アカウント名:
パスワード:
ぷるる、ぷるる、ぷるるっ「はい海上保安庁です」(がぼがぶがべげ)「すいません、お名前は?」「たな(がぼが)かともうし(うべげべ)」「よく聞こえないんですけどー、もういちどおっしゃっていただけますか?」「たなか(がぼべぼ)」「山田さん?」「いえ、たな(ごべぐべぼが)」「あー、田中さん、はいはい。で、どちらの田中さん?」(ぶぐぶぐぐぶぐぐぐ)「あー、もう聞こえないなー。いたずら電話かよ、まったく」ガチャン!
というネタを想像しました。現実は違ってよかったです。
なんか、海上保安庁の船に救助されたと思ってるようなコメントが続いてますけど、タレコミにもある読売新聞の記事 [yomiuri.co.jp]によると
男性は持っていた携帯電話で118番し、第6管区海上保安本部から連絡を受けたフェリーが現場に戻り、約20分後に救助した。(略)フェリーが現場に戻った時、男性は何とか浮いている状態だった。
ということだそうです。救助したのは海保ではなく、男性がもともと乗ってた船。
「カナヅチ男性、防水ケータイで命つながった! (2/2ページ)」http://www.sanspo.com/shakai/news/110620/sha1106200505003-n2.htm [sanspo.com]
> 男性は駆けつけた巡視艇に助け上げられ、高松市の病院に搬送された。> 転落から救助されるまで約40分間だったという。命に別条はなかった。
とありますね。結局、浮輪を投げて飛び込んで助けたのがフェリーの人で、巡視艇に引き上げられたのではないでしょうか?フェリーに引き上げるには高さ的に難しいですし。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210619016.html [tv-asahi.co.jp]に写真っぽいのが載ってます。
なるほど。
> http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210619016.html [tv-asahi.co.jp]> に写真っぽいのが載ってます。
これによると、・転落から20分後、引き返したフェリーが男性を発見、浮き輪を投げたが掴まるのもやっとだったので、乗組員一人が海に飛び込んだ・さらに20分後、転落から40分後に、海保の船が到着し2人を引き上げたという流れのようですね。
今回の元コメでの私の主眼は「どうやって救助者を発見するか」という点だったのですが、今回の事例に関しては最終的に海保が救助したにせよ、発見できたことに関してはフェリーが早期に駆けつけたというのが大きい感じ。
ていうか、海には潮の流れがあるし、今回の場合のような「フェリーの航路上から転落」というある程度場所が絞り込めるような事例では、リアルタイムにGPS位置情報を伝達し続けるならともかく、陸上での通報と違って「通報時のGPS位置情報」というのはそれほど強力な武器にはならないんじゃないか、というのが私の意見。(GPSがムダとは言いません。でも「GPSのおかげで見つけられた」というすごく運の良い事例がでることはあっても「GPSがあればすぐ見つけられるだろ」みたいな楽観的なことにはならないってことで。)
ちなみに、事故当時の潮流は2ノットぐらい [mlit.go.jp]なので、20分で1km、40分なら2kmぐらいは流されることになります。
あと、上述の映像では、「110番や119番ではなく、118番に掛けたのが、早期に発見できた要因」であるようなことを言ってますね。110と119の間では、相互に転送できるようになっていて、電話を掛け直したりしなくても相手を切り替えることができるようになっていますけど、118は、110/119とはそういうことができるようにはなってないのでしょうかねぇ。
Wikipediaソースで申し訳ありませんが、118番の項 [wikipedia.org]には
海上保安庁は、警察・消防と緊密な連携をとっているので、海の事件事故の際に118番に電話すべきところを誤って110番や119番に通報しても、すぐに海上保安庁に電話が取り次がれる。
とあります
> 結論としては、陸上の通報よりも、海上でのGPSによる位置情報は> 生死を分けるほど重要になるということで。
そうですね。一般論として海難事故でGPSが武器になることは否定しません。
> たぶん、今回は海保からフェリーに通報のあった位置情報を伝えて> 向かわせたんじゃないかな。
ただ、今回の事故に限って言うならば、さきほど別コメに書きましたが [srad.jp]、フェリーが通報を受けるまで5分としてその間に進む距離はおよそ2kmです。一方、転落者が発見までの20分間に流された距離はおよそ1km。2km引き返すのに、1kmずれた位置を目指すなんてことをしたらダメでしょう。
おそらくフェリーは「海面に残る自船の航跡を逆に辿った」んだと思います。転落者も航跡も同じように潮流に沿って流されますから、航跡上に転落者はいるはずであり、「GPSによる通報時点での位置」を基準に「潮の流れを読む」なんてことをするよりはよっぽど見つけられる可能性が高いと思います。
> 船に乗ったことがないようだけど、
このストーリーにおける私の最初のコメント [srad.jp]に書きましたけど、船に乗ったことないどころか、私は幼い頃から宇高航路をよく利用していた者です。で、その体感として「宇高航路では、船が通った航跡は5分以上楽勝で残ってました」ね。よく晴れて空気の澄んだ日なんかだと、事故現場あたりで後ろを見れば、遠く高松港の方まで航跡がずっと残ってるのが見えてたりするわけです。
#実際に航跡を見るのは「宇高国道フェリー」からでなく「宇高連絡船」の方が多かったですけど。#後部甲板でうどんを食べるのが、なぜかすごく美味しいんだ。
まあ、20分は微妙なラインだと思いますが「宇高国道フェリー」からでなく「宇高連絡船」
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
お役所的対応 (スコア:0)
ぷるる、ぷるる、ぷるるっ
「はい海上保安庁です」
(がぼがぶがべげ)
「すいません、お名前は?」
「たな(がぼが)かともうし(うべげべ)」
「よく聞こえないんですけどー、もういちどおっしゃっていただけますか?」
「たなか(がぼべぼ)」
「山田さん?」
「いえ、たな(ごべぐべぼが)」
「あー、田中さん、はいはい。で、どちらの田中さん?」
(ぶぐぶぐぐぶぐぐぐ)
「あー、もう聞こえないなー。いたずら電話かよ、まったく」
ガチャン!
というネタを想像しました。現実は違ってよかったです。
Re:お役所的対応 (スコア:1, 参考になる)
通報先に表示されるようになってるみたい。
車上荒らしにあって110番したが、やってきたパトカーの
カーナビには電話した位置に印が付いてたよ。
海保なら、海の真ん中から電話がかかってきてたら、まずは
そこに向かうんじゃない?
Re:お役所的対応 (スコア:1)
なんか、海上保安庁の船に救助されたと思ってるようなコメントが続いてますけど、タレコミにもある読売新聞の記事 [yomiuri.co.jp]によると
ということだそうです。救助したのは海保ではなく、男性がもともと乗ってた船。
Re:お役所的対応 (スコア:2, 参考になる)
「カナヅチ男性、防水ケータイで命つながった! (2/2ページ)」
http://www.sanspo.com/shakai/news/110620/sha1106200505003-n2.htm [sanspo.com]
> 男性は駆けつけた巡視艇に助け上げられ、高松市の病院に搬送された。
> 転落から救助されるまで約40分間だったという。命に別条はなかった。
とありますね。
結局、浮輪を投げて飛び込んで助けたのがフェリーの人で、
巡視艇に引き上げられたのではないでしょうか?
フェリーに引き上げるには高さ的に難しいですし。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210619016.html [tv-asahi.co.jp]
に写真っぽいのが載ってます。
Re:お役所的対応 (スコア:1)
なるほど。
> http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210619016.html [tv-asahi.co.jp]
> に写真っぽいのが載ってます。
これによると、
・転落から20分後、引き返したフェリーが男性を発見、浮き輪を投げたが掴まるのもやっとだったので、乗組員一人が海に飛び込んだ
・さらに20分後、転落から40分後に、海保の船が到着し2人を引き上げた
という流れのようですね。
今回の元コメでの私の主眼は「どうやって救助者を発見するか」という点だったのですが、今回の事例に関しては最終的に海保が救助したにせよ、発見できたことに関してはフェリーが早期に駆けつけたというのが大きい感じ。
ていうか、海には潮の流れがあるし、今回の場合のような「フェリーの航路上から転落」というある程度場所が絞り込めるような事例では、
リアルタイムにGPS位置情報を伝達し続けるならともかく、陸上での通報と違って「通報時のGPS位置情報」というのはそれほど強力な武器にはならないんじゃないか、というのが私の意見。
(GPSがムダとは言いません。でも「GPSのおかげで見つけられた」というすごく運の良い事例がでることはあっても「GPSがあればすぐ見つけられるだろ」みたいな楽観的なことにはならないってことで。)
ちなみに、事故当時の潮流は2ノットぐらい [mlit.go.jp]なので、20分で1km、40分なら2kmぐらいは流されることになります。
あと、上述の映像では、「110番や119番ではなく、118番に掛けたのが、早期に発見できた要因」であるようなことを言ってますね。
110と119の間では、相互に転送できるようになっていて、電話を掛け直したりしなくても相手を切り替えることができるようになっていますけど、
118は、110/119とはそういうことができるようにはなってないのでしょうかねぇ。
Re:お役所的対応 (スコア:4, 参考になる)
Wikipediaソースで申し訳ありませんが、118番の項 [wikipedia.org]には
海上保安庁は、警察・消防と緊密な連携をとっているので、海の事件事故の際に118番に電話すべきところを誤って110番や119番に通報しても、すぐに海上保安庁に電話が取り次がれる。
とあります
Re: (スコア:0)
http://www.sof.or.jp/jp/forum/pdf/24_11.pdf [sof.or.jp] しかも面白いのが、118番をコールするほとんどのケースが間違い電話の様です。
Re: (スコア:0)
> 「フェリーの航路上から転落」というある程度場所が絞り込める
> ような事例では、リアルタイムにGPS位置情報を伝達し続けるなら
> ともかく、陸上での通報と違って「通報時のGPS位置情報」という
>のはそれほど強力な武器にはならないんじゃないか、というのが私の意見。
なんだか無理矢理まとめましたね。
潮の流れがあるからこそ、通報時の時刻、位置情報は重要でしょ。
そこから潮の流れを読んで、どこらへんにいるのか予測できる。
これ、重要。
陸地よりも、目印のない海上のほうが、とても大きく影響する。
さらに、防水じゃない
Re:お役所的対応 (スコア:1)
> 結論としては、陸上の通報よりも、海上でのGPSによる位置情報は
> 生死を分けるほど重要になるということで。
そうですね。一般論として海難事故でGPSが武器になることは否定しません。
> たぶん、今回は海保からフェリーに通報のあった位置情報を伝えて
> 向かわせたんじゃないかな。
ただ、今回の事故に限って言うならば、さきほど別コメに書きましたが [srad.jp]、
フェリーが通報を受けるまで5分としてその間に進む距離はおよそ2kmです。一方、転落者が発見までの20分間に流された距離はおよそ1km。
2km引き返すのに、1kmずれた位置を目指すなんてことをしたらダメでしょう。
おそらくフェリーは「海面に残る自船の航跡を逆に辿った」んだと思います。
転落者も航跡も同じように潮流に沿って流されますから、航跡上に転落者はいるはずであり、
「GPSによる通報時点での位置」を基準に「潮の流れを読む」なんてことをするよりはよっぽど見つけられる可能性が高いと思います。
Re: (スコア:0)
船に乗ったことがないようだけど、船が通った航跡なんて、
5分以上たったら大きく広がって拡散しちゃうよ。
まして、発見されるまでの20分間も残ってるもんか。
通報のあったポイントと時刻、潮の流れから予想したほうが
よっぽど見つけやすい。
Re:お役所的対応 (スコア:1)
> 船に乗ったことがないようだけど、
このストーリーにおける私の最初のコメント [srad.jp]に書きましたけど、船に乗ったことないどころか、私は幼い頃から宇高航路をよく利用していた者です。
で、その体感として「宇高航路では、船が通った航跡は5分以上楽勝で残ってました」ね。
よく晴れて空気の澄んだ日なんかだと、事故現場あたりで後ろを見れば、遠く高松港の方まで航跡がずっと残ってるのが見えてたりするわけです。
#実際に航跡を見るのは「宇高国道フェリー」からでなく「宇高連絡船」の方が多かったですけど。
#後部甲板でうどんを食べるのが、なぜかすごく美味しいんだ。
まあ、20分は微妙なラインだと思いますが
「宇高国道フェリー」からでなく「宇高連絡船」
Re: (スコア:0)
一般論の話として118にかけた時の仮定の話なんじゃない?
海保だって基地から出動するよりまずは落としたばかりの
フェリーに連絡したほうが早く助けられると判断したのでは?