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NI最先端インタビュー [natureinterface.com]によれば、
私はよくこの例を話すのですが、もし今の時代に洗濯機がなくて、洗濯ロボットを設計するとします。そうすると、ロボット工学の発想では、溜まった洗濯物をロボットの腕で持って来て、たらいに入れ、石鹸をつけて、洗濯板でゴシゴシやって、ゆすいで、搾る、そういう人間の動作を解析して、それに近い運動をする機械をつくるのではないでしょうか。でもそれは人間のやっていることを真似しているだけです。汚れたものをきれいにするという目的を考えれば、今の洗濯機の、ああいう形がいいのです。今の福祉ロボット、医療ロボットでは、ロボット屋さんがロボットのことから発想している。目的の本質を見ていないので、実際に必要としているものができないのです。 手術用のロボットの場合でも、医者の動作を機械で真似ようとしてしまう。人間は見てその場で感じながら、常にフィードバックをしつつ動いています。それを機械で真似ようとしても、センシングに限界があるし、視覚情報にしても、画像処理やらなにやら大変で、とても作業についていけない。機械には機械に合った方法があって、人間のしてきたことを全部する必要はないわけです。
私はよくこの例を話すのですが、もし今の時代に洗濯機がなくて、洗濯ロボットを設計するとします。そうすると、ロボット工学の発想では、溜まった洗濯物をロボットの腕で持って来て、たらいに入れ、石鹸をつけて、洗濯板でゴシゴシやって、ゆすいで、搾る、そういう人間の動作を解析して、それに近い運動をする機械をつくるのではないでしょうか。でもそれは人間のやっていることを真似しているだけです。汚れたものをきれいにするという目的を考えれば、今の洗濯機の、ああいう形がいいのです。今の福祉ロボット、医療ロボットでは、ロボット屋さんがロボットのことから発想している。目的の本質を見ていないので、実際に必要としているものができないのです。
手術用のロボットの場合でも、医者の動作を機械で真似ようとしてしまう。人間は見てその場で感じながら、常にフィードバックをしつつ動いています。それを機械で真似ようとしても、センシングに限界があるし、視覚情報にしても、画像処理やらなにやら大変で、とても作業についていけない。機械には機械に合った方法があって、人間のしてきたことを全部する必要はないわけです。
人間に近づこうとすれば矛盾を生じ、効率を求めれば人間にこだわる必要はない。そもそも単なるお茶汲みさせたい女性が欲しいのならば、お茶汲みの女性を雇うだろ。
#でもミクライブ [youtube.com]みたいな方向性も否定はしない
そのインタビューにある、
汚れたものをきれいにするという目的を考えれば、今の洗濯機の、ああいう形がいいのです。
というのは、少々疑問に感じます。洗濯機というのは「汚れたものをきれいにするという目的」だけが常に優先される訳ではないですから。(他の道具も多かれ少なかれ)例えば、パナソニックのななめドラム式洗濯機は、欧米で見られる横型ドラム式を日本で普及させるに当たって、使用者がしゃがむ必要がないようにとデザインされたものです。
そこが知りたい家電の新技術:ナショナル「ななめドラム洗濯乾燥機」 [impress.co.jp]
「当時、ドラム型の開発を進める中で他社との差別化を図りながら、しかも洗濯物の出し入れをしやすくする必要性がありました。そこでたどり着いたのがドラムをななめに配置するという発想でした」
# しかも、このななめドラム式洗濯機の初代機NA-V80、やや評判が悪かったようです。# 使い勝手を優先した結果、洗浄力に難があったらしく、次世代機では角度が弱められています。# NA-V80商品情報 [panasonic.jp] / NA-V81商品情報 [panasonic.jp]
そもそも「もし今の時代に洗濯機がなくて、洗濯ロボットを設計するとします」という想定がありえないものだと思いますが(現行の洗濯機の多くはコンピュータ内蔵なので、事実上は洗濯専用ロボットですし)、仮にそうだとしても需要はあるかもしれませんよ。比喩ではなく実際に「揉み洗い」をしてくれるロボット、ちょっとありがたいかも(^^;)
今の洗濯機じゃまだまだ不十分だ。汚れた服を家のどこにでも放っておけば、それを集めて洗濯乾燥し、(必要なら)アイロンをかけたうえでたたんでタンスにしまってくれなければ、ロボットはいらないなんていえない。別に人型である必要はないが。
おお、確かにおっしゃるとおりです。最終目標を「洗濯をすること」ではなく「服や布をきれいにすること」に据えるとなると、洗濯乾燥の前後に残っている作業も対象になり得ますね。その視点は抜け落ちてました。
でも老人介護用ロボットと言って、老人Z みたいなのに介護されると「お年寄りが可哀想」とか言われるが、人間型ロボットに介護されると、その感情が薄れるんではないかと思う。心理的影響は大きい。
#将来セクシャロイドが出来た時、女性型ではなくオナホ型だったら嫌だ。#「結果」は同じかもしれんが。
効率が悪い分、汎用性があるので一概に否定できるものではないかと。特に将来、モーションキャプチャーのような手軽さで人間の脳から動作情報とフィードバック情報をキャプチャして学習できるようになれば、格段と利用範囲が広がると思います。
娯楽用途以外のロボットならHRPシリーズみたいに二足歩行に拘る意味ってぶっちゃけあんまないですよね。倒れたら危なくてしょうがないですし。介護だとかオフィス用だとか言わないと予算が下りないんですかねえ。
足回りはセグウェイ方式みたいなものでで妥協しておいて、使われる環境の方をセグウェイロボが通れるようなモノにしていった方が現実的だと思う。そういう環境はきっと車いすの人にも優しいでしょうしね。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
わかってない (スコア:1)
NI最先端インタビュー [natureinterface.com]によれば、
人間に近づこうとすれば矛盾を生じ、効率を求めれば人間にこだわる必要はない。
そもそも単なるお茶汲みさせたい女性が欲しいのならば、お茶汲みの女性を雇うだろ。
#でもミクライブ [youtube.com]みたいな方向性も否定はしない
Re:わかってない (スコア:1)
そのインタビューにある、
というのは、少々疑問に感じます。洗濯機というのは「汚れたものをきれいにするという目的」だけが常に優先される訳ではないですから。(他の道具も多かれ少なかれ)
例えば、パナソニックのななめドラム式洗濯機は、欧米で見られる横型ドラム式を日本で普及させるに当たって、使用者がしゃがむ必要がないようにとデザインされたものです。
そこが知りたい家電の新技術:ナショナル「ななめドラム洗濯乾燥機」 [impress.co.jp]
# しかも、このななめドラム式洗濯機の初代機NA-V80、やや評判が悪かったようです。
# 使い勝手を優先した結果、洗浄力に難があったらしく、次世代機では角度が弱められています。
# NA-V80商品情報 [panasonic.jp] / NA-V81商品情報 [panasonic.jp]
そもそも「もし今の時代に洗濯機がなくて、洗濯ロボットを設計するとします」という想定がありえないものだと思いますが(現行の洗濯機の多くはコンピュータ内蔵なので、事実上は洗濯専用ロボットですし)、仮にそうだとしても需要はあるかもしれませんよ。
比喩ではなく実際に「揉み洗い」をしてくれるロボット、ちょっとありがたいかも(^^;)
Re: (スコア:0)
今の洗濯機じゃまだまだ不十分だ。
汚れた服を家のどこにでも放っておけば、それを集めて洗濯乾燥し、(必要なら)アイロンをかけたうえでたたんでタンスにしまってくれなければ、ロボットはいらないなんていえない。別に人型である必要はないが。
Re:わかってない (スコア:1)
おお、確かにおっしゃるとおりです。
最終目標を「洗濯をすること」ではなく「服や布をきれいにすること」に据えるとなると、洗濯乾燥の前後に残っている作業も対象になり得ますね。その視点は抜け落ちてました。
Re:わかってない (スコア:1)
でも老人介護用ロボットと言って、老人Z みたいなのに
介護されると「お年寄りが可哀想」とか言われるが、
人間型ロボットに介護されると、その感情が薄れるんではないかと思う。
心理的影響は大きい。
#将来セクシャロイドが出来た時、女性型ではなくオナホ型だったら嫌だ。
#「結果」は同じかもしれんが。
TomOne
Re: (スコア:0)
効率が悪い分、汎用性があるので一概に否定できるものではないかと。
特に将来、モーションキャプチャーのような手軽さで人間の脳から動作情報とフィードバック情報をキャプチャして学習できるようになれば、格段と利用範囲が広がると思います。
人口無能 (スコア:0)
ただし、アンドロイドはGoogleの頑張り次第です・・・あれ?
Re: (スコア:0)
娯楽用途以外のロボットならHRPシリーズみたいに二足歩行に拘る意味ってぶっちゃけあんまないですよね。
倒れたら危なくてしょうがないですし。
介護だとかオフィス用だとか言わないと予算が下りないんですかねえ。
足回りはセグウェイ方式みたいなものでで妥協しておいて、
使われる環境の方をセグウェイロボが通れるようなモノにしていった方が現実的だと思う。
そういう環境はきっと車いすの人にも優しいでしょうしね。