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SF作家チャールズ・ストロス氏、作品のアイディアをNSAが先に実行してしまったために執筆を断念 88

ストーリー by headless
断念 部門より
作品のアイディアをNSAが先に実行してしまったため、SF作家のチャールズ・ストロス氏は3部作として計画していた「Halting State」「Rule 34」に続くシリーズ第3作の執筆を断念したそうだ(Charlie's Diaryの記事本家/.)。

ストロス氏はHalting Stateの執筆を始めたときに何かを予言するつもりはなかったが、現時点で実現していないのはスコットランドの独立と量子コンピューターによる公開鍵の暗号解読のみだという。スコットランドは来年9月に実施される国民投票の結果次第では独立してしまう可能性もある。第3作のアイディアはスノーデン氏の内部告発ですべてが紙くずになってしまったが、NSAがWorld of WarcraftやSecond Lifeまで監視していた(/.J記事)ことがとどめとなり、ついに執筆を断念したとのこと。リアリティーを追及するとフィクションが現実になってしまうこともある。ストロス氏は宇宙船やモンスターの話を書く方がいいと思うこともあるとのことだ。
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  • Gene Mapper (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2013年12月15日 11時39分 (#2512233)

    Gene Mapperの作者も、現実がどんどん追い付いてくるので近未来小説を書くのは大変だと言っていました。
    http://genemapper.info/category/realizing-world/ [genemapper.info]

    • by minet (45149) on 2013年12月15日 13時44分 (#2512298) 日記

      最近のメタルギアシリーズが近未来より過去物に本腰入れてるのはその為か。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      その代わりといってはナンだが、ちょっと先行くお話ってのはかなり「くすぐられる」何かがあるんですよね...
      # そういう意味で、個人的には「Gene Mapper」より「Under Ground Market」のほうが好きだったり

  • アシモフの、実はエベレストの頂上には火星人の基地があるから人類は辿りつけない、という短編を書いたら出版する前に登頂に成功されたって話は有名。だと思ってた。
  • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 13時44分 (#2512296)

    単に自分が創作に行き詰ったのをNSAの責任にしようとしている可能性は?

    NSA:「全部俺らのせいかよ」

  • by matlay (32743) on 2013年12月16日 1時49分 (#2512561) 日記

    人類にとって未知(不確か)である環境/状況を書く以上、
    それが現実に即している事を要求するならば、
    神様しかSFは書けないという事になるわけで。
    #聖書とか聖典じゃあるまいし

    書いてしまったら、その作品も含めて人類の不完全さを現す歴史となるわけだから、それでいいような気がしますねえ。
    発表前に観測事実と相違してしまったらバツが悪いのは確かだけど。

    --
    #存在自体がホラー
  • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 11時49分 (#2512239)

    SFでは、同じ事を文章でどう見せるか、ってのはあまり重視されないんですかね。

    • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 11時52分 (#2512241)

      大切なのはレトリックではなくトリック

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        同感。

        例え他の部分が異なっていても、
        密室を使った推理小説で密室トリックが同じなら
        パクリや二番煎じとなるのは避けられない。

        • by Anonymous Coward on 2013年12月16日 1時31分 (#2512556)

          二人目はパクリだが、五人ぐらいでやるとオマージュになり、十人やるとジャンルとなる。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2013年12月16日 6時05分 (#2512585)

            『あれは2作目だから盗作だけど、だれか3作目、4作目をつくれば「ジャングル大帝もの」というジャンルが確立するのだ』

            ゆうきまさみのはてしない物語で紹介されたとり・みきの発言。
            元ネタはライオンキングのジャングル大帝盗作問題(1994年)。
            「○○もの」の先がけ [twitter.com]としてゆうきまさみ自身も邂逅してる。

            親コメント
    • by Anonymous Coward

      こう [srad.jp]ですか! わかりません><

    • by Anonymous Coward

      例えばディストピアを描こうとして現実世界が描いてるディストピアだとわかったら書く気なくすだろうね。

      • by Anonymous Coward

        「例えば」じゃなくてこの件そのもの…。

      • by Anonymous Coward

        現実にユートピアを作ろうとして出来たのがディストピアなのだが、

    • by Anonymous Coward

      SFでは、同じ事を文章でどう見せるか、ってのはあまり重視されないんですかね。

      それを陰々滅々やって進歩が無い文学分野が純文学、ノーベル文学賞の対象です。

    • by Anonymous Coward

      ここでの本題は作家のモチベーションなわけで、読者がどう撮るかは無関係なんじゃないかな。

    • by Anonymous Coward

      >同じ事

      に含まれている範囲の問題ですがな・・・
      SF以外のカテゴリの小説だって同じでしょ。

      むしろ、純文学だって同じ「同じ事」ってほとんど無いんじゃない?
      同じ要素の組み合わせでしょ。
      組み合わせ方まで同じ例ってないだろ。
      (文章だけ違って、同じ事柄の組み合わせの小説はありえない。それはパクリという)

      君の言う、同じ事を文章でどう見せるか?っていう作風の例を複数挙げてみてくれ。
      同じ程度の例をSFを初め他の小説でも上げてみせるから。

      • 貴方の意図には沿わないかもしれませんが、
        そもそも今回の件は現実と小説でメディアが違う訳で、
        あえて例を挙げるなら、同じ作品のメディアミックスで考えるのが適切ではないでしょうか。

        たとえば、いくつか作られた「はやぶさ」映画化の件ではダメですか?
        小説に限定するなら海外文学の原語版、翻訳版、再翻訳版とか。

        以後余談

        まあ、貴方の仰りたいことは分かりますし、ある程度同意もできるんですが、
        多少なりと創作物を楽しむ身としては、
        要素の組み合わせだけってのは寂しすぎるんじゃないかと思うんですよ……

        たとえば時系列の表現順序だけでも作品の出来を大きく左右するわけで、
        同じ要素を組み合わせた前例があったとしても、傑作は傑作たり得ると思いませんか?
        表現に比重を置くのは愚かな事なんでしょうか?

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      ジャンルの特徴もあるけど、作者の目指す方向性がそうなんでしょう。
      SFに文学性を取り入れるって言うと、ニューウェーブとかの運動もありました。そういう方向を目指す小説家もいて、でもサイエンスやテクノロジーを重視する小説家はもっといるってことです。

    • by Anonymous Coward

      他の人も書いているが、まあジャンルとしての特性もある。
      SFの多くは(といっても全てでは無いが)、「現在当たり前では無いもの/ことが存在する世界」を書く。非実在の技術であるとか、未知の世界であるとか、違った物理法則であるとか、異なる社会制度とかそういうものだ(他にもいっぱいあるけど)。
      そういう「ちょっと違うもの」を書こうとしたのにそれが現実になっていたら、まあ書く気が失せてもしゃあない。

      他の分野でもそういうのあるけどね。トリックで競うような推理小説書いてる人たち(もちろん、推理小説という分野そのものはもっと広いが)に対し、「全く同じトリックで、もっと登場人物の内面を掘り下げるとかして書くとかそういうのは重視されないの?」と言っても意味が無いのと同じ。

      • ジャンルとしてのSFなら
        「何かアイデアを用意し、それが存在することで人の認識、社会、行動などが”この現実”から変化するのかを見せること」
        が価値だと言っても過言ではないので、「アイデアが斬新」ではなくとも「変化を見せること」が上手であれば価値は生じます。
        (異論は色々あるでしょうけど、まあその辺は棚に上げて)
        アイデアは同じでも、短編を長編に書き直すことでさらに価値が産まれたり。

        代表的なものが冷たい方程式。
        「一人分の燃料・空気しかない宇宙船に密航者が」という設定は山ほど使い回されており、その結末あるいは解決法も被っているケースが多々ありますが、語り口や描写の差で価値が認められたりします。

        今回のケースは「現実のちょっと先にあえて挑戦するというジャンル」なので、「現実のちょっと先」が価値なわけですから、現実が先を行ったり、現実の先にコレはなさそうだ、と思えばそのアイデアはお蔵入りですよね。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 12時01分 (#2512246)

    SFってどれも戦ったり事故ったりばっかだよな。あと脳みそにチップ埋め込んだりしてコッテコテのサイバーパンクで、自我に悩んだり「俺らは楽しくやってんだからあっち行ってくれ」が結論だったり新しい思想が芽生えたり地球まとめてNewWorldOrderが出来たり。

    まなびストレートみたいな「近未来」の「き」の字程度しか感じられない近未来まったり物語って、他にねーかな?
    ヨコハマ買出しはまったりしてるけど、あれはずっと先の未来。

  • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 12時29分 (#2512252)

    裏を返すと、宇宙旅行(とくに恒星間)の話なら現実に追いつかれる心配はまずないってことですな。

    • by firewheel (31280) on 2013年12月15日 12時37分 (#2512257)

      2001年には月面基地があって、木製有人探査が実現していたはずだったのに……
      1990年代には優生戦争が起こって、カーンたちはボタニーベイで宇宙へと旅立ったはずなのに。
      2063年には、ゼフラムコクレーンがワープ1を成功させられるだろうか?

      追いつかれるというのとは、チト違うが。

      親コメント
    • 恒星間スケールのSFといえば、ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンが
      助教授時代に「恒星系間貿易の理論」(1978)を著してますね。

      原文 [princeton.edu]と和訳 [hatenablog.com]。

      現実には追いつかれていないが経済学者がすでに先行している。

      • by Anonymous Coward

        言うだけなら実現不可能だろうがなんだろうがいくらでも妄想膨らませられるだろ。つーか近未来SFそのものがまさに「言うだけならタダ」そのものじゃん。
        まして詐欺師の代名詞の経済学者がすでに言っていました(ドヤ とか。リーマン・ショックやバブル崩壊やブラックマンデーももっと早く予測してくれればよかったのに。

        • by Anonymous Coward

          >リーマン・ショックやバブル崩壊やブラックマンデー

          このあたりも予想自体はあった。論文だの寄稿記事だのはそこそこ出てたしね。
          ただまあ、大多数が「そうは言ってもまだ行ける」とか「ババ引くのは俺以外の誰か」とか思っちゃうから避けようが無いんだけど。
          忠告してる方だって、「何もかもを擲って世界のために行動する!」とかそこまでやる熱意とか動機があるもんでも無いし。

          それと、「どこかではじける」「いやいや軟着陸は可能だ」とか皆さんいろんなこと言うから、予測にあんまり意味は無いし。
          #実際、人々の行動如何でどれになるかが変わるので、どれもこれも予想としては間違っていない。

          • by Anonymous Coward

            >それと、「どこかではじける」「いやいや軟着陸は可能だ」とか皆さんいろんなこと言うから、予測にあんまり意味は無いし。
            >#実際、人々の行動如何でどれになるかが変わるので、どれもこれも予想としては間違っていない。

            これは・・・むしろ元コメントの「詐欺師の代名詞の経済学者」という主張を強化してるだけでは。
            もし本当にそうなら、占い師と同じレベルの信頼性しかないじゃないか。

    • by Anonymous Coward

      もっと単純に、ソフトウェアだけで実現可能なアイデアは、小説が完成する頃には、誰かがもう作ってるって話でしょ。
      prismはソフトウェア、公開鍵暗号の解読に必要な量子コンピュータはハードウェア

    • by Anonymous Coward

      逆にスチームパンクとか歴史改変ものみたいに、最初から時代に追い越されてる設定にしちゃうのも有効ですね。

      # SFなのか時代小説なのか、線引きができなそうですが

  • by Anonymous Coward on 2013年12月15日 12時33分 (#2512255)

    いかにもSFといった突飛な着想でなく、
    すでに可能性として言われてる事象を
    「俺の温めてたアイデア」と言われても…。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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