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まて、慌てるあまりに自分が望んでいる事を表現し間違えちゃいけない。
「掃除や洗濯機の操作」をした上で それが間違っている事を期待しているわけだし、「電子レンジやトースターの操作」をした上で 得られたものが食べられないような代物である事 を期待しているわけだし、「物体を持ち上げての移動」をした上で 途中で転ぶ事 を期待しているんだろう?
全部 できなくちゃいけない んだよ。「できたうえで更に失敗をしでかす」という付加価値を望んでいるのさ。
別ACですが、違うんです、そうじゃないんですよ。
そんな、なんでも出来るくせに、あざとくドジッ娘を演じて見せるような夢の無いメイドロボは要らないっ!ぼくらが夢見ているのは、腹黒メイドロボとの生活じゃないんだ。(そういう人、いたらごめんなさい)家電を操作する段階で間違える、物を持つ段階で失敗する、そういう一人では失敗しちゃう子を愛(運用方法)でカバーする暮らしなんだよ!
#じゃ何のためのメイドロボかって? 家事をさせることは手段であって目的ではないのですよ
どなたか#1706750のACさんへ「すばらしい洞察」をさしあげてください。
そんな、なんでも出来るくせに、あざとくドジッ娘を演じて見せるような夢の無いメイドロボは要らないっ!
むぅ。貴殿はドジがなんであるか、判っておらぬな。
例えば「電子レンジを操作する」という事を考えてみたまえ。ここには3種類のパターンが有ることが判る。
1 のパターンはそもそも電子レンジが動くことすら無い。電子レンジを動かそうと、必死で水道の蛇口を動かすような類の動作をするじゃろう。これはドジとかそういうレベルの話ではない。栓抜きが電子レンジを操作できないからと言って、「栓抜きはドジっ娘です」とは呼ばぬじゃろう? これはそういうレベルなのじゃ。
3 のパターンはようするに「ちゃんと電子レンジを使える」事を意味する。貴殿はメイドロボが「操作できるが誤る」と言った場合に 3 のパターンにさらに「人為的誤り機能をつけたもの」を想像しておるようじゃ。しかし。
2 も同じような誤り方をするのじゃ。というか真の「ドジっ娘メイド」とは 2 の事を指すのじゃ。
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判るじゃろうか?! ドジというのは、個々の操作、個々の動作は一通り出来るのじゃ。その上で、何かを成し遂げようとするときに、個々の動作をどう結合して行くか、と言う判断の部分に誤りや無理がある。結果として、ものすごく不安定な物の運び方をしてバランスが崩れ、それをどうにかしようとして姿勢制御に失敗、転倒する、というような現象を起こす。卵を温めようとして、電子レンジに放り込んでチンッとしてしまう。これをドジと呼ぶのじゃ。
というわけで、ドジっ娘メイドを作るためには、まず、個々の操作はきちんとこなせねばならぬのじゃ。その上で統合AIから MECE 機能を除去する(それもいい具合に CE にならぬようにする)必要があるのじゃ。
ドジっ娘というのは、工学的に見て AI の領域に属するものであることが、お判りいただけたじゃろうか?
もっと単純に、個々の作業は(手順も含めて)実行できるが、複数の作業を平行して実行するとリソースが不足して失敗する、という人間でもありがちな、より自然な実装で実現できると思います。
歩きながらお盆に乗せた飲み物をこぼさないように持つ事は出来るが、さらに会話に応じようとすると足元がおろそかになってバランスを崩す、というように。
また、別の方向性として、新たな手順が必要なときに間違って学習する、あるいは推論によって間違った手順を構成する、という実装も考えられますが、これはドジというより、可哀想な子になってしまうので論を分けるべきだと思います。
人間でもありがちな、より自然な実装で実現できると思います。
うーん、ググッたのだけれど見つからない…。たしかそれは すでに実装されていたような気が…。
たしか MIT だったかの古いマシンが 1990年代に引退したのですが、その時の引退の辞(そのマシンの一人称で書かれている) が NetNews に流れてて…その中で、「私を使ってロボットアームを制御し、フルーツパンチを酌む、というデモをあるパーティーでやることにした。が、アームは本来止まるところでとどまらず、そのままロボットにパンチを注ぐまで腕を動かし続けた」という状態になって、いきなり宴会がデバッグパーティーになった的な話が書いてあった気がする。
この現象の理由は、制御系が LISP で書かれていて、アームを動かしている最中に GC が起動して他の全ての動作が停止、アームに停止信号を送れなくなったから、なんだけれど…# リアルタイム制御に対応したGCの重要性が発見された一幕。
3 のパターンはようするに「ちゃんと電子レンジを使える」事を意味する。貴殿はメイドロボが「操作できるが誤る」と言った場合に 3 のパターンにさらに「人為的誤り機能をつけたもの」を想像しておるようじゃ。しかし。2 も同じような誤り方をするのじゃ。というか真の「ドジっ娘メイド」とは 2 の事を指すのじゃ。
同じような誤り方はしないはずです。必要な手順が判らなければそもそも行動できませんし、命令を独自に解釈して行動する機能があったとしても(怖いよ)、学習能力が無ければ常に失敗を続けます。また正しい手順を学習したなら人為的誤り機能無しの3になってしまいます。
okky先生にとっての『真の「ド
同じような誤り方はしないはずです。
誤り方には「正しいステップに限りなく近いがちょっと違う」というカオスエッジ的誤り方もあれば、「正しいステップからはとんでもなく外れている」という誤り方もある。貴殿はその辺を忘れておる。
ドジが萌えに通じるのは、その誤りがカオスエッジに属しておるからじゃ。ほんの小さな間違いが、大きな破綻につながっていく、不安定系の特性を楽しむのが「ドジ」というものじゃ。
逆に言えば、結果だけを見ると、ドジはすべからくバカにしか見えぬ。静的状態だけを調べるなら、ドジもバカも一緒じゃ。しかし、ある静的状態から別の静的状態へと移行する、その移行パス…動的状態がドジとバカを分けるのじゃ。しかも、限りなく正しいステップに近いのだが、「ゴールへの着実な到達性」というか「外乱に対する堅牢性」に問題があるのが『萌えるドジ』じゃ。
そのためには、「ちゃんと成功する場合」に出来るコト個々の操作等は、「ドジっ娘」もできねばならぬ。
…
うーむ、わしの言語力では十分伝えきれぬな。きっとそのうち「萌えとカオスエッジ」とかいうタイトルで、サンタフェ研究所から論文が出るに違いない。おそらくそこにこそ、わかり易い説明があるに違いないと思うのじゃが…
参考映像 [hatena.ne.jp]
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奴らは分かっちゃいない (スコア:0)
>物体を持ち上げての移動ができるそうだ。
違うんだ。
俺たちは、そういうのができることを望んでいるんじゃない。
むしろそういうのができないことを望んでいるんだ。
Re:奴らは分かっちゃいない (スコア:3, おもしろおかしい)
まて、慌てるあまりに自分が望んでいる事を表現し間違えちゃいけない。
「掃除や洗濯機の操作」をした上で それが間違っている事を期待しているわけだし、
「電子レンジやトースターの操作」をした上で 得られたものが食べられないような代物である事 を期待しているわけだし、
「物体を持ち上げての移動」をした上で 途中で転ぶ事 を期待しているんだろう?
全部 できなくちゃいけない んだよ。「できたうえで更に失敗をしでかす」という付加価値を望んでいるのさ。
fjの教祖様
Re:奴らは分かっちゃいない (スコア:2, すばらしい洞察)
別ACですが、違うんです、そうじゃないんですよ。
そんな、なんでも出来るくせに、あざとくドジッ娘を演じて見せるような夢の無いメイドロボは要らないっ!
ぼくらが夢見ているのは、腹黒メイドロボとの生活じゃないんだ。(そういう人、いたらごめんなさい)
家電を操作する段階で間違える、物を持つ段階で失敗する、そういう一人では失敗しちゃう子を愛(運用方法)でカバーする暮らしなんだよ!
#じゃ何のためのメイドロボかって? 家事をさせることは手段であって目的ではないのですよ
Re:奴らは分かっちゃいない (スコア:1)
どなたか#1706750のACさんへ「すばらしい洞察」をさしあげてください。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:奴らは分かっちゃいない (スコア:1)
むぅ。貴殿はドジがなんであるか、判っておらぬな。
例えば「電子レンジを操作する」という事を考えてみたまえ。ここには3種類のパターンが有ることが判る。
1 のパターンはそもそも電子レンジが動くことすら無い。電子レンジを動かそうと、必死で水道の蛇口を動かすような類の動作をするじゃろう。これはドジとかそういうレベルの話ではない。栓抜きが電子レンジを操作できないからと言って、「栓抜きはドジっ娘です」とは呼ばぬじゃろう? これはそういうレベルなのじゃ。
3 のパターンはようするに「ちゃんと電子レンジを使える」事を意味する。貴殿はメイドロボが「操作できるが誤る」と言った場合に 3 のパターンにさらに「人為的誤り機能をつけたもの」を想像しておるようじゃ。しかし。
2 も同じような誤り方をするのじゃ。というか真の「ドジっ娘メイド」とは 2 の事を指すのじゃ。
.
判るじゃろうか?! ドジというのは、個々の操作、個々の動作は一通り出来るのじゃ。その上で、何かを成し遂げようとするときに、個々の動作をどう結合して行くか、と言う判断の部分に誤りや無理がある。結果として、ものすごく不安定な物の運び方をしてバランスが崩れ、それをどうにかしようとして姿勢制御に失敗、転倒する、というような現象を起こす。卵を温めようとして、電子レンジに放り込んでチンッとしてしまう。これをドジと呼ぶのじゃ。
というわけで、ドジっ娘メイドを作るためには、まず、個々の操作はきちんとこなせねばならぬのじゃ。その上で統合AIから MECE 機能を除去する(それもいい具合に CE にならぬようにする)必要があるのじゃ。
ドジっ娘というのは、工学的に見て AI の領域に属するものであることが、お判りいただけたじゃろうか?
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
もっと単純に、個々の作業は(手順も含めて)実行できるが、複数の作業を平行して実行するとリソースが不足して失敗する、
という人間でもありがちな、より自然な実装で実現できると思います。
歩きながらお盆に乗せた飲み物をこぼさないように持つ事は出来るが、さらに会話に応じようとすると足元がおろそかになってバランスを崩す、というように。
また、別の方向性として、新たな手順が必要なときに間違って学習する、あるいは推論によって間違った手順を構成する、という実装も考えられますが、これはドジというより、可哀想な子になってしまうので論を分けるべきだと思います。
Re:奴らは分かっちゃいない (スコア:1)
うーん、ググッたのだけれど見つからない…。
たしかそれは すでに実装されていたような気が…。
たしか MIT だったかの古いマシンが 1990年代に引退したのですが、その時の引退の辞(そのマシンの一人称で書かれている) が NetNews に流れてて…
その中で、
「私を使ってロボットアームを制御し、フルーツパンチを酌む、というデモをあるパーティーでやることにした。
が、アームは本来止まるところでとどまらず、そのままロボットにパンチを注ぐまで腕を動かし続けた」
という状態になって、いきなり宴会がデバッグパーティーになった
的な話が書いてあった気がする。
この現象の理由は、制御系が LISP で書かれていて、アームを動かしている最中に GC が起動して他の全ての動作が停止、アームに停止信号を送れなくなったから、なんだけれど…
# リアルタイム制御に対応したGCの重要性が発見された一幕。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
同じような誤り方はしないはずです。
必要な手順が判らなければそもそも行動できませんし、
命令を独自に解釈して行動する機能があったとしても(怖いよ)、
学習能力が無ければ常に失敗を続けます。
また正しい手順を学習したなら人為的誤り機能無しの3になってしまいます。
okky先生にとっての『真の「ド
ドジの萌えはカオスエッジである (スコア:1)
誤り方には「正しいステップに限りなく近いがちょっと違う」というカオスエッジ的誤り方もあれば、「正しいステップからはとんでもなく外れている」という誤り方もある。貴殿はその辺を忘れておる。
ドジが萌えに通じるのは、その誤りがカオスエッジに属しておるからじゃ。
ほんの小さな間違いが、大きな破綻につながっていく、不安定系の特性を楽しむのが「ドジ」というものじゃ。
逆に言えば、結果だけを見ると、ドジはすべからくバカにしか見えぬ。静的状態だけを調べるなら、ドジもバカも一緒じゃ。しかし、ある静的状態から別の静的状態へと移行する、その移行パス…動的状態がドジとバカを分けるのじゃ。しかも、限りなく正しいステップに近いのだが、「ゴールへの着実な到達性」というか「外乱に対する堅牢性」に問題があるのが『萌えるドジ』じゃ。
そのためには、「ちゃんと成功する場合」に出来るコト個々の操作等は、「ドジっ娘」もできねばならぬ。
…
うーむ、わしの言語力では十分伝えきれぬな。きっとそのうち「萌えとカオスエッジ」とかいうタイトルで、サンタフェ研究所から論文が出るに違いない。おそらくそこにこそ、わかり易い説明があるに違いないと思うのじゃが…
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
参考映像 [hatena.ne.jp]
Re: (スコア:0)
一言なのでAC