたのような温暖化問題に興味を持ってくれている人ならば、誰でも知っている、
程度にまで広まって欲しいものです。
Re: (スコア:0)
極論を許していただけるなら問いたい、”現在石油に頼っているエネルギーをすべて原子力に置き換えたらどうなるか?”
地球温暖化は止まるだろうか?
南極の氷が減るのを止めることが出来るだろうか?
現時点では何とも言えないが、一つはっきりしていることがある。
大気中に排出されるハロゲン系の放射性核子の量が爆発的に増えるだろう。
現時点では排出を止めることも、回収することも出来ない。
これまでは量が少なかったからあまり問題視されていなかったが上層大気の挙動には謎の部分が多く正直何が起こるか分からないと思う。
フロン騒ぎにしても、CO2問題にしても我々が自分たちを取り巻く大気についていかに無関心だったか思い知らされる。
Re: (スコア:0)
「温暖化はうそでしたー」となると困る人くらい、だれでも簡単に思いつくでしょ。
・クリーンエネルギーに投資してる人
(温暖化を抜きにしても「有限の資源である石油を大切にしましょう」という
最大の武器は残るけど、それでも持ち駒が減ってうれしいはずが無い)
・CO2削減に関する技術・設備・ノウハウで利益を上げている人
・排出権を売りたい人
説明が弱いとか無いとかではなく、いちいち説明する必要が無いだけなのでは。
Re: (スコア:0)
ウィルスを作られたら困る人はいますが、ワクチンメーカーが儲かるという図式は当然考えられると思います。
アメリカ国家は医療、特に遺伝子関連の産業を作ろうとしていたように思いますが、
同じように環境に対する産業だって国家政策としてねつ造も含めて需要ごと作り出せると考えています。
# 陰謀が実際にあるかは別にして、「なんの特があるのかさっぱり」という疑問に対しての答えなのであしからず。
Re: (スコア:0)
CO2排出規制の場合、バイオマス燃料のおかげで、穀物価格を吊り上がって、両者ともうれしい。さらに、排出権取引があれば、それを証券化して、新たな金融商品が作れるので金融業界はうれしい。
Re:陰謀説の問題 (スコア:5, 興味深い)
で, 気象研究者みんなが穀物業界や金融業界のために捏造する必然性ってなに?
彼らが温暖化するって言えって捏造強制している証拠とれたら一躍ヒーローになれるので, 教えてくれ.
ちなみに自分は関連研究所に雇われてるのでmiroc(IPCCに出してるモデル)のコードも手元にあるし,
ぶっちゃけ証拠があれば今回の事件と同様にメール流出させることもできる, 足はつくだろうが.
だれとだれのやりとりを見ればいいのか教えてくれ,
っというかみんながみんな捏造しているなら俺の隣にいるやつらも必死にデータ改竄してるのか?
自分はせいぜい10日程度のタイムスケールの現象専門だから知らんけど, 長周期現象扱ってるやつは
どいつもこいつも穀物業界から金もらってて博士論文発表会とかも茶番なのか?
それは衝撃的で自分がバカらしくなるな.
ちなみに自分はIPCCで論じられている程度の幅の不確定性はあるだろうが,
二酸化炭素だしつづけりゃ温暖化するのは当たり前,
でもそんなもんに大金払って対策すんなってスタンスです.
百年で数10cmの海面上昇? 世の中には潮汐ってもんんがあってそのくらいの変位は毎日上下してます,
低気圧1hPaあたり1cm海面が上昇します, たかだか数10cmで壊滅するようなとこに人は住んでないし,
もし住んでるんだったら堤防つくれマジで, 温暖化とか関係なく.
北極の氷がなくなる? 航路ができていいじゃないか.
シロクマさんには辛くなるだろうが, 人為的影響で絶滅した/しつつある動物って他にも山のようにいるでしょ.
トキとかゴリラとかパンダとか. そんなに種の保存が大事ならシロクマもそれらと同じように人工的に飼えよ, 動物園や保護区で.
マラリア等の北上は日本にとっては厄介だが, 100年間で本州が九州程度の気温になったところで突然疫病が発生してバッタバッタ人が
死ぬなら沖縄に人は住んでないよな.
あと, 排出権取引は最悪, これに関しては温暖化脅威論者も否定的だろ,
いやむしろ温暖化が脅威であればあるほど排出権取引はないわ.
排出権取引なんてものがまかり通っている時点でだれも本気で温暖化を脅威と思ってない証拠.
長くなったが, 言いたいことは私を含め気象研究者はほぼ全員人為起源温暖化説を支持しているが,
過度の対策の必要性に対して否定的な人も多いよ, 全員詐欺扱いするのやめてね.
あと, 私の専門みたいな短期現象でも確かに温暖化に関連付けると一般受けがいいので, 予算とりやすかったてのは事実だけど,
社会学的に重要だった分野に潤沢な資金が出るってのを「利権」って言うのは違うでしょ,
重要じゃなくなった後も嘘ついて金むしり取ってたら利権だけど.
この先温暖化関連でお金ほしかったらむしろ温暖化は嘘っぽいよって言った方がじゃあちゃんと研究しましょうってことで
予算とれるよね, だってIPCC ar4でほぼ結論でちゃったんだもん, もうこれ以上することないよって感じですよ温暖化なんて.
この先気象研究者ができることは不確定性の幅を狭めることだけど, それよりも人間活動の排出量シナリオの不確定性の方が
大きいからもう完全に理学じゃなくなって社会科学の領域, 我々理学系研究者の扱う対象じゃない.
この先も気象研究者が温暖化関係で予算むしり取りつづけたらそれは利権と呼ぶに相応しいが, 実際はもう若手に温暖化関連予算の仕事はないよ.
JAMSTECなんかは他に仕事できないPDを時限で雇ってIPCC AR5向きの実験走らさせてるが, それもあと数年で終わって更新は無いだろう.
今の流行りは中長期予報(エルニーニョとかを数年先まで予測するの), こいつはマジで金融業界からも金がきてる.
Re:陰謀説の問題 (スコア:3, 興味深い)
内容は非常に興味深くておもしろいんだけども……
今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
社会学的に重要だったんじゃなくて「一般受けが良い=お金を出す人に都合が良い」ところに資金がでるんでしょう?
お金の取りやすい方に媚びるから、お金を出すところに一見都合の良い論文が増える(ただし内容をちゃんと読めばわかるように書いてる)ってのを「陰謀論」って呼ぶのでは。
# 研究には金がかかるから予算の取りやすいお題目をたてるってのは判るんだけれども。
と書いてあるように、結局のところ「予算の取りやすい」ところに(建前上でも)協力するフリをした方が研究ができるからやっちゃえってのが陰謀論を推し進める原因になってるんじゃないかなあ。
みんなまじめに研究してるし予算を引っ張るセールストークが重要なのも判るんだけれども、スラドですら元記事読まない人が多いのに、論文の中身追っかける人は少ないでしょうから、ある内容の関連論文が増えちゃったらそれだけで政治的に利用されると思うのですよ。
# データ改竄をしてるとは思わないけど「とは言い切れない」とかつい書いてしまう微妙な圧力にはなってるのでは、という話。
Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
>>今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
明るみになった所がそういうことやってたとして, 全員がそんなことやってることにはなんないでしょ?
科学者全員が疑われる原因になるのはそらそうかもしれんが, 疑わしいから全部嘘だって短絡的になんでそうるのかいなと.
例えばIPS細胞で韓国の誰かが捏造したが, それをもって「医者全員がIPS細胞なんてできないのを知っててみんな予算のために一致団結して嘘ついてる」なんて結論にはなんないだろ?
>>スラドですら元記事読まない人が多いのに、論文の中身追っかける人は少ないでしょう
スラドですら、っていうかスラドなんて元記事も読まないのに「世の気象学者は自分よりバカだから、俺様が素晴らしい洞察力で世界の自然現象を解明してやる」って人ばかりでしょ?
普通は専門家より知識が劣ることを自覚しているから, 研究者の結論に疑問がありゃ、最低でもその研究者がどういう理由でその結論を導いたかくらいは読んだり聞いたりするだろうが。
世界の気象学者がそろいもそろってバカばっかり、あるいは金目当てで捏造する外道ばかりっていう自信の根拠はなんなんだろうな.
IPSじゃなくてES細胞 (スコア:1)
オフトピックでですが…
>例えばIPS細胞で韓国の誰かが捏造したが,
ES細胞だと思います.
kero
Re:IPSじゃなくてES細胞 (スコア:1)
あの人って意義のある成果を出してたのに気が付かず、捏造に走っちゃったんだよねー。
the.ACount
Re: (スコア:0)
>世界の気象学者がそろいもそろってバカばっかり、あるいは金目当てで捏造する外道ばかりっていう自信の根拠はなんなんだろうな.
その考えが危険で間違っています。
ご存じのようにスラドでもすべての人が元記事を読まないわけではありません。
#一応書いておきます。以下の人がスラドにはいます。
#読む人
#読まない人
#読む時もあれば、読まない時もある人
#気象学者はどうなのでしょう(?)
ごく一部であっても読まない人がいて、他人が発言を信じ込んでしまうような発言をし、無意識に他人を洗脳してしまう人がいるのが問題であると思います。
Re: (スコア:0)
>明るみになった所がそういうことやってたとして, 全員がそんなことやってることにはなんないでしょ?
>科学者全員が疑われる原因になるのはそらそうかもしれんが, 疑わしいから全部嘘だって短絡的になんでそうるのかいなと
「全員がそんなことをやっているんだ!」なんて主張しているひとはいませんよ?
そういう歪んだ方向誘導をするのはやめましょう。
Re: (スコア:0)
そんな貴方に、この言葉を贈ろう。
> 明るみになった所がそういうことやってたとして, 全員がそんなことやってることにはなんないでしょ?
貴方の言葉だがな!
Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
>> 今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
いや,それは解釈次第です.要は陰謀論を信じるかどうか.
例えば,進化論とID論 [wikipedia.org]の対立だって,完全に「進化論で全てについて説明がつくような結論が出ているか」と言われれば,そうじゃなくて,まだ不明な部分はあります.そういう都合の悪い部分を無視していることをあげつらって「ほら,奴らは都合の悪いデータを伏せている!あれは嘘なんだ!だってIDではちゃんと説明ができるぞ!」という意見は(皆が信じるかどうかは別として)理屈としては成立しますよね.
あるいは,石油は化石燃料(=太古の化石が源)だというのは世間の常識だと思いますが,実は皆が知らないだけで,「地球の奥深くで石油はどんどん生成されていて,いくら使っても使い切ることは無い」と真剣に主張している(地質調査とか石油の成分の調査とかの科学的根拠に基づいて主張している)科学者の一派だっていますし,世界中を探せば,今でも地動説を唱えている *科学者の* 一派だっているかもしれません.そういう人々は世間から無視されているわけです.
極論すれば,今回のもそれとほぼ同じような方向の話です.ぶっちゃけ,全ての事象を完全に説明づけられる正確なモデルを構築するなんてことは現在の技術や理論では明らかに不可能なので,ある程度の推論が入ることは仕方ないですし,それに対する細かい反論をいちいち全て相手にしていたら議論が進まないわけで,少なくとも科学業界の大勢としては「温暖化問題は無視できないし,このままCO2の削減をしなければ温暖化はより進むに違いない」という方向に動いているのが現状なわけです.それに対して,無視されてきた反温暖化の科学者が「俺たちの報告を *意図的に* 無視した証拠が出た!」と騒いでいるのが今回の出来事です.
NASAの科学者が出したというコメント「ニュートンは嫌な奴だったかもしれないが,万有引力の法則は正しい」というのは秀逸だと思います.無視した態度は失礼だったかもしれませんが,どうであっても結論は変わりませんよ.むしろ,こういうネタに飛びついて,反温暖化論に走ろうとする米国の産業界の陰謀に人々が乗せられすぎだと思います.
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
結局プライマリーバランスも、「絶対にやる」といいながら先送り。
先送りなんて10年も前からわかってたかwww
先送り文化がヨーロッパ諸国、世界標準なら問題ないだろうが、万が一にも
日本固有の政治手法だとしたら大恥をかくはめになるだろう。
Re: (スコア:0)
> 今まさにその「政治的な理由で都合の悪いデータは伏せちゃう」って話をしてるのでは?
こんな話もありました
http://cruel.org/bk1column.html#part10 [cruel.org]
> だが本書自体よりも、ぼくは訳者のあとがきに強い衝撃をおぼえた。訳者の長谷川真理子はこう主張する。
「科学的事実というものには、それなりの重みがあるし、それが我々の持っている価値観と異なっている場合には、そのギャップを埋める方策を考えなければならない。そして、そうするため納得のいく方策が出せないのならば、むしろ科学的事実を明らかにしないほうがよい
Re:陰謀説の問題 (スコア:2, 興味深い)
こちらではみなさん地球温暖化については懐疑的ではあるものの
温暖化がどうのと言っていればそこそこな予算が取れるため
温暖化してるかどうかに関する研究という名目で研究費を取っている人が居ます。
ただ、今回明るみになった人たちみたいに
観測事実を曲げてまで「温暖化している!」なんて言っている人は皆無です。
むしろ「観測からは温暖化の傾向は(その地域では)殆ど見られない」と言っていますよ。
>社会学的に重要だった分野に潤沢な資金が出るってのを「利権」って言うのは違うでしょ,
確かに資金が出る事に対して「利権」というのは違うと思いますが
件のように"都合の良い事だけを切り取って主張する事で資金を得る行為"に対してを
「利権」と言っているのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
私の知る範囲では、研究者は企業から「研究費」と言う形でお金をもらっています。企業はお金を渡す相手を決める時点で、自分たちの立場を良くする研究をする相手を選ぶことができます。仮説をころころ変えるような研究者は学会から信用されないので、研究者の仮説が180度変わるようなことはまずありません。
そういう信念は研究者にとっては一種の良心ですが、時として、それにより、歪んだ解釈がなされることがあります。理論値と実験値の間に微妙な差があっても、自論の正当性を示すために、誤差として扱われ、重大な発見を見逃してきた研究者は五万といます。
つまり、研究者を選ぶと言うことは、研究結
クリーンエネルギーで研究費ウハウハ (スコア:0)
「地球の危機ですよー」って言ってるIPCCな学者が困るんじゃないでしょうか?
人間活動と関係ないということになったら、研究費打ち切りですからね。
Re:クリーンエネルギーで研究費ウハウハ (スコア:3, 参考になる)
勘違いしているようですが, 人為起源であろうとなかろうと, 研究対象が解明されればプロジェクトは打ち切りですよ。
で, ここ10年は気象学者も海洋学者もかなり温暖化関連プロジェクトに時間を割いてきたわけですが、
IPCC AR4までで一応の責務を果たしたのでプロジェクトは終わり, いまは違うことを研究してますよ。
温暖化関連研究には二つの側面があって、 一つは物理的な気候変動研究, もう一つはそれをうけての
リスク評価や政策決定等の社会学的研究 (あと疫病等生物学的なものもあるが)。
後者の仕事はこれからだと思いますが、 前者にとっては温暖化はもう終わった事柄で、
理学系では温暖化でもう大規模予算なんかとれませんよ。
気象海洋研究者は役目を果たして各々かつての研究にもどったり、 また新しいプロジェクト等を始めてます。
象徴的には東大の気候システム研究センターが今年度末で無くなります、
もともと温暖化予測モデルを作るために気象、海洋、放射などで数値モデルを扱ってた人を集めてできた組織ですからね。
彼らは新しい組織で台風生成の予測とかエルニーニョシミュレーションとかその辺を始めていると思います.
Re: (スコア:0)
> 象徴的には東大の気候システム研究センターが今年度末で無くなります、
えー!まじっすか?
教員とか共同研究の公募とかしてるみたいなんですが???
--
OBなのでAC
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
正直内容はどうでもいいんだが、変なところに改行入れないでよ。
画面幅が狭いから読みにくいんだよ。
Re: (スコア:0)
不利益をこうむる勢力からの反応を度外視するのは、トンデモ論の特徴。視野が狭い、という奴。
たとえば「月着陸はなかった」論は、ソ連に暴露されるんじゃないかというリスクを度外視している。
こういう視野狭窄は一種の精神疾患なのだと思っています。行き着く先は「集団ストーカー」論なんだろうな、と。
Re: (スコア:0)
日本のCO2排出量No.1は火力発電によるものです。
排出量取引ともなると、電力会社の負担は極めて重いんですね。
さて、今回の騒動ですが、逆陰謀説ですよね。
地球温暖化は人間の活動に影響していないことにしたい人たちが、
人間の活動とは関連していないのではないかと言う意見を封殺したと
いう疑惑を出どころの怪しいメールをもとにアピールしていると。
どこから漏れたのか、誰が漏らしたのか、本当に本人(学者)が書いた
ものかすら怪しいメールがねつ造ではないと信じられる根拠が欲しいところ。
環境学者ではないくせに、環境学者のふりをして似非環境学の本を出して
バカ売れして大儲けしたどこぞの教授なんて大喜びの話題ですね。
あの教授は著書の中のデータを捏造していたのがばれてましたけど。
どっちが嘘をついているか確認のしようが無いけど、確実に言えることは
地球の温暖化は進行しているってことですね。
これは捏造のしようもない、事実です。
Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
数十億年のデータを見れば太陽活動が増大し続けてることは明白で、恒星の内部モデル理論でも確立されている。
とまあ長期的には温暖化は確実なんだけど、短期間だと氷河期でも何でも起こるよな。(そんな問題じゃない)
the.ACount
Re: (スコア:0)
比例して過去例を見ない度合いで温暖化が進んでいることを考えると、人間の経済活動が
影響していると考えられるよね。
千年、万年のスパンじゃないんですよ。
生態系の順応速度を上回る勢いで温暖化が進んでいるとすると、やばいよね。
Re:陰謀説の問題 (スコア:1)
ただの「間氷期」かもしれない
というのが事実だと思います。
実際温暖化している地域もあれば寒冷化に向かっている地域もあり
なんとも言えない状態なのでさかんに研究されていた分野なので。
Re: (スコア:0)
京都議定書の話だと,1990年を基準にしたので,石炭発電から北海油田の天然ガス発電に変えたイギリスや,旧東ドイツのすごく効率の悪い発電所や工場をなんとかしたドイツ,同じく旧ソ連時代のをなんとかしたロシアは余裕があって,日本や(参加していないが)アメリカが苦労してくれると相対的にヨーロッパの競争力が高くなるという話があります.
ロシアが参加したのは,余った排出権を日本に売ろうという魂胆があってのことだと当時のニュースか何かで見ました.
毎年1~2兆円になるらしい(うろ覚え).
Re: (スコア:0)
そういえばBBCで温暖化懐疑の番組を放送したという話を思い出し、検索してみました [zubapita.jp]。
それなりにもっともらしい理由が並んでるように思えますね。
石油メジャーを敵に回してるといっても各国が温室効果ガス削減に肯定的である以上国家の後ろ盾があるも同然だし、30年100年先なら言い逃げできると考えても無理はないですね。
#その期間内の予測に対する変動は「問題のないイレギュラーの範囲」という言い逃れもあるし。
Re: (スコア:0)