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労働集約があたかも日本のソフトウェア産業の問題点であるかのような叩かれようですが、日本の産業で知識集約型で成功した産業分野というのは、どんなのがあるのでしょう?自動車にしろ、昔の造船にしろ、もっと昔の繊維にしろ、日本で成功した産業は基本的に労働集約型だと思います。だったら、労働集約型になっていることを嘆くよりも、労働集約型だからこそ優位に立てるところを探すほうがいいと思います。例えば、日本の銀行のシステムはなかなかのものだと思います。米国の銀行に比べてはるかに進んでいると思いますよ。
人口減少しなければ、よかったのでしょうが。もう無理でしょう。現有戦力も、今の日本は約4人に1人が65歳以上ですから劣化しすぎ。
またインドや中国といった10億人の国と労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
> 日本の銀行のシステム
所詮は20世紀に作った過去の遺産で割高なんですよね。コストを掛けて、銀行自体が国際競争に負けては意味が無い。
日本はITが駄目なせいで、マスメディアなど多方面で海外に攻め込まれています。世界第二位のコンテンツ大国も滅亡への道を転がり落ちていますし。
ITをなんとかしないと。開発技術だけでなく、立法技術をなんとかしないと労働集約では、どうにも成らないと思います。
それはそうですね。でも、人数が沢山いることと、技術産業で労働集約して成果をあげることは別問題だと思いますよ。
日本はITが駄目なせいで、マスメディアなど多方面で海外に攻め込まれています。
私は逆に、マスメディア(および政治)が駄目なせいで日本のITは海外に展開できないのだと思います。とはいえ、政治もマスメディアも、日本が苦手な知識集約が要求されているので期待はしていません。
>人数が沢山いることと、技術産業で労働集約して成果をあげることは別問題だと思いますよ。同じ条件で同じような人間が努力すれば同じくらいの数の技術者を輩出することができる。
労働集約型という同じ土俵で戦う限りは、数も勝ってる上に人件費も数分の一のインドや中国に、日本が勝てる道理はない。
まあ実際負けてるしね。
#「別問題だと思いますよ(キリッ)」。勝つ見込みがないなら、素直にそう言えば良いのに。
>自動車にしろ、昔の造船にしろ、もっと昔の繊維にしろ、日本で成功した産業は基本的に労働集約型だと思います。>労働集約型になっていることを嘆くよりも、労働集約型だからこそ優位に立てるところを探すほうがいいと思います。
かつて日本が成功「した」産業は労働集約型だったかもしれない。その頃の日本人の人件費は今ほど高くはなかったからし、労働集約型産業は正解だったかもしれない。しかし、もはやそういう時代ではない。
今や日本人の人件費が高騰したがために、既に昔のような労働集約型では戦えなくなっている。日本が生き残るためには知識集約型産業への転換は不可避だった。
大昔に、偶然あるやり方で上手くいったからと言って、そのやり方に何十年も固執するのは老害の第一歩だよ。
>日本の銀行のシステムはなかなかのものだと思います。米国の銀行に比べてはるかに進んでいると思いますよ。採算度外視で肥大化した各社独自仕様で互換性無しの高コストATMシステムなど、日本的失敗システムの代表だと思うよ。
ついで>>またインドや中国といった10億人の国と>>労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。人口数億で、英語が話せて、極めつけに人件費や生活費が数分の一以下だったりするしな。それを日本のような高コスト国が、労働集約型で価格競争するとワーキングプアになる。
かつて日本が成功「した」産業は労働集約型だったかもしれない。その頃の日本人の人件費は今ほど高くはなかったからし、
日本の自動車が世界を席捲したのは、安かったからでしょうか?少なくともアメリカでは品質で認められていましたよ。労働集約型で高品質なものを創り出せるのは日本の産業の優れた点だと思います。
採算度外視で肥大化した各社独自仕様で互換性無しの高コストATMシステムなど、日本的失敗システムの代表だと思うよ。
それこそ日本に閉じ込もったガラパゴス的認識だと思います。海外で暮らしてみると、日本の銀行のシステムのすばらしさがよくわかりますよ。
元記事での比較対象はアメリカです。アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
> 安かったからでしょうか?
まず安かったからです。次が品質だと思います。
> 日本の銀行のシステムのすばらしさ
海外に日本の銀行システムが売れたという話は聞きません。世界は日本のような高コスト高品質な社会ではなく今後もそうなる見込みはありません。
> アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
売上とコストの関係で見ると、圧倒的に低いでしょうね。例えばマイクロソフトのOSやOffice類は利益率が6~8割。勝負になりませんね。
「安い」と「品質」は同時判断される物じゃない。
「安い」ってのは売れる理由。「品質が良い」ってのは捨てられない条件。それぞれ効果には時差が有る。
新しい物は先ず安くないと購入されない。購入後捨てられなければどんどん浸透する。
ただまあ、そういうのは飽く迄大量生産大量消費の時代の考え方だ。将来的に経済的均衡が発生すれば、日本式のサービスに即した開発(単なる受託開発な訳だが)の方が、生き残りに有利かも知れない。ハード的には国産PCメーカーなんて、既にそっちへ舵を切っているよね。
> ただまあ、そういうのは飽く迄大量生産大量消費の時代の考え方だ。
これから益々、情報の大量生産・大量消費時代が進展するというのに
> 生き残りに有利かも知れない。
夢のような話ですね。
>労働集約型で高品質なものを創り出せるのは
優秀な労働者を低賃金で働かすから、同じ値段でも高品質なものができるんじゃない。でまあ、工場労働者が低賃金な上に不安定な労働で、トヨタ子会社やらマツダ子会社の労働者が通り魔事件を起こしたりもしていると。
>それこそ日本に閉じ込もったガラパゴス的認識だと思います。>海外で暮らしてみると、日本の銀行のシステムのすばらしさがよくわかりますよ。
そりゃあ技術としては優れてるさ。コスト度外視、採算度外視、給料激安で作るんだもの。でもね、それを作ることで銀行がどれだけ利益を上げた?日本の銀行の利息が上がったか?
結果として大赤字なシステムなぞ、経営的には「成功」とはお世辞にも言えないよ。#GoogleやアップルのiPhoneが凄いのは、あれで莫大な利益を上げてることだよな。#PSXなんてどうだったっけ?
>アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?アメリカは知識集約型産業なので、利益率が日本とは比較にならない。インドは労働集約型でも、人件費が日本とは比較にならない。
常識でしょ。
でもね、それを作ることで銀行がどれだけ利益を上げた?日本の銀行の利息が上がったか?
今の日本の銀行の姿こそ、日本ではいかに知識集約ではうまくいかないかを表わしているのでは。ちなみに日本の銀行のシステムを労働集約でつくったITゼネコンは、この厳しい経済情勢の中でもそれなりに頑張ってるようです。
アメリカは知識集約型産業なので、利益率が日本とは比較にならない。インドは労働集約型でも、人件費が日本とは比較にならない。
日本語が通じなかったのでしょうか。私は、アメリカとの比較でBRICSの人件費を持ち出すようなトンチンカンが知識集約型産業でメシを食っていけるのですか?と問うたのですよ。
>ITゼネコンは、この厳しい経済情勢の中でもそれなりに頑張ってるようです。税金垂れ流しの公共事業だもの。偉そうに言えた義理じゃない。
そしてそうやって公共事業に頼ってでさえ、下請けをバンバン斬って、開発経験もない本社正社員に内製させるなんて非効率なことをやって生き延びてるだけ。
「タコの足切り」どころか「タコの切腹」と呼ぶに相応しい状況だよ。
>またインドや中国といった10億人の国と>労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
少しは読んでから発言しなよ‥‥恥の上塗り。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
労働集約で何が悪い? (スコア:2)
労働集約があたかも日本のソフトウェア産業の問題点であるかのような叩かれようですが、
日本の産業で知識集約型で成功した産業分野というのは、どんなのがあるのでしょう?
自動車にしろ、昔の造船にしろ、もっと昔の繊維にしろ、日本で成功した産業は基本的に労働集約型だと思います。
だったら、労働集約型になっていることを嘆くよりも、労働集約型だからこそ優位に立てるところを探すほうがいいと思います。
例えば、日本の銀行のシステムはなかなかのものだと思います。米国の銀行に比べてはるかに進んでいると思いますよ。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:1)
人口減少しなければ、よかったのでしょうが。もう無理でしょう。
現有戦力も、今の日本は約4人に1人が65歳以上ですから劣化しすぎ。
またインドや中国といった10億人の国と
労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
> 日本の銀行のシステム
所詮は20世紀に作った過去の遺産で
割高なんですよね。
コストを掛けて、銀行自体が国際競争に負けては意味が無い。
日本はITが駄目なせいで、マスメディアなど多方面で
海外に攻め込まれています。
世界第二位のコンテンツ大国も滅亡への道を転がり落ちていますし。
ITをなんとかしないと。開発技術だけでなく、立法技術をなんとかしないと
労働集約では、どうにも成らないと思います。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:2)
それはそうですね。でも、人数が沢山いることと、技術産業で労働集約して成果をあげることは別問題だと思いますよ。
私は逆に、マスメディア(および政治)が駄目なせいで日本のITは海外に展開できないのだと思います。
とはいえ、政治もマスメディアも、日本が苦手な知識集約が要求されているので期待はしていません。
Re: (スコア:0)
>人数が沢山いることと、技術産業で労働集約して成果をあげることは別問題だと思いますよ。
同じ条件で同じような人間が努力すれば同じくらいの数の技術者を輩出することができる。
労働集約型という同じ土俵で戦う限りは、数も勝ってる上に人件費も数分の一の
インドや中国に、日本が勝てる道理はない。
まあ実際負けてるしね。
#「別問題だと思いますよ(キリッ)」。勝つ見込みがないなら、素直にそう言えば良いのに。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:1)
>自動車にしろ、昔の造船にしろ、もっと昔の繊維にしろ、日本で成功した産業は基本的に労働集約型だと思います。
>労働集約型になっていることを嘆くよりも、労働集約型だからこそ優位に立てるところを探すほうがいいと思います。
かつて日本が成功「した」産業は労働集約型だったかもしれない。
その頃の日本人の人件費は今ほど高くはなかったからし、労働集約型産業は
正解だったかもしれない。しかし、もはやそういう時代ではない。
今や日本人の人件費が高騰したがために、既に昔のような労働集約型では戦え
なくなっている。日本が生き残るためには知識集約型産業への転換は不可避だった。
大昔に、偶然あるやり方で上手くいったからと言って、そのやり方に何十年も
固執するのは老害の第一歩だよ。
>日本の銀行のシステムはなかなかのものだと思います。米国の銀行に比べてはるかに進んでいると思いますよ。
採算度外視で肥大化した各社独自仕様で互換性無しの高コストATMシステムなど、
日本的失敗システムの代表だと思うよ。
ついで
>>またインドや中国といった10億人の国と
>>労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
人口数億で、英語が話せて、極めつけに人件費や生活費が数分の一以下だったりするしな。
それを日本のような高コスト国が、労働集約型で価格競争するとワーキングプアになる。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:2)
日本の自動車が世界を席捲したのは、安かったからでしょうか?
少なくともアメリカでは品質で認められていましたよ。
労働集約型で高品質なものを創り出せるのは日本の産業の優れた点だと思います。
それこそ日本に閉じ込もったガラパゴス的認識だと思います。
海外で暮らしてみると、日本の銀行のシステムのすばらしさがよくわかりますよ。
元記事での比較対象はアメリカです。
アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:1)
> 安かったからでしょうか?
まず安かったからです。次が品質だと思います。
> 日本の銀行のシステムのすばらしさ
海外に日本の銀行システムが売れたという話は聞きません。
世界は日本のような高コスト高品質な社会ではなく
今後もそうなる見込みはありません。
> アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
売上とコストの関係で見ると、圧倒的に低いでしょうね。
例えばマイクロソフトのOSやOffice類は利益率が6~8割。
勝負になりませんね。
逆で大問題 (スコア:0)
大騒ぎになったスルガ銀行の事例もあります。
少なくとも一部の銀行系ユーザーは、なかったら作り込め。と平気で言います。
##それに、ロハで...と続く質が悪い話もちらほら。
Re: (スコア:0)
「安い」と「品質」は同時判断される物じゃない。
「安い」ってのは売れる理由。
「品質が良い」ってのは捨てられない条件。
それぞれ効果には時差が有る。
新しい物は先ず安くないと購入されない。
購入後捨てられなければどんどん浸透する。
ただまあ、そういうのは飽く迄大量生産大量消費の時代の考え方だ。
将来的に経済的均衡が発生すれば、日本式のサービスに即した開発(単なる受託開発な訳だが)の方が、生き残りに有利かも知れない。
ハード的には国産PCメーカーなんて、既にそっちへ舵を切っているよね。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:1)
> ただまあ、そういうのは飽く迄大量生産大量消費の時代の考え方だ。
これから益々、情報の大量生産・大量消費時代が進展するというのに
> 生き残りに有利かも知れない。
夢のような話ですね。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:1)
>労働集約型で高品質なものを創り出せるのは
優秀な労働者を低賃金で働かすから、同じ値段でも高品質なものができるんじゃない。
でまあ、工場労働者が低賃金な上に不安定な労働で、トヨタ子会社やら
マツダ子会社の労働者が通り魔事件を起こしたりもしていると。
>それこそ日本に閉じ込もったガラパゴス的認識だと思います。
>海外で暮らしてみると、日本の銀行のシステムのすばらしさがよくわかりますよ。
そりゃあ技術としては優れてるさ。
コスト度外視、採算度外視、給料激安で作るんだもの。
でもね、それを作ることで銀行がどれだけ利益を上げた?
日本の銀行の利息が上がったか?
結果として大赤字なシステムなぞ、経営的には「成功」とはお世辞にも言えないよ。
#GoogleやアップルのiPhoneが凄いのは、あれで莫大な利益を上げてることだよな。
#PSXなんてどうだったっけ?
>アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
アメリカは知識集約型産業なので、利益率が日本とは比較にならない。
インドは労働集約型でも、人件費が日本とは比較にならない。
常識でしょ。
Re:労働集約で何が悪い? (スコア:2)
今の日本の銀行の姿こそ、日本ではいかに知識集約ではうまくいかないかを表わしているのでは。
ちなみに日本の銀行のシステムを労働集約でつくったITゼネコンは、この厳しい経済情勢の中でもそれなりに頑張ってるようです。
日本語が通じなかったのでしょうか。
私は、アメリカとの比較でBRICSの人件費を持ち出すようなトンチンカンが知識集約型産業でメシを食っていけるのですか?と問うたのですよ。
Re: (スコア:0)
>ITゼネコンは、この厳しい経済情勢の中でもそれなりに頑張ってるようです。
税金垂れ流しの公共事業だもの。偉そうに言えた義理じゃない。
そしてそうやって公共事業に頼ってでさえ、下請けをバンバン斬って、
開発経験もない本社正社員に内製させるなんて非効率なことをやって
生き延びてるだけ。
「タコの足切り」どころか「タコの切腹」と呼ぶに相応しい状況だよ。
>またインドや中国といった10億人の国と
>労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
少しは読んでから発言しなよ‥‥恥の上塗り。
Re: (スコア:0)
>私は、アメリカとの比較でBRICSの人件費を持ち出すようなトンチンカンが知識集約型産業でメシを食っていけるのですか?と問うたのですよ。
最初の、
>ttm (8278) : 2010年09月22日 12時25分 (#1828573)
>労働集約で何が悪い?
で労働集約型産業で優位に立とうとした時点で、労働集約型産業に有利だと思われるBRICSが比較対象に出るのは妥当です。
元記事では労働集約型産業で優位に立とうとしていないので当然BRICSは登場しません。
労働集約型に不利なアメリカだけを仮想敵としてとらえて勝利しても仕方ないでしょう。
頓痴気呼ばわりしてないで「BRICSに日本ばりの銀行システムが作れるか」とでも返した方が建設的だと思いますが。