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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
腐 (スコア:0, 余計なもの)
> 「たしかに、不正は行なわれた。しかし科学の正常なチェック方法を使え ば、このような不正は探し出せる。このシステムは機能している」
なんか、どこかで聞いた言葉だなぁ、と思ったら
「仕様書は完璧だったんだが、実装がまずかったんだよねー。で、動かなかったんだ。ごめんごめん。」
という開発者のいいわけそのものだよね。
まぁ、これに限らず、米国の「経済
Re:腐 (スコア:2, すばらしい洞察)
>> ク方法を使え ば、このような不正は探し出せる。このシス
>> テムは機能している」
> なんか、どこかで聞いた言葉だなぁ、と思ったら
> 「仕様書は完璧だったんだが、実装がまずかったんだよねー。
> で、動かなかったんだ。ごめんごめん。」
> という開発者のいいわけそのものだよね。
なんでこんな例えば出てくるのかさっぱり分かりません。
研究結果を捏造しようと、間違った実験をしようと、
自然法則は一
「いずれ」の意味 (スコア:1, 興味深い)
だから、今回は不正の露見が「社会的に影響はあったけれども、なんとか必要かつ十分な時間内に」かろうじて間に合った、というだけのことであって、これが間に合わなかった場合は不正は露見しないのと同じことになる。追試そのものも、なんらかの事情で行われなかったり、忙しくてできる人がいなかったりね。あと、社会が半導体に興味を全く失って、研究者そのものが他に全くいなくなるとか。まぁ、これは現
Re:「いずれ」の意味 (スコア:5, 参考になる)
査読に際しては、
・従来報告されていない新規な発見であるか
・論理は首尾一貫しているか
・原稿の体裁はきちんとしているか
・表現はわかりやすいか
・英文の場合、文法や単語は正しいか
・論文の主題は専門誌の趣旨に一致しているか
などのポイントを中心にチェックしていくことになります。
投稿原稿が新規なものであるかどうかは一応確認しますが、最近はインターネットが利用できるようになってやりやすくなったとは言え限界がありますので、原稿の内容
Eureka !
要するに査読者は騙せるもの (スコア:0)
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
専門誌に掲載された論文は絶対正しいとナイーブに信じておられたようですが、掲載されたのはそれが真実であると証明されたからではなく、真実であると信じるに足る合理的な根拠が示され、かつ、否定するだけの根拠はなかったからであって、最初にも書いたようにそれをさまざまな角度から再検証して正しいものであるかを評価するのは関連する分野の研究者の責任です。
どうも曲解されているようですが、査読の際はもちろん可能な限りのチェックに努めますし、その結果掲載されたということは非常に重い意味を持ちますので、そのような論文には敬意を持って接するのがまっとうな研究者というものです。
ただ、それをもってその論文の内容が無条件に肯定されるものでないことは他の方も繰り返しコメントされている通りですし、大学院に進学すればこれは指導教官から最初に仕込まれるべき事項です。
このような方式がなぜ取られているのか、その利点と欠点、限界などは先に挙げられている3冊の本のどれかを読めば、過去に起こった詐欺的事件の実例を挙げて解説していますので、理解が深まることでしょう。
インターネットも結構ですが、まずはきちんと読書しないとね。
Eureka !
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
> れたようですが、掲載されたのはそれが真実であると証明され
> たからではなく、真実であると信じるに足る合理的な根拠が示
> され、かつ、否定するだけの根拠はなかったからであって、
もし memexさんが科学の現場を経験された方ならお聞きしたい
のですが、同じ分野でも多くの種類の専門誌が存在するわけで
すが、その論文にふさわしいかのチェックはどうするのでしょ
うか。たとえねつ造を見破る事ができなかったとしても、
クエスチョンマークが付くような論文を一流誌に載せるのを
許可するような査読者のいる分野全体の問題でしょう。
インパクトファクターの大きな雑誌ですら、嘘じゃなかったら
載せるなんていい加減な事をやってるんですから、二流誌、
三流誌なら多少の嘘は認める、ぐらいの内容なんでしょうか。
査読者や、共著者の責任を一切問わないと言う時点で、その分
野の研究者や学会の良識を疑いますね。
そのうち考古学で起こったねつ造問題みたいに、学界全体を
引っくり返すような事にならないかぎりは、かわらないんでし
ょうね。
そう言う意味で、#173914 のACさんには共感を覚えます。
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:0)
もし、大変な経験のある人がこのコメントを書いていたら、どうなんでしょうか?やっぱり水戸黄門みたいに「へへー、おそれいりました」となるのでしょうか?
最初の1行でおそらくご自分では気が付かず「権威」を振り回していますよね。理屈というものを抜きに、相手にインパクトを与えよう、という意思が見え見えです。この傲慢(と、ご自分では自覚がないのでしょうが)とも見える態度がフッと出てしまう、こういう人がいる、ということこそが、本来あるべき「科学」を見失って、「学者業界」
それにしてもやっぱり (スコア:0)
> 世の中に「印刷物」として出回る「権威ある(と、思われている)」ものが、そんな程度の査読しか されていないものだなんだ、ということは、世の中にもっと宣伝して周知徹底しておかないと、大変なこ
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
>もし memexさんが科学の現場を経験された方ならお聞きしたい
>のですが、同じ分野でも多くの種類の専門誌が存在するわけで
>すが、その論文にふさわしいかのチェックはどうするのでしょ
>うか。
ちょっと質問の意味がよくわからないのですが、論文が掲載されるのにふさわしい専門誌はどうして選ぶのか、という意味であれば、それは投稿する側が選ぶ問題です。
>たとえねつ造を見破る事ができなかったとしても、
>クエスチョンマークが付くような論文を一流誌に載せるのを
>許可するような査読者のいる分野全体の問題でしょう。
研究に関わった方ならおよそ承知されているでしょうが、専門誌に掲載される論文には、多くの研究者が「こうすればこういう結果が得られるだろう」と想定していて実際にそう言う結果が得られました、というものが多くあります。
つまり、細かい箇所はともかく、どういう結果が得られるかは大体予想されていたわけであって実際にそれが論文として出されて初めて関係者に公式に認知されることになります。
もう一つは、予想を検証するべく実験してみたら予想に反する結果が得られた場合で、その予想が間違っていたのか、それとも研究手法が正しかったのかを検証することになります。
また、従来の予想では説明できないような論文が発表されることがありますが、それが多くの研究者によって追試されて確認されれば新発見として認知されることになります。
何度も言うようですが、査読者が原稿に記載された原稿を追試して真偽を確かめるわけではありませんし、それは関連研究者の仕事です。
>インパクトファクターの大きな雑誌ですら、嘘じゃなかったら
>載せるなんていい加減な事をやってるんですから、二流誌、
>三流誌なら多少の嘘は認める、ぐらいの内容なんでしょうか。
複数の査読者で意見の分かれることはあっても、「多少の嘘は認める」なんて査読者は誰一人いないでしょう。
少なくとも日本の考古学で最近起こった問題のように、正式な論文として発表すらされていないものを公知の事実として利用するようないい加減なことをやっているわけではありません。
実際査読してみると、不適切な実験や操作、統計処理のミスなどで評価の対象にすらならない原稿がある一方で、非の打ち所のない実験、統計処理を行ってどこにも欠陥は認められないにも関わらず、得られた結果は従来の予想とかけ離れているものもあります。
前者は当然落選ですが、後者については複数の研究者が何度も検討を重ねます。
もし欧米の「一流誌」を定期的に読まれていれば、巻頭の編集者所見に時折、「これは従来の知見では説明できない報告である、もし本当であれば大発見である」と言ったコメントを時折見かけられるはずです。
科学の査読システムの現状と限界、そして検証の具体的な手順がどのようなものであるのか、一度丹念に読まれるとよろしいと思います。
Eureka !
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:3, すばらしい洞察)
現在の実験科学のほとんど (数学とかは別) は、「こうやったらこういうふうになったよ」という報告と「そいつはこう考えると説明できるんでないかしら」という意見との膨大な集積に過ぎないのであって、だから「これは 100% 正しい」という内容はほとんどありません。ある事柄を「絶対正しい」とか言ってる人は、その situation にもよりますが、大抵ろくな人ではないことが多いと個人的には思っています。
そのかわり、99% 以上の確率で正しいと (大多数の研究者によって) 認識されている事柄には、その背景に多くの人たちの知恵や工夫と、たくさんの時間と手間が重ねられているのです。エセ科学の人たちはこのへんを軽視してだいたい失敗しています。
閑話休題。論文誌に載っていることを 100% 正しいなどと思っている研究者はいません。だから今回の研も最終的にはダメが出されたわけです。査読者の役割は、そういう意味ではノイズフィルタに近いのであって、論文は少数の査読者を経由し、さらに多数の読者にさらされ、その評価が決まっていくわけです。
逆に、質の高い論文をどれだけ載せられたかによって、論文誌の評価も上がったり下がったりしていきます。いい論文誌はたくさんの人が読みますから、そういうところには「自分の書いたこの論文はすげえぜ!」というのがたくさん投稿されてくる、そしてますます雑誌の評価が上がる、という仕組みになっています。
Re:要するに査読者は騙せるもの (スコア:1)
私のコメントをあなたがどう受け取られるか、それはあなたの自由ですが、少なくとも
>「われわれは科学を無謬だとは言っていない。方法論は無謬だけど」という言い訳
なんて事、私は言っていませんよね。
私は成果が論文として発表され、検証されて認知されるまでのプロセスと、そこにどんな限界があるのかをただ紹介しただけであって、査読システムの問題についても優れた何冊かの書物をポインタとして挙げて興味のある方はそちらを参照してくださいと言ったのですが、そのコメントは読まれていないのでしょうか。
恐らく相当に経験のある方と思われる nakanot 氏始め他のスレッドでのコメントにもある通り、科学の世界では既存の報告が間違っていれば、その根拠をきちんと示すことで誰でも否定することが出来ますし、逆に追試で検証されればどこの誰の論文であろうと評価が高まるようになっています。
これは権威とは最も遠いシステムであるとは思われませんか?
Eureka !
どれもACこめんとですが (スコア:0)
それを前提にお話しないほうがいいかも。
> おやおや、年寄りのコメントはお気に召しませんでしたか。
っていう始まり方は、やはりまずいのでは?
「私はあなたの言うことを、取るに足りないことと思っていて、真剣にはお話したくない」というように読めるから。
それに、コメントは
Re:どれもACこめんとですが (スコア:1, 興味深い)
>
> 科学の方法論、というよりは、学会というものの「前提」を疑うか、それとも疑わないか?
>
> そういう論争をしているように見えるけど。
「そういう論争」以前じゃないですか?
#174077のACさんは今現在なぜこういう査読システム(査読者が内容の真偽を保証しない)に"わざと"しているのか理解していないのでは?
(既に紹介された本の中に色々書かれているかと思いますが)査読者だって「無謬などということがありえるわけはない」からこそこうしてるんでしょ?
議論の前提になる基礎知識を欠いていて論争も何もないと思います。
車にたとえれば、
「何で排気管にマフラーなんてものを付けるんだ。そんなもの取っ払ったほうが燃費が良くなって環境にいいじゃないか。」
って言っているようなもの。
Re:どれもACこめんとですが (スコア:0)
それがこれ:
> シェーン氏の調査にあたった委員会の委員長を務めた、応用物理学専門のマルコム・ビーズリー教授は、次のように述べている。「たしかに、不正は行なわれた。しかし科学の正常なチェック方法を使えば、このような不正は探し出せる。このシステムは機能している」
そして、この文章の後のほうで、以下のようにもたたみかける。
> しかし調査委員たちは、「こうし
先生 (スコア:0)
Re:どれもACこめんとですが (スコア:0)
「仲間うち」なんて書いているようじゃ、「なんにも判っていないのね」て言われるよ。
「公開」て言葉の意味、知ってる?
これもいまさら、ですが (スコア:0)
「でも、それはしょうがないのでは?」というのも、もっともなこと。だからそれが
Re:これもいまさら、ですが (スコア:0)
「おかしさ」に気づいた専門家が「公開の場」で問題を指摘し,そして
検証結果が専門誌に「公開」されて大勢の知るところとなっても,
それをあなたが理解できなければあなたにとっては「閉鎖的」といえる
わけですか。
たとえすべての情報を目の前に並べられてもそれを理解するための努