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他にも例がある規制だから構わないとか、強姦や近親相姦を讃美するなんてけしからんから規制して構わないとか、あるいは商業主義的で芸術性もなく有害なだけだから規制していいとか、罰則さえなければいいとか、そう言った類の問題ではありません。
風紀を乱すとか猥褻だからとか(猥褻な物については既に頒布自体が法律で禁止されてしまっていますが)青少年に悪影響を与えるとか、多数の人が嫌悪の情を催すものから、という理屈さえつければ公権力に表現物を審査、指図する権限を与えてしまっていいんだという発想自体が危険だと私は思います。 今回の規制の論理が許されるなら、強姦など以外の犯罪や不道徳な行為の描写の規制、果ては政治や国に対する批判の規制も同じ理論で許されうることになります。条例推進者は当然そういう意図からではなく、社会を良くしたいという思いから今回の条例に賛成したのだと判ってはいますが、どんな善意も方法を間違えると、その積み重ねでゆくゆくは地獄を招いてしまう取っ掛かりになりかねません。 周辺の民主主義国を見ても、青少年保護を名目に政府批判をした書籍を有害図書扱いしたような運用例が実際に見られたりします。
名誉毀損や脅迫や実写児童ポルノのようにその表現物自体が具体的な誰かに直接被害を与えるものでない限り、あらゆる表現への法的規制は民主主義の自殺につながると考えています。
さまざまな所の議論や首長などの発言を見ていても、こういう原理的な議論がどっかに飛んでしまってお互い相手側の人格を攻撃するような瑣末な批判合戦が目に入ることが多くて悲しいことです。
>周辺の民主主義国DPRK?
もちろん東京でも、18禁図書の区分陳列は義務(数年前に条例化)ですよ。一時期それで、「コンビニで取り扱ってもらえなくなる!」と騒ぎになっていたはず>成年雑誌今でもコンビニで成年雑誌は区分陳列で売っているので、どう違うのかよくわからなかったですが。
結局の所、「第九条の二」で青年が読む=少年誌/少女誌にふさわしくないという基準に当たるものは、マークを付ける義務(少年誌/少女誌というカテゴリから外れる)と、マークを付けるまで売れない状態になる!って論調が多いですね。
んでもって、その基準ってのが>第八条第一項第二号の東京都規則で定める基準って書いてあって、んでもって「第八条第一項二号」なるものには>東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるものという「東京都規則で定める基準に該当し」と基準を決めるのは東京都だと。
まぁ新しい有害図書指定の入り口が用意されちゃって、それが都にとって簡単に運用できるしくみで、しかもその基準が今までよりも曖昧だから何処まで自主規制したらよいかもわからない。ってのが反発の理由なのかなーという、流れを見た感想
>今でもコンビニで成年雑誌は区分陳列で売っているので、どう違うのかよくわからなかったですが。
コンビニって、売り場サイズが限定されるから、売れ筋のしか置いてなかったりする。特定のジャンルにいたっては、全滅状態。近親相姦系のとか、L.OとかRINといったロリ系を置いてあるコンビニがあるか?といった問題があるんだな。
自分もかなりうろ覚えだったので、記憶とぐぐるさんに聞いた結果から・中身が見えないようにビニールに入れる等の処置が最も最近の条例(の変更点)みたいですね。
あと、・18禁だと非常にわかりやすくディスプレイする事・なるべく入り口の近く等よい場所には置かない・外から雑誌の表紙が見えるのは禁止・雑誌の表紙に裸等を使わないというのがあった気がする
今後、少年雑誌などもビニールがかぶせられるんですかね。あれをやってから、だんだん雑誌などが売れなくなった気がするので、まずいな-と思うんだけど
>今後、少年雑誌などもビニールがかぶせられるんですかね。
ジャンプ/マガジン/サンデー/キング系、あと、レディスコミックとかも含めて、コミック系ほとんどが、成人系のエリアに全部並ぶと壮観だろうな。
>あれをやってから、だんだん雑誌などが売れなくなった気がするので、
売り場面積が小さいってのがあるだろうね。あと、困りそうなのが、家族向けの本屋だね。成人関係を並べない書店が結構「並べるモンないねん」に陥ってしまいそう。
それはそれでコミック以外のものが並べられるとしても、相当にきついと思うけどね。
そんなん区分があろうが無かろうが変わらないでしょう区分が無かったら近親相姦系とかの雑誌がずらずら並ぶぜとでも思ってるの?
>区分が無かったら近親相姦系とかの雑誌がずらずら並ぶぜ
そうそう、コンビニ系って独自に審査しているみたいなんですよね。売り場面積が増えて空きが目立つ様なら、それなりに緩めるだろうけどね。
>そんなん区分があろうが無かろうが変わらないでしょう
それは売る方の判断なんだろうけどね。売る機会を減らしてしまっている状況がさらに悪くなるってことなんだけどね。程度問題とか、「全滅じゃなければ大丈夫」といった問題ではないんだよな。商業ってさ。
これまで東京都は無規制だったとでも思っているんですか?
東京都の現行の条例でも、性的・暴力的・犯罪的な表現は規制されているし、書籍の包装方法や区分陳列方法なども義務付けされていますよ?
参考:青少年健全育成条例等の運用http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/01_shisaku_1_2_2.html [tokyo.jp]
出版社や流通のほとんどが東京都にあるので、(一地方自治体である)東京都の条例が事実上日本全体を規制するからでは東京でOKなものを地方の条例で独自に規制することはできるが、逆は不可(ウチの県むけに特別に出版してください、流通も独自にやります、と交渉すれば可能かもしれないけど、そんなビジネスにならないことには出版社も応じないと思う)。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
地方の場合 (スコア:1, 興味深い)
既に規制されてる宮城では区分陳列されている。
コンビニだろうとどこだろうと分けられてるし、問題があるとは思えない。
内容が明らかにエロなものは有害図書になってるが
いままで過剰だと思ったこともない。
Re:地方の場合 (スコア:3, すばらしい洞察)
他にも例がある規制だから構わないとか、強姦や近親相姦を讃美するなんてけしからんから規制して構わないとか、あるいは商業主義的で芸術性もなく有害なだけだから規制していいとか、罰則さえなければいいとか、そう言った類の問題ではありません。
風紀を乱すとか猥褻だからとか(猥褻な物については既に頒布自体が法律で禁止されてしまっていますが)青少年に悪影響を与えるとか、多数の人が嫌悪の情を催すものから、という理屈さえつければ公権力に表現物を審査、指図する権限を与えてしまっていいんだという発想自体が危険だと私は思います。
今回の規制の論理が許されるなら、強姦など以外の犯罪や不道徳な行為の描写の規制、果ては政治や国に対する批判の規制も同じ理論で許されうることになります。条例推進者は当然そういう意図からではなく、社会を良くしたいという思いから今回の条例に賛成したのだと判ってはいますが、どんな善意も方法を間違えると、その積み重ねでゆくゆくは地獄を招いてしまう取っ掛かりになりかねません。
周辺の民主主義国を見ても、青少年保護を名目に政府批判をした書籍を有害図書扱いしたような運用例が実際に見られたりします。
名誉毀損や脅迫や実写児童ポルノのようにその表現物自体が具体的な誰かに直接被害を与えるものでない限り、あらゆる表現への法的規制は民主主義の自殺につながると考えています。
さまざまな所の議論や首長などの発言を見ていても、こういう原理的な議論がどっかに飛んでしまってお互い相手側の人格を攻撃するような瑣末な批判合戦が目に入ることが多くて悲しいことです。
Re: (スコア:0)
>周辺の民主主義国
DPRK?
Re:地方の場合 (スコア:2, 参考になる)
もちろん東京でも、18禁図書の区分陳列は義務(数年前に条例化)ですよ。
一時期それで、「コンビニで取り扱ってもらえなくなる!」と騒ぎになっていたはず>成年雑誌
今でもコンビニで成年雑誌は区分陳列で売っているので、どう違うのかよくわからなかったですが。
結局の所、「第九条の二」で青年が読む=少年誌/少女誌にふさわしくないという基準に当たるものは、
マークを付ける義務(少年誌/少女誌というカテゴリから外れる)と、マークを付けるまで売れない
状態になる!って論調が多いですね。
んでもって、その基準ってのが
>第八条第一項第二号の東京都規則で定める基準
って書いてあって、んでもって「第八条第一項二号」なるものには
>東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
という「東京都規則で定める基準に該当し」と基準を決めるのは東京都だと。
まぁ新しい有害図書指定の入り口が用意されちゃって、それが都にとって簡単に運用できるしくみで、
しかもその基準が今までよりも曖昧だから何処まで自主規制したらよいかもわからない。ってのが
反発の理由なのかなーという、流れを見た感想
Re:地方の場合 (スコア:1)
>今でもコンビニで成年雑誌は区分陳列で売っているので、どう違うのかよくわからなかったですが。
コンビニって、売り場サイズが限定されるから、売れ筋のしか置いてなかったりする。
特定のジャンルにいたっては、全滅状態。
近親相姦系のとか、L.OとかRINといったロリ系を置いてあるコンビニがあるか?
といった問題があるんだな。
Re:地方の場合 (スコア:1)
自分もかなりうろ覚えだったので、記憶とぐぐるさんに聞いた結果から
・中身が見えないようにビニールに入れる等の処置
が最も最近の条例(の変更点)みたいですね。
あと、
・18禁だと非常にわかりやすくディスプレイする事
・なるべく入り口の近く等よい場所には置かない
・外から雑誌の表紙が見えるのは禁止
・雑誌の表紙に裸等を使わない
というのがあった気がする
今後、少年雑誌などもビニールがかぶせられるんですかね。
あれをやってから、だんだん雑誌などが売れなくなった気がするので、
まずいな-と思うんだけど
Re:地方の場合 (スコア:1)
>今後、少年雑誌などもビニールがかぶせられるんですかね。
ジャンプ/マガジン/サンデー/キング系、
あと、レディスコミックとかも含めて、コミック系ほとんどが、
成人系のエリアに全部並ぶと壮観だろうな。
>あれをやってから、だんだん雑誌などが売れなくなった気がするので、
売り場面積が小さいってのがあるだろうね。
あと、困りそうなのが、家族向けの本屋だね。
成人関係を並べない書店が結構「並べるモンないねん」に陥ってしまいそう。
それはそれでコミック以外のものが並べられるとしても、
相当にきついと思うけどね。
Re: (スコア:0)
そんなん区分があろうが無かろうが変わらないでしょう
区分が無かったら近親相姦系とかの雑誌がずらずら並ぶぜ
とでも思ってるの?
Re:地方の場合 (スコア:1)
>区分が無かったら近親相姦系とかの雑誌がずらずら並ぶぜ
そうそう、コンビニ系って独自に審査しているみたいなんですよね。
売り場面積が増えて空きが目立つ様なら、それなりに緩めるだろうけどね。
>そんなん区分があろうが無かろうが変わらないでしょう
それは売る方の判断なんだろうけどね。
売る機会を減らしてしまっている状況がさらに悪くなるってことなんだけどね。
程度問題とか、「全滅じゃなければ大丈夫」といった問題ではないんだよな。
商業ってさ。
Re:地方の場合 (スコア:2, すばらしい洞察)
する可能性が高い改正だってことなんじゃないでしょうか。
TSUTAYAのエロビデオコーナーのごとく、間仕切りとカーテンで仕切られ、
子供は入っちゃいけませんって雰囲気の中に、ヤンマガとかスピリッツ、
ヤンジャンとかが置かれるようになるわけですよ。
もちろんそんな事態になっちゃ売り上げが激減するので、青年誌・少年誌も
連載作品の中からエロとか同性愛とか暴力とかを排除した内容にしていく。
そうすると作家らにとっては、条例によって創作が委縮させられたとして
よくは思わないわけです。
そして、それは日本の人口の一割を有する首都東京で行われるわけです。
その影響は全国で販売される漫画全体に及ぶわけです。
少年犯罪史上、最悪の事件「女子高生コンクリート詰め殺人事件」がありますが、
その残虐さを考えると、何で犯人たちは死刑にならなかったのだろうと思う
くらいです。
そんな残虐事件との関連性も疑われるほどそっくりなストーリーの
「完全な遊戯」は、小学生でも買えるわけですよね。
そう思うと、この条例には正義は無いと思います。
Re:地方の場合 (スコア:1, 参考になる)
これまで東京都は無規制だったとでも思っているんですか?
東京都の現行の条例でも、性的・暴力的・犯罪的な表現は規制されているし、
書籍の包装方法や区分陳列方法なども義務付けされていますよ?
参考:青少年健全育成条例等の運用
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/01_shisaku_1_2_2.html [tokyo.jp]
Re:地方の場合 (スコア:1)
出版社や流通のほとんどが東京都にあるので、(一地方自治体である)東京都の条例が事実上日本全体を規制するからでは
東京でOKなものを地方の条例で独自に規制することはできるが、逆は不可
(ウチの県むけに特別に出版してください、流通も独自にやります、と交渉すれば可能かもしれないけど、そんなビジネスにならないことには出版社も応じないと思う)。