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SFでは、同じ事を文章でどう見せるか、ってのはあまり重視されないんですかね。
他の人も書いているが、まあジャンルとしての特性もある。SFの多くは(といっても全てでは無いが)、「現在当たり前では無いもの/ことが存在する世界」を書く。非実在の技術であるとか、未知の世界であるとか、違った物理法則であるとか、異なる社会制度とかそういうものだ(他にもいっぱいあるけど)。そういう「ちょっと違うもの」を書こうとしたのにそれが現実になっていたら、まあ書く気が失せてもしゃあない。
他の分野でもそういうのあるけどね。トリックで競うような推理小説書いてる人たち(もちろん、推理小説という分野そのものはもっと広いが)に対し、「全く同じトリックで、もっと登場人物の内面を掘り下げるとかして書くとかそういうのは重視されないの?」と言っても意味が無いのと同じ。
ジャンルとしてのSFなら「何かアイデアを用意し、それが存在することで人の認識、社会、行動などが”この現実”から変化するのかを見せること」が価値だと言っても過言ではないので、「アイデアが斬新」ではなくとも「変化を見せること」が上手であれば価値は生じます。(異論は色々あるでしょうけど、まあその辺は棚に上げて)アイデアは同じでも、短編を長編に書き直すことでさらに価値が産まれたり。
代表的なものが冷たい方程式。「一人分の燃料・空気しかない宇宙船に密航者が」という設定は山ほど使い回されており、その結末あるいは解決法も被っているケースが多々ありますが、語り口や描写の差で価値が認められたりします。
今回のケースは「現実のちょっと先にあえて挑戦するというジャンル」なので、「現実のちょっと先」が価値なわけですから、現実が先を行ったり、現実の先にコレはなさそうだ、と思えばそのアイデアはお蔵入りですよね。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
要素そのものではなく (スコア:0)
SFでは、同じ事を文章でどう見せるか、ってのはあまり重視されないんですかね。
Re: (スコア:0)
他の人も書いているが、まあジャンルとしての特性もある。
SFの多くは(といっても全てでは無いが)、「現在当たり前では無いもの/ことが存在する世界」を書く。非実在の技術であるとか、未知の世界であるとか、違った物理法則であるとか、異なる社会制度とかそういうものだ(他にもいっぱいあるけど)。
そういう「ちょっと違うもの」を書こうとしたのにそれが現実になっていたら、まあ書く気が失せてもしゃあない。
他の分野でもそういうのあるけどね。トリックで競うような推理小説書いてる人たち(もちろん、推理小説という分野そのものはもっと広いが)に対し、「全く同じトリックで、もっと登場人物の内面を掘り下げるとかして書くとかそういうのは重視されないの?」と言っても意味が無いのと同じ。
Re:要素そのものではなく (スコア:1)
ジャンルとしてのSFなら
「何かアイデアを用意し、それが存在することで人の認識、社会、行動などが”この現実”から変化するのかを見せること」
が価値だと言っても過言ではないので、「アイデアが斬新」ではなくとも「変化を見せること」が上手であれば価値は生じます。
(異論は色々あるでしょうけど、まあその辺は棚に上げて)
アイデアは同じでも、短編を長編に書き直すことでさらに価値が産まれたり。
代表的なものが冷たい方程式。
「一人分の燃料・空気しかない宇宙船に密航者が」という設定は山ほど使い回されており、その結末あるいは解決法も被っているケースが多々ありますが、語り口や描写の差で価値が認められたりします。
今回のケースは「現実のちょっと先にあえて挑戦するというジャンル」なので、「現実のちょっと先」が価値なわけですから、現実が先を行ったり、現実の先にコレはなさそうだ、と思えばそのアイデアはお蔵入りですよね。