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昔は安い液晶テレビはバイ・デザインくらいしかありませんでしたが、最近は中国製やら台湾製やらが低品質低価格のものを出していますからね。埋もれてしまった感はありますな。通販専売で一般層には知られていなかったのも敗因かな。そこら辺の家電量販店で普通に売られている激安テレビにはかないませんよ。
>最近は中国製やら台湾製やらが低品質低価格
もともとバイデザインは、ファブレスでEMSに生産委託、つまり台湾のEMS→中国生産でやった会社なので、中国製やら台湾製やらの低品質低価格に負けるという言い訳は通用しないでしょう。自分らがその代表だったんだから。
日本で売られてる「中国製やら台湾製やらの低品質低価格」はほとんどバイデザインと同様に生産委託の形をとって国内の企業が販売してるもんです。資本が台湾中国だったりする場合はありますけどね。
バイデザインが破綻したのは、ビジネスモデルが瓦解したから、です。彼らの低コスト生産、低価格が通用するのは、日本の電機メーカーが高コスト生産を続けているという前提が必要だった。
いまは日本の電機メーカーも、低価格モデルの多くをEMSへの生産委託に切り替えてます。同列で戦う限り中小メーカーは1モデルあたりの生産台数が少なく同じ生産委託でも価格で大手メーカーに負けるのは当たり前なんですよ。
実際、すでにバイデザインは価格で勝負できなくなってましたね。たとえばソニーの低価格モデル40EX500は昨年の時点で量販店でも8万以下、安売り店では6万円前後で、バイデザインの40インチモデルのほうが高価です。
価格で勝負できなければ、消費者がバイデザインを選ぶ理由はひとつもないんですよ。たとえば、大型TVは運ぶのにカネがかかるので、サポート体制が極めて需要です。すぐに訪問修理に来てくれる点で大手メーカーの製品を選んだほうがいい、ということになります。最近は知りませんが、バイデザインのサポート体制は非常に評判が悪かった。
バイデザインが生き残るためには、価格で勝負できているうちに大手メーカーに負けないサポート体制、ブランドに対する好評価を確立する必要があったが、それができなかった。大手に負けるのは必然です。
TVは大手の低価格攻勢に中小が負ける構図がはっきり出てきていて、昨年はダイナコネクティブの倒産もあった。おそらくブランドの確立ができない中小メーカー……中国台湾系を含め……は、小型TVのごく一部で生き残れるかもしれないが、ほとんどは淘汰されると思いますよ。
昨年夏あたりにただでさえ足りなかったサポート体制をさらに大幅に切り下げていたので、あぁ、もう長くはないなぁ、と感じたものです。現地サポートが派遣不能になってるとか何とか(汗)また、ある一部の機種ですが、何回修理しても症状が改善できない、なんてのも聞きましたが。
バイデザインの業態は100名以下の営業部隊のみで開発は無いですよ。生産委託というより、台湾・韓国メーカーの製品を買い付けてラベルを張っているだけ。メーカーではなく単なる販社です。デル時代の社長が築いた台湾メーカーとのコネがバイデザインの武器だった。
そんな会社が潰れたところでどこをどう惜しんだらいいのか・・・・
私もバイデザインのテレビを店頭で見たことがありますが、そんなもんじゃなかったですね。単純に「発色」とか「S/N」を見る限りは問題ないんですけど、・解像度変換がタコ・インターレース処理がタコな感じで、動画としてはかなりの低画質でしたね。
もっとも、そういう傾向自体はバイデザインに限らず、4対3なアナログ時代の頃から、安物液晶テレビで顕著でした。安物液晶テレビは(PC系液晶パネルの流用したのか)解像度が1024x768なパネルをよく使っていて、SD解像度(縦480ラインのインターレース表示)をいいかげんな解像度変換してるものだから、コーミングノイズ出まくり。
一方の、AQUOS なんかは比較的大型のテレビでも640x480の液晶パネルを使っていて、解像度変換せずにそのまま表示するのでそういった問題は出てなかったり。
そういう視点で見ると品質は一目瞭然だと信じてるんですが、一緒に見てた同僚はその違いに気づかず、カタログスペックだけ見て「1024x768ってことは、こっちのテレビの方が高解像度なのかー」とか言ってたorz
もっとも、フルHDな液晶パネルなら縦の解像度変換は要らないので、今時の機種なら画質にそれほど問題ないかもしれません。
#通勤で通る駅ビルのショッピングモールで、壁に大型液晶テレビなデジタルサイネージが並んでるんだけど、#コーミングノイズ出まくりなので、横を通りかかるたびにですごく気になってます。
どちらかというと、勝者はいない気も。
他の国内メーカーの液晶テレビも値段が下がり続けて利益を圧迫してるだろうし、儲かってないのはバイデザインだけじゃない。
まるでインテルがCPUの価格を下げれば、互換チップメーカーがひとたまりもなかったような感じ。
部品や製造装置のメーカーは儲かってるんじゃないでしょうか。
部品メーカーだってコモディティ化が進む一方で儲かるとはとても思えないんですが。売上は上がるかもしれませんけど。売上が続いている限り(あるいは特例公債法案を成立させられるだけの議席を確保してる限り)債務超過でも一向にかまわないというのが詐欺臭くていや。
部品メーカーをナメている。数出れば出たで競争を理由にコストダウンを迫られ、出なければ出なかったで営業不振を理由にコストダウンを迫られる。それが部品メーカーという商売。製造装置についてもコントロールを持っている企業じゃ無ければ条件は変わらないな。
>数出れば出たで競争を理由にコストダウンを迫られ、出なければ出なかったで営業不振を理由にコストダウンを迫られる。それが部品メーカーという商売。
他と差別化できなければコスト勝負になってしまうという意味では一緒なんですよね。
BtoBだから安定してると思われてるのかもしれないけど、結局アセンブルメーカーを通じてエンドユーザーと繋がってる訳で、価格下落の影響を受けない訳がない。
ダイナコネクティブもつぶれましたね
国内のメジャー名前が付いている商品と比較して、大して安くも無くなったんだからそりゃあ売れないわな。勿論、そういうのも国産ではかったり国産で無い部品を使っていたりしますが、なんかあった時の窓口の安心感が違う物。
バイデザインは通販専売で無くイロイロあっちこっちで売ってはいましたよ。ただそういうのPBで入れられる様になって来てますからあんまり余地が無くなってきてましたね。
まあ、大手が安くできるまでの隙間商売との認識が必要だったんじゃないかな。20万円オーバーでの1~2割の値段ってのは大きいけど、5万円以下の1~2割なら大抵の人は安心なりブランドなりを取る物だよ。
高付加価値路線→ガラパゴスとdisられ、数が出ないので部品メーカーにも敬遠される低価格路線→いくら奴隷労働させたところで人件費の安い国に勝てるわけがない見事なまでに詰んでますね。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
中国・台湾製に負けた (スコア:1, すばらしい洞察)
昔は安い液晶テレビはバイ・デザインくらいしかありませんでしたが、最近は中国製やら台湾製やらが低品質低価格のものを出していますからね。埋もれてしまった感はありますな。
通販専売で一般層には知られていなかったのも敗因かな。そこら辺の家電量販店で普通に売られている激安テレビにはかないませんよ。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:3, 興味深い)
>最近は中国製やら台湾製やらが低品質低価格
もともとバイデザインは、ファブレスでEMSに生産委託、つまり台湾のEMS→中国生産
でやった会社なので、中国製やら台湾製やらの低品質低価格に負けるという言い訳は
通用しないでしょう。自分らがその代表だったんだから。
日本で売られてる「中国製やら台湾製やらの低品質低価格」はほとんど
バイデザインと同様に生産委託の形をとって国内の企業が販売してるもんです。
資本が台湾中国だったりする場合はありますけどね。
バイデザインが破綻したのは、ビジネスモデルが瓦解したから、です。
彼らの低コスト生産、低価格が通用するのは、日本の電機メーカーが高コスト生産を
続けているという前提が必要だった。
いまは日本の電機メーカーも、低価格モデルの多くをEMSへの生産委託に
切り替えてます。
同列で戦う限り中小メーカーは1モデルあたりの生産台数が少なく同じ
生産委託でも価格で大手メーカーに負けるのは当たり前なんですよ。
実際、すでにバイデザインは価格で勝負できなくなってましたね。たとえば
ソニーの低価格モデル40EX500は昨年の時点で量販店でも8万以下、安売り店で
は6万円前後で、バイデザインの40インチモデルのほうが高価です。
価格で勝負できなければ、消費者がバイデザインを選ぶ理由はひとつもないんですよ。
たとえば、大型TVは運ぶのにカネがかかるので、サポート体制が極めて需要です。
すぐに訪問修理に来てくれる点で大手メーカーの製品を選んだほうがいい、
ということになります。最近は知りませんが、バイデザインのサポート体制は
非常に評判が悪かった。
バイデザインが生き残るためには、価格で勝負できているうちに大手メーカー
に負けないサポート体制、ブランドに対する好評価を確立する必要があったが、
それができなかった。大手に負けるのは必然です。
TVは大手の低価格攻勢に中小が負ける構図がはっきり出てきていて、昨年は
ダイナコネクティブの倒産もあった。おそらくブランドの確立ができない
中小メーカー……中国台湾系を含め……は、小型TVのごく一部で生き残れる
かもしれないが、ほとんどは淘汰されると思いますよ。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:1, 興味深い)
昨年夏あたりにただでさえ足りなかったサポート体制を
さらに大幅に切り下げていたので、あぁ、もう長くはないなぁ、と感じたものです。
現地サポートが派遣不能になってるとか何とか(汗)
また、ある一部の機種ですが、何回修理しても症状が改善できない、なんてのも聞きましたが。
Re: (スコア:0)
バイデザインの業態は100名以下の営業部隊のみで開発は無いですよ。
生産委託というより、台湾・韓国メーカーの製品を買い付けてラベルを張っているだけ。
メーカーではなく単なる販社です。
デル時代の社長が築いた台湾メーカーとのコネがバイデザインの武器だった。
そんな会社が潰れたところでどこをどう惜しんだらいいのか・・・・
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:2)
ビックカメラに見に行ったことがありますが、画質の悪さにびっくりした記憶があります。
結局その時はAQUOSの32インチを買いました。
今みたいに32インチの液晶テレビが4万円以下で買えるなら格別、当時バイ・デザインの
27インチでも15万円ほどしたので、自分としては選択肢に入るような品質では無かったです。
身の回りにはバイ・デザインのテレビを買った人がいないので、長期の使い心地とかはよく
わかりませんが。
Re: (スコア:0)
バイデザインがそういうチートをしていなかったのかもしれません。
ナチュラルな表示をするテレビを、派手な表示をするテレビと一緒に並べると、とても画質が悪く感じますよ。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:2, 興味深い)
私もバイデザインのテレビを店頭で見たことがありますが、そんなもんじゃなかったですね。
単純に「発色」とか「S/N」を見る限りは問題ないんですけど、
・解像度変換がタコ
・インターレース処理がタコ
な感じで、動画としてはかなりの低画質でしたね。
もっとも、そういう傾向自体はバイデザインに限らず、
4対3なアナログ時代の頃から、安物液晶テレビで顕著でした。
安物液晶テレビは(PC系液晶パネルの流用したのか)解像度が1024x768なパネルをよく使っていて、
SD解像度(縦480ラインのインターレース表示)をいいかげんな解像度変換してるものだから、コーミングノイズ出まくり。
一方の、AQUOS なんかは比較的大型のテレビでも640x480の液晶パネルを使っていて、解像度変換せずにそのまま表示するのでそういった問題は出てなかったり。
そういう視点で見ると品質は一目瞭然だと信じてるんですが、
一緒に見てた同僚はその違いに気づかず、カタログスペックだけ見て「1024x768ってことは、こっちのテレビの方が高解像度なのかー」とか言ってたorz
もっとも、フルHDな液晶パネルなら縦の解像度変換は要らないので、今時の機種なら画質にそれほど問題ないかもしれません。
#通勤で通る駅ビルのショッピングモールで、壁に大型液晶テレビなデジタルサイネージが並んでるんだけど、
#コーミングノイズ出まくりなので、横を通りかかるたびにですごく気になってます。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:1, 参考になる)
ダイナコネクティブにも言えることですが、37インチが「大型テレビ」と呼ばれていた頃には
大手各社は32インチ未満に力をあまり入れていないこともあり、
海外生産や専用部品では無くパソコン向けの液晶パネルを利用するなどしコストを下げた
これらのメーカーが勝負することもできました
しかし日本市場は元々ブランド志向が強い上に商品自体も画質やUIの出来も悪いことに加え
「大型テレビ」が更に大型化し32インチが「小型テレビ」かつ安価になったため
寝室や子供部屋などの2ndテレビの市場だけでなく、比較的安定していた
大学生や単身赴任などの一人暮らし用途や店頭デモ用としての市場も失っていきました
バイデザンはアメリカ市場からの強制退場以降不幸が重なっていた割にはよくもった気もしますが
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:1)
どちらかというと、勝者はいない気も。
他の国内メーカーの液晶テレビも値段が下がり続けて利益を圧迫してる
だろうし、儲かってないのはバイデザインだけじゃない。
まるでインテルがCPUの価格を下げれば、互換チップメーカーが
ひとたまりもなかったような感じ。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:1)
部品や製造装置のメーカーは儲かってるんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
部品メーカーだってコモディティ化が進む一方で儲かるとはとても思えないんですが。売上は上がるかもしれませんけど。
売上が続いている限り(あるいは特例公債法案を成立させられるだけの議席を確保してる限り)債務超過でも一向にかまわないというのが詐欺臭くていや。
Re: (スコア:0)
部品メーカーをナメている。
数出れば出たで競争を理由にコストダウンを迫られ、出なければ出なかったで営業不振を理由にコストダウンを迫られる。
それが部品メーカーという商売。
製造装置についてもコントロールを持っている企業じゃ無ければ条件は変わらないな。
Re:中国・台湾製に負けた (スコア:1)
>数出れば出たで競争を理由にコストダウンを迫られ、出なければ出なかったで営業不振を理由にコストダウンを迫られる。
それが部品メーカーという商売。
他と差別化できなければコスト勝負になってしまうという意味では一緒なんですよね。
BtoBだから安定してると思われてるのかもしれないけど、結局アセンブルメーカーを通じてエンドユーザーと繋がってる訳で、価格下落の影響を受けない訳がない。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ダイナコネクティブもつぶれましたね
Re: (スコア:0)
いや、国内メーカーに負けた (スコア:0)
国内のメジャー名前が付いている商品と比較して、大して安くも無くなったんだからそりゃあ売れないわな。
勿論、そういうのも国産ではかったり国産で無い部品を使っていたりしますが、なんかあった時の窓口の安心感が違う物。
バイデザインは通販専売で無くイロイロあっちこっちで売ってはいましたよ。
ただそういうのPBで入れられる様になって来てますからあんまり余地が無くなってきてましたね。
まあ、大手が安くできるまでの隙間商売との認識が必要だったんじゃないかな。
20万円オーバーでの1~2割の値段ってのは大きいけど、5万円以下の1~2割なら大抵の人は安心なりブランドなりを取る物だよ。
Re: (スコア:0)
高付加価値路線→ガラパゴスとdisられ、数が出ないので部品メーカーにも敬遠される
低価格路線→いくら奴隷労働させたところで人件費の安い国に勝てるわけがない
見事なまでに詰んでますね。