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> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
共産主義の弊害というものは、プロレタリア独裁と階級闘争から来るものであり、ただの独裁の問題という訳では在りません。それと、現実の共産主義者は、共産主義の実現のために、帝国主義の祖国に戦争を起こさせた後、プロパガンダで反戦を煽り支持を得て、革命的敗戦主義 [wikipedia.org]を行います。
一行目からオカシイのは何の理解もできてないのに書いてるのは推して知るべし
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。民主主義は保証できる。国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
マルクスの言ってた「プロレタリア独裁」は当時の現状が多党制でも「ブルジョア独裁」(どの政党が政権を担当してもブルジョアの言いなり)に陥っているから、それを是正するためにプロレタリア独裁って言ってたわけで、一党独裁にしろとは言ってない。
共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
まあそうなんだけど、共産主義が労働者の連帯を求める以上、労働者の政党の中での理念的対立は忌避されがちだし、統一の理念を建前にすると派閥の確立とその間の対立に対しては非寛容になりがちだから、一党独裁と党内の権力闘争という構図に陥りやすいとは思う。
でもこれは、思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義以外ではありがちなパターンで、宗教独裁や個人崇拝をベースにした政治でも同じだとも思う。
それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、トロツキー派のソ連再赤化革命の陰謀(*1)に繋がるわけですが…。
*1 反ソヴィエト「右翼トロッキー派ブロック」の公判記録 [ndl.go.jp]
> それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、
だから、それをしたのはレーニンであってマルクスは直接には関係ないですよ
> 共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
日本や中国を順当に植民地支配しようとしたら頑張られちゃって、ロシアとフランスの借金を踏み倒すためだけの革命で、レーニンは単なる思想家なのでは?
当時のロシアは、鉄道敷設時のフランスからの借款の返済、ドイツとの戦争による西側輸出入ルートの封鎖、シベリア鉄道で続くストライキ、日露戦争敗北により日本に南満州鉄道/遼東半島を割譲済、負傷兵の増加による税負担増、極寒の地から中国内ロシア租借地の東清鉄道付属地へと逃げだす人たち等等、多くの問題を抱えていました。これらのことを何とかしたいと思う人民が多かったのは確かでしょう。まぁ、革命の直接の原因は、共産党の細胞組織 [wikipedia.org]による思想誘導やプロパガンダではありますが。
ロシア革命直後から列強が干渉していったわけで、
資本主義勢力が干渉していかなければ、まともでない独裁者が政権の座につくこともないし、独裁政治を取る必要もなかった。
同様に、イスラム主義だってそもそも西欧が干渉していなければ600年以上にわたって安定していた。
利益追求っていう火種を外から放り込まなければ共産主義もイスラム主義も一定の合理性を持っている。
日本では近代~現代史を学ばない人が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
誤:日本では近代~現代史を学ばない人が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
正:日本では近代~現代史を教えない教師が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。(さらにそれを理由として、入試問題としても出さない。まあ、炎上避けもあろうが)
いや、世界革命を起こそうとするソビエトへの列強の干渉は真っ当ですし、戦争中に勝手に単独講和したという落ち度もありますよ…。
戦争を講和するのはまっとうですし、単独講和まかりならんというのは、そもそもおかしなことです。レーニンの平和に関する布告 [wikipedia.org]にあるように
・すべての国がただちに停戦・無賠償無併合による戦争終了・過去に遡ってすべての民族自決を実現
すれば、その後の第二次大戦だって朝鮮戦争だってベトナム戦争だって必要なかったわけです。民主主義を主張するなら、本来資本家は少数なのであって、少数が全体を支配する専制体制は民主主義が機能不全に陥った状態です。ましてや、対米従属・対宗主国従属といった外国支配を支持するのは、自然状態ではありません。
実際、たとえば日本でも米国の支援を受けて対米従属を推し進めた自民党右派以外の諸勢力は、ほとんど全てそれに反対していました。菅生事件 [wikipedia.org]などで明らかなように、日本でも労働組合員や共産党員による犯罪の捏造をしなければ、ほっといても共産党は一定の支持を集め、勢力を拡大しました。右翼団体や暴力団が、GHQ・自民党によって支援され、政権によって利用された [wikipedia.org]ということ、自民党の対立政党である社会党の党首が暗殺 [wikipedia.org]されるということもありましたし、同時期に米国の秘密支援の中で起きた社会党と民社党の分裂がなければ、そもそも革命的であろうと、革命的でなかろうと、日米安保体制が維持されることは無かったでしょう。1957年以前に前任者が病気を理由に退陣して岸信介が首相に就くまでは、保守側の首相でさえ [wikipedia.org]日米相互防衛条約という形で、安保の棚上げを提案していたのです。
結局、日本では共産党とその支持勢力の解体、社会党とその支持勢力の解体、自民党への民主党の合流と民主党勢力の追い落とし、という一連の工作がなければ、自民党右派による米国追従路線は成立しませんでした。岸信介や池田隼人、児玉誉士夫や正力松太郎のように、CIAによる秘密支援をうけた首相がその座につき、CIAによる秘密支援をうけた人物が裏社会をまとめ上げ、CIAによる秘密支援をうけた人物が [wikipedia.org]原発のような政党利権の成立を後押しするという状況を作らなければ、対米従属体制は成立しえなかったわけです。
日本以外でも同様で、韓国の李承晩政権 [wikipedia.org]にしろ、南ベトナムの傀儡政権 [wikipedia.org]にしろ、キューバのバティスタ政権 [wikipedia.org]やチリのピノチェト独裁政権 [wikipedia.org]、イランのパフレヴィー王朝 [wikipedia.org]のようなその他中南米諸国や中東の各王国、についても、米国が民主主義が機能しないように武力介入・秘密工作をして成立した親米従属政権はあっても、そうでない親米従属政権はまったく存在しないというのが事実です。
そういうことはやめて、諸国民に体制を選ばせましょうというのは、極めて健全な考え方ですし、最初から、ロシア革命中に「平和に関する布告」の形で各国に呼びかけ、態度を明らかにしているわけです。それにも拘わらず、資本主義陣営はその直後から列強が軍事干渉し、対外支配による利益追求の試みを止めようとしなかった、そして今でもそれを継続しています。
その中で最も緊張した時点、すなわち第二次世界大戦の中で米国が核兵器による恫喝を行い、民主的な改革を最大の暴力で封じ込めようとし、社会主義体制に対してあらゆる手段の工作が行われていた時に、社会主義勢力が独裁的に振る舞い、今でもいくつかの国が激しい経済制裁にさらされながら専制的な振る舞いを継続しているというのは、正しいことではないとしても、防衛的な現象です。この極端な振る舞いを取り上げて、一方で資本主義側の繰り返している戦争や専制支配を棚に上げて、社会主義そのものが悪というのはとてもバランスの悪い評価だと思います。
そもそも共産主義は独裁者が労働者を搾取しているという大昔の絶対王政が背景にあるのでその体制がすり替わっただけの現在の権威的共産主義も本来は正しくありません。単に共産主義は資本主義が成功した「富による労働力の兌換」に並ぶ兌換手段の構築に失敗したからだめなんです。
Aさんが資本主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価に資本主義者は紙切れ数枚を渡しました。紙切れは国家が保証する国営銀行により価値を持ち、他の労働者はそれをありがたがって品物と交換してくれます。家の隣では1日に6時間働いているBさんがつましく暮らしています。Aさんの半分しか紙切れをもらっていないためです。9時間働けば家のローンを完済する期間が大幅に早まるため、Bさんは明日労働時間の延長をお願いしようと思っています。Aさんは妻子を含めた4人分の一日の糧と家庭維持費を得て眠りにつきました。あと紙切れが百数枚手に入れば車が買えます。C国ではAさんの労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然紙切れ単位です。この紙切れがあれば医薬品やパソコンが買えるので、B国はさらに資本主義国のニーズに応えるべく精励しています。
Dさんが共産主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価はお褒めの言葉だけで何も与えられません。食物は持ち逃げを防ぐため一旦国家が預かり、それを公正であるはずの国家が人民に"平等配給"するためです。家の隣では1日に6時間働いているEさんがAさんと同じくらいつましく暮らしています。"平等配給"で暮らしているためです。家のローンはありませんが何時間働いても配給量は変わらないのでDさんもEさんも労働時間は短いほうがいいと思っています。Dさんは妻子を含めた公称4人分の配給を得て眠りにつきました。車は要求こそしたものの国が車を輸出に回しているためいつ配給されるか分かりません。F国ではCさんの国が公称する労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然"平等配給"単位です。当然医薬品やパソコンも"平等配給"されるのでいつ送られるのかわからない上に少なく、D国は勤労意欲が上がりません。
まあこれはすばらしく貧弱なモデルかつ共産主義を悪く見すぎている(特にソ連の配給制度 [hokudai.ac.jp]と東ドイツの流通悪化 [blogspot.jp]だけを題にとっている)上にソ連でも通貨経済があったことを無視している小咄ですが。この時点で戦争があろうが平和がなかろうが共産主義が単なる理想主義にすぎないことがお分かりになるでしょうか。
民族自決主義による「大モンゴル国」設立を目指した勢力を追い出して、モンゴルを赤化したソビエトが何を言ってたとしてもねぇ。中国においても、ソビエトは一度破棄を表明した東清鉄道利権を取りやめて、その後、条約無視して無理やり中華民国国籍の従業員を追い出して、東清鉄道を赤化しようとするし (第九十四号命令 [wikipedia.org])。
もう少し補足すると、連合国を無視したソビエトの単独講和によって、ロシアの資源を敵国のドイツに渡してはならない、というのが列強の干渉の目的だったはずです。ですので、戦争終了後の連合国はソビエトとの妥協が進みました。一方、ロシアのザバイカル白軍 [wikipedia.org]と日本は東方への共産主義伝播を防ぐことを目的としており、目的の異なる列強との衝突があったと記憶しています。
他コメでも指摘されてるけどさ、
民主主義は政治体制に関する方法の1つで、対義語で言うなら独裁政治になる共産主義は経済政策のやり方であって、対義語は資本主義だ
共産主義を成立させるために独裁政治を行った例ばかりなのは事実だが、別にこれらは本来セットではない(少なくとも資本主義を敷いたまま独裁政治を行った例も過去にはあるわけで)
国民の判断により民主主義を維持したまま共産主義経済を実施することも可能ではあるのだよそれでやっていけるかは何とも言えんが
#でも「都合の悪いところは粛正」で無理矢理成立させた独裁主義の共産主義経済ではない、民主的な手法で立ち上げた共産主義というのがどうなるか、実現したら面白そうではある
「件の本」における共産主義は資本主義の行きつく果てですがな階級闘争もその過程にすぎないし、最終段階では国家や政治も意味を持たなくなる当時は古典物理学的な世界観が横溢しておりまして、社会のありようもまた古典物理学のように完全に決定済みというわけなんすよですから今となってはナンセンスな代物で、なんとか食えそうなところだけつまみ食いしてもねえ
ロジックが短絡を起こしているね。「独裁=悪の帝国」ってアニメ的設定を前提にした論理だよ、それ。
最大多数の最大幸福という民主・共和主義が、当時における情報技術の伝達性の限界、と国家の規模で硬直したのが共和制ローマの末期でそれを解消するのが終身独裁官というカエサルーアウグストゥスの「独裁政治」なわけで、ローマ帝国がその後数世紀全盛期を迎えた(国民の満足度を含めて)ことから、国家運営という意味では独裁制が最適解である場面はあると思うよ。
「情報技術の伝達性」が過度に高度化している現在で、独裁制が最適解になるかどうかは疑問だけど。
#要するに、「投票権を持った国民が、十分に価値判断できる情報ソースにアクセスできるか、それを政治判断に即座に反映できるか」、ね
有権者自身の判断力というか情報処理能力も追加してくれ
# で不可能性定理とかは持ち出さないでくれ>ALL
独裁者がたまたまいいやつでよかったねということだと思います。
PDCAフィードバックを不完全ながらも廻すメカニズムを制度に内在しているのが民主制。独裁制は独裁者が意識しないと、PDCAフィードバックが働かない。まあ金朝北朝鮮のあれを、PDCAフィードバックと呼ぶのならばだが。
共産主義の対って資本主義なんじゃね?
格が違うでしょ。共産主義(←→ブルジョワジー)にしろ、ナチズム(←→フランス)にしろ暴発するのは時間の問題で、それに形を与えたのがマインフューラーなりカメラードだったわけ。構図自体はフランス革命の時と変わらんし、その後にもフセインやボースが出てきている。時代の流れから言えば共産党宣言も我が闘争も「よくあるもの」だよ。付け加えればナチスドイツのやらかしたことなんてアメリカ大統領・同志スターリンどころかフランス王朝やハプスブルグ家の足元に(良くも悪くも)及ばない。
一方でコーラン(や聖書)はさらにひどい。元々宗教は太古の時代における敵と味方を区別する手段、つまり「理解し合えるかどうか」という手段の一つであったのが、「外界と味方を区別する手段」にすり替わってしまった(ついでに形式主義になってしまった)せいで「外界か味方か」の区別しかなくなり、影響下に取り込んでしまうか外界としてしまうかの2手に分かれてしまった。(余談だがこのあたりの宗教方法論は太古から連綿と部族宗教などに残っている。あなたはサメの歯に特別な価値を見いだせますか?)さらにその理屈で欧州外の諸部族(含アメリカ大陸)まで教化しちゃったせいで「敵部族・味方部族・キリスト教徒」みたいなややこしい価値観ができちゃってもう…まあここらへんの問題は「大航海時代が一地方だけで起こったこと」に50%くらい端を発する(残りはオスマン・ムガル両帝国)ので誰のせいとも言いにくいんだがね…。
出版・流通・販売・読書の自由および内心の自由の無い周辺国に囲まれたこの国から
これもそうだけど(個人的には同意できる点もあるけど)、イデオロギーを前面に出し過ぎですよねえ。
こういうのをカットするために編集があるはずなんだけどね。
まともな編集がいればそのとおりなのだがわざわざ改悪しかしてくれないのではね。
んーでも、ナチズムだって、一種のイデオロギーですよね。なのにナチズムだけは親の敵のように扱われてきた経緯があるわけで。
ここでは「共産党宣言の話はオフトピックだろ」というべき。
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
つまりテロリズム・女性差別・ペドフィリア・脱教厳禁を振興するコーランが発禁にならないのだから、我が闘争も発禁にするべきでなかったと、御同意いただけるわけですね。有り難う。
ナチス治世下のドイツで「共産党宣言」が焚書の対象になった事、イスラム圏で「悪魔の詩」が禁書とされている事、共産圏でアダム・スミス及びジョージ・オーウェルの著作群が発禁となった事、「帝国の慰安婦」を発禁にした下賤な国がある事、同様に全て非難すべきですね。有り難う。
# タレコミ子は、紋付羽織袴でヨーロッパに行けない不自由な一族なので(家紋:左万字 流石に右万字ではなかったが)、ヨーロッパのダブスタには厳しいのです。
国家社会主義労働者党政権下で禁止されたというところが実に愉快。
んで何が有り難うなわけ?
やっぱりそういう種類の人のタレこみだったのですね。hylom 氏も同様の思想をお持ちなのでしょうか?
種類っていうか、この手の青さは中高生時期に掛かる麻疹みたいなやつじゃない?まれに慢性化している人も居るようだが。
つまりテロリズム・女性差別・ペドフィリア・脱教厳禁を振興するコーラン
コーランのどこにそんなことが書いてあるのでしょうか。手元に1冊あるので、場所を教えていただければ確認します。
ファシズムと共産主義と民主主義並べて、近代以降でどれが一番人を殺したかというと、それは民主主義。最大の惨禍のWW1,WW2において民主主義国が多くあったのに、戦争しちゃったんだから。民主主義サイドは売られた喧嘩だと言うだろうけど、本当に「売られた」のかよ煽ったのはどっちだとか。共産主義に至っては、大戦後に登場して、そんなに人殺したっけ?確かに虐殺とかあったけど、それを桁違いに巨大な惨禍と言っちゃっていいのとか。冷戦下の紛争などを、全て共産主義のせいと言うのは、いくらなんでも一方的だろう。
近代以降ということなら、ナポレオン戦争をどう評価するかでだいぶ変わってくると思いますよ。あと第一次世界大戦の参加国には帝政の国が多くありますし、「国家主義」という箱がないのはどうかと思います。
民主主義も、単なる参政権の存在だけで民主主義とするのか政治学者ダールの言う実質を伴った民主主義概念として ポリアーキー [wikipedia.org]を持ち出すかでまた話が違ってきます。他の方のコメントにあったように、ナチスは参政権が規定されたワイマール憲
現世界人口70億人強中、民主主義国家と呼べる国家の総人口は10億人内外。現在世界であれだけ苛烈な、内ゲバ・宗派間戦争・異宗教及び無宗教者との戦争・テロを、全世界で繰り広げているイスラム教徒が16億人内外。産業革命・バーバーボッシュ法普及後、地球人口は膨張を続け、その中で意に沿わぬ戦争死者数も膨張を続けている。下手をすると、第一~二次世界大戦の戦死者より余程多い可能性がある。因みに第一次世界大戦時の世界人口は19億人内外、第二次世界大戦時の世界人口は24億人内外。イスラム教が殺した人口は、自由民主主義・共産主義が殺した人口に匹敵するかも知れない。キリスト教が積極的に人を殺しまくった時代の世界人口は知れたもの(十字軍時代のAD1200年頃で4億人程度)だから、イスラム教が殺した人口累計よりは少ないだろう。第一次世界大戦の戦死者は1700万人程度、第二次世界大戦の戦死者は8000万人以下(何れも民間人・饑餓死・病死を含む)。合わせても、共産党黒書推計の共産主義による戦争以外の死者累計1億人に届くか届かない程度である。
コーランは知りませんが、暴力革命とプロレタリア独裁を煽る共産党宣言は悪いでしょう。
# 旧約聖書…
>暴力革命とプロレタリア独裁を煽る共産党宣言は悪いでしょう。
と言えるほど平和な世の中になりましたね。
共産主義自体は好きではないので、それへの擁護ではないよと付け加えた上で、歴史を振り返ると、民衆の不満による「非合法な暴力や活動」が無かったら、近代の民主主義自体が存在しなかったと思う。
そうは思いませんけどね。近代の主義は啓蒙思想こそが本質なわけで、啓蒙専制君主を通した近代化は十分可能でしょう。
啓蒙的な君主に仕えて啓蒙的な著作『ペテルブルクからモスクワへの旅』を著したアレクサンドル・ラジーシチェフは彼が仕えていたエカチェリナ2世によって「プガチョフよりもおそろしい」犯罪者と断罪して思想犯としてシベリア流刑に処された。後年ロシア革命でロマノフ朝が倒される100年ちょっとくらい前の出来事だけどそういう意味では近代化達成の理由のひとつ?
そんなこんなで古い因習というか今の言葉で言えば既得権益を手放せないまま啓蒙君主でありつづける方がふつうに多数派ですね。
啓蒙専制君主って実態は啓蒙思想を利用して貴族の特権奪って自分の権力強化したかっただけのような。近代化に貢献しなかったとは言わないけど、啓蒙専制君主だけだと行き着く先は結局君主制になるかと。
啓蒙専制君主とは進歩主義の君主制です。儀礼と伝統と宗教に偏る守旧勢力を弱めて、自然科学や近代教育や合理化を進めました。西洋では、キリスト教が自然科学の普及の妨げとなっており、中国では、膨大な詩歌が自然科学の普及の妨げとなっていたようです。
「近代の民主主義自体が存在しなかったと思う」とわざわざ「近代」を付けたのは、古代のそれと一応区別しておきたかっただけです。補足のキーワードにすぎず、元コメントの主題は「民主主義政体」です。「近代化は君主制でもできた」とか、妙な返しをされると返答に困ります…
ヨーロッパでは、啓蒙思想より前に「国王は君臨すれども統治せず」という黄金の自由 [wikipedia.org](貴族民主主義)の政体を取るポーランド・リトアニア共和国がありました。そして、それは、イギリス国王のジョージ1世 [wikipedia.org]にも引き継がれ、立憲君主制が定着しはじめました。貴族民主主義が啓蒙専制君主を通して近代の民主主義となることは十分可能でしょう。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
短絡的かも (スコア:4, すばらしい洞察)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
Re:短絡的かも (スコア:2, 参考になる)
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。
それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。
一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。
//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
Re: (スコア:0)
共産主義の弊害というものは、プロレタリア独裁と階級闘争から来るものであり、ただの独裁の問題という訳では在りません。
それと、現実の共産主義者は、共産主義の実現のために、帝国主義の祖国に戦争を起こさせた後、プロパガンダで反戦を煽り支持を得て、革命的敗戦主義 [wikipedia.org]を行います。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
一行目からオカシイのは何の理解もできてないのに書いてるのは推して知るべし
Re: (スコア:0)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。
民主主義は保証できる。
国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
Re:短絡的かも (スコア:3, 参考になる)
マルクスの言ってた「プロレタリア独裁」は当時の現状が多党制でも「ブルジョア独裁」(どの政党が政権を担当してもブルジョアの言いなり)に陥っているから、それを是正するためにプロレタリア独裁って言ってたわけで、一党独裁にしろとは言ってない。
共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
Re:短絡的かも (スコア:1)
まあそうなんだけど、共産主義が労働者の連帯を求める以上、労働者の政党の中での理念的対立は忌避されがちだし、統一の理念を建前にすると派閥の確立とその間の対立に対しては非寛容になりがちだから、一党独裁と党内の権力闘争という構図に陥りやすいとは思う。
でもこれは、思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義以外ではありがちなパターンで、宗教独裁や個人崇拝をベースにした政治でも同じだとも思う。
Re: (スコア:0)
それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、トロツキー派のソ連再赤化革命の陰謀(*1)に繋がるわけですが…。
*1 反ソヴィエト「右翼トロッキー派ブロック」の公判記録 [ndl.go.jp]
Re: (スコア:0)
> それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、
だから、それをしたのはレーニンであってマルクスは直接には関係ないですよ
> 共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
Re: (スコア:0)
日本や中国を順当に植民地支配しようとしたら頑張られちゃって、
ロシアとフランスの借金を踏み倒すためだけの革命で、レーニンは
単なる思想家なのでは?
Re: (スコア:0)
当時のロシアは、鉄道敷設時のフランスからの借款の返済、ドイツとの戦争による西側輸出入ルートの封鎖、シベリア鉄道で続くストライキ、日露戦争敗北により日本に南満州鉄道/遼東半島を割譲済、負傷兵の増加による税負担増、極寒の地から中国内ロシア租借地の東清鉄道付属地へと逃げだす人たち等等、多くの問題を抱えていました。
これらのことを何とかしたいと思う人民が多かったのは確かでしょう。まぁ、革命の直接の原因は、共産党の細胞組織 [wikipedia.org]による思想誘導やプロパガンダではありますが。
Re:短絡的かも (スコア:2)
ロシア革命直後から列強が干渉していったわけで、
資本主義勢力が干渉していかなければ、まともでない独裁者が政権の座につくこともないし、
独裁政治を取る必要もなかった。
同様に、イスラム主義だってそもそも西欧が干渉していなければ600年以上にわたって
安定していた。
利益追求っていう火種を外から放り込まなければ共産主義もイスラム主義も一定の合理性を持っている。
Re:短絡的かも (スコア:1)
日本では近代~現代史を学ばない人が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
誤:日本では近代~現代史を学ばない人が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
正:日本では近代~現代史を教えない教師が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
(さらにそれを理由として、入試問題としても出さない。まあ、炎上避けもあろうが)
Re: (スコア:0)
いや、世界革命を起こそうとするソビエトへの列強の干渉は真っ当ですし、戦争中に勝手に単独講和したという落ち度もありますよ…。
Re:短絡的かも (スコア:2)
戦争を講和するのはまっとうですし、単独講和まかりならんというのは、そもそもおかしなことです。
レーニンの平和に関する布告 [wikipedia.org]にあるように
・すべての国がただちに停戦
・無賠償無併合による戦争終了
・過去に遡ってすべての民族自決を実現
すれば、その後の第二次大戦だって朝鮮戦争だってベトナム戦争だって必要なかったわけです。
民主主義を主張するなら、本来資本家は少数なのであって、少数が全体を支配する専制体制は民主主義
が機能不全に陥った状態です。ましてや、対米従属・対宗主国従属といった外国支配を支持するのは、
自然状態ではありません。
実際、たとえば日本でも米国の支援を受けて対米従属を推し進めた自民党右派以外の諸勢力は、ほとんど全てそれに反対していました。
菅生事件 [wikipedia.org]などで明らかなように、日本でも労働組合員や共産党員による犯罪の捏造をしなければ、ほっといても共産党は一定の支持を集め、勢力を拡大しました。右翼団体や暴力団が、GHQ・自民党によって支援され、政権によって利用された [wikipedia.org]ということ、自民党の対立政党である社会党の党首が暗殺 [wikipedia.org]されるということもありましたし、同時期に米国の秘密支援の中で起きた社会党と民社党の分裂がなければ、そもそも革命的であろうと、革命的でなかろうと、日米安保体制が維持されることは無かったでしょう。1957年以前に前任者が病気を理由に退陣して岸信介が首相に就くまでは、保守側の首相でさえ [wikipedia.org]日米相互防衛条約という形で、安保の棚上げを提案していたのです。
結局、日本では共産党とその支持勢力の解体、社会党とその支持勢力の解体、自民党への民主党の合流と民主党勢力の追い落とし、という一連の工作がなければ、自民党右派による米国追従路線は成立しませんでした。岸信介や池田隼人、児玉誉士夫や正力松太郎のように、CIAによる秘密支援をうけた首相がその座につき、CIAによる秘密支援をうけた人物が裏社会をまとめ上げ、CIAによる秘密支援をうけた人物が [wikipedia.org]原発のような政党利権の成立を後押しするという状況を作らなければ、対米従属体制は成立しえなかったわけです。
日本以外でも同様で、韓国の李承晩政権 [wikipedia.org]にしろ、南ベトナムの傀儡政権 [wikipedia.org]にしろ、キューバのバティスタ政権 [wikipedia.org]やチリのピノチェト独裁政権 [wikipedia.org]、イランのパフレヴィー王朝 [wikipedia.org]のようなその他中南米諸国や中東の各王国、についても、米国が民主主義が機能しないように武力介入・秘密工作をして成立した親米従属政権はあっても、そうでない親米従属政権はまったく存在しないというのが事実です。
そういうことはやめて、諸国民に体制を選ばせましょうというのは、極めて健全な考え方ですし、
最初から、ロシア革命中に「平和に関する布告」の形で各国に呼びかけ、態度を明らかにしているわけです。
それにも拘わらず、資本主義陣営はその直後から列強が軍事干渉し、対外支配による利益追求の試みを止めようとしなかった、
そして今でもそれを継続しています。
その中で最も緊張した時点、すなわち第二次世界大戦の中で米国が核兵器による恫喝を行い、民主的な改革を最大の暴力で
封じ込めようとし、社会主義体制に対してあらゆる手段の工作が行われていた時に、社会主義勢力が独裁的に振る舞い、
今でもいくつかの国が激しい経済制裁にさらされながら専制的な振る舞いを継続しているというのは、正しいことではないと
しても、防衛的な現象です。この極端な振る舞いを取り上げて、一方で資本主義側の繰り返している戦争や専制支配を棚に上げて、
社会主義そのものが悪というのはとてもバランスの悪い評価だと思います。
Re:短絡的かも (スコア:2)
そもそも共産主義は独裁者が労働者を搾取しているという大昔の絶対王政が背景にあるので
その体制がすり替わっただけの現在の権威的共産主義も本来は正しくありません。
単に共産主義は資本主義が成功した「富による労働力の兌換」に並ぶ兌換手段の構築に失敗したからだめなんです。
Aさんが資本主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価に資本主義者は紙切れ数枚を渡しました。
紙切れは国家が保証する国営銀行により価値を持ち、他の労働者はそれをありがたがって品物と交換してくれます。
家の隣では1日に6時間働いているBさんがつましく暮らしています。Aさんの半分しか紙切れをもらっていないためです。
9時間働けば家のローンを完済する期間が大幅に早まるため、Bさんは明日労働時間の延長をお願いしようと思っています。
Aさんは妻子を含めた4人分の一日の糧と家庭維持費を得て眠りにつきました。あと紙切れが百数枚手に入れば車が買えます。
C国ではAさんの労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然紙切れ単位です。
この紙切れがあれば医薬品やパソコンが買えるので、B国はさらに資本主義国のニーズに応えるべく精励しています。
Dさんが共産主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価はお褒めの言葉だけで何も与えられません。
食物は持ち逃げを防ぐため一旦国家が預かり、それを公正であるはずの国家が人民に"平等配給"するためです。
家の隣では1日に6時間働いているEさんがAさんと同じくらいつましく暮らしています。"平等配給"で暮らしているためです。
家のローンはありませんが何時間働いても配給量は変わらないのでDさんもEさんも労働時間は短いほうがいいと思っています。
Dさんは妻子を含めた公称4人分の配給を得て眠りにつきました。車は要求こそしたものの国が車を輸出に回しているためいつ配給されるか分かりません。
F国ではCさんの国が公称する労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然"平等配給"単位です。
当然医薬品やパソコンも"平等配給"されるのでいつ送られるのかわからない上に少なく、D国は勤労意欲が上がりません。
まあこれはすばらしく貧弱なモデルかつ共産主義を悪く見すぎている(特にソ連の配給制度 [hokudai.ac.jp]と東ドイツの流通悪化 [blogspot.jp]だけを題にとっている)上
にソ連でも通貨経済があったことを無視している小咄ですが。
この時点で戦争があろうが平和がなかろうが共産主義が単なる理想主義にすぎないことがお分かりになるでしょうか。
Re: (スコア:0)
民族自決主義による「大モンゴル国」設立を目指した勢力を追い出して、モンゴルを赤化したソビエトが何を言ってたとしてもねぇ。
中国においても、ソビエトは一度破棄を表明した東清鉄道利権を取りやめて、その後、条約無視して無理やり中華民国国籍の従業員を追い出して、東清鉄道を赤化しようとするし (第九十四号命令 [wikipedia.org])。
Re: (スコア:0)
もう少し補足すると、連合国を無視したソビエトの単独講和によって、ロシアの資源を敵国のドイツに渡してはならない、というのが列強の干渉の目的だったはずです。ですので、戦争終了後の連合国はソビエトとの妥協が進みました。
一方、ロシアのザバイカル白軍 [wikipedia.org]と日本は東方への共産主義伝播を防ぐことを目的としており、目的の異なる列強との衝突があったと記憶しています。
Re:短絡的かも (スコア:2, 興味深い)
他コメでも指摘されてるけどさ、
民主主義は政治体制に関する方法の1つで、対義語で言うなら独裁政治になる
共産主義は経済政策のやり方であって、対義語は資本主義だ
共産主義を成立させるために独裁政治を行った例ばかりなのは事実だが、別にこれらは本来セットではない
(少なくとも資本主義を敷いたまま独裁政治を行った例も過去にはあるわけで)
国民の判断により民主主義を維持したまま共産主義経済を実施することも可能ではあるのだよ
それでやっていけるかは何とも言えんが
#でも「都合の悪いところは粛正」で無理矢理成立させた独裁主義の共産主義経済ではない、民主的な手法で立ち上げた共産主義というのがどうなるか、実現したら面白そうではある
Re: (スコア:0)
「件の本」における共産主義は資本主義の行きつく果てですがな
階級闘争もその過程にすぎないし、最終段階では国家や政治も意味を持たなくなる
当時は古典物理学的な世界観が横溢しておりまして、社会のありようもまた古典物理学のように完全に決定済みというわけなんすよ
ですから今となってはナンセンスな代物で、なんとか食えそうなところだけつまみ食いしてもねえ
Re:短絡的かも (スコア:1)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
ロジックが短絡を起こしているね。「独裁=悪の帝国」ってアニメ的設定を前提にした論理だよ、それ。
最大多数の最大幸福という民主・共和主義が、
当時における情報技術の伝達性の限界、と国家の規模で硬直したのが共和制ローマの末期で
それを解消するのが終身独裁官というカエサルーアウグストゥスの「独裁政治」なわけで、
ローマ帝国がその後数世紀全盛期を迎えた(国民の満足度を含めて)ことから、国家運営という意味では独裁制が最適解である場面はあると思うよ。
「情報技術の伝達性」が過度に高度化している現在で、独裁制が最適解になるかどうかは疑問だけど。
#要するに、「投票権を持った国民が、十分に価値判断できる情報ソースにアクセスできるか、それを政治判断に即座に反映できるか」、ね
Re: (スコア:0)
有権者自身の判断力というか情報処理能力も追加してくれ
# で不可能性定理とかは持ち出さないでくれ>ALL
Re: (スコア:0)
独裁者がたまたまいいやつでよかったね
ということだと思います。
Re: (スコア:0)
PDCAフィードバックを不完全ながらも廻すメカニズムを制度に内在しているのが民主制。
独裁制は独裁者が意識しないと、PDCAフィードバックが働かない。
まあ金朝北朝鮮のあれを、PDCAフィードバックと呼ぶのならばだが。
Re: (スコア:0)
共産主義の対って資本主義なんじゃね?
Re:短絡的かも (スコア:2)
格が違うでしょ。
共産主義(←→ブルジョワジー)にしろ、ナチズム(←→フランス)にしろ暴発するのは時間の問題で、それに形を与えたのがマインフューラーなりカメラードだったわけ。
構図自体はフランス革命の時と変わらんし、その後にもフセインやボースが出てきている。時代の流れから言えば共産党宣言も我が闘争も「よくあるもの」だよ。
付け加えればナチスドイツのやらかしたことなんてアメリカ大統領・同志スターリンどころかフランス王朝やハプスブルグ家の足元に(良くも悪くも)及ばない。
一方でコーラン(や聖書)はさらにひどい。元々宗教は太古の時代における敵と味方を区別する手段、つまり「理解し合えるかどうか」という手段の一つであったのが、
「外界と味方を区別する手段」にすり替わってしまった(ついでに形式主義になってしまった)せいで
「外界か味方か」の区別しかなくなり、影響下に取り込んでしまうか外界としてしまうかの2手に分かれてしまった。
(余談だがこのあたりの宗教方法論は太古から連綿と部族宗教などに残っている。あなたはサメの歯に特別な価値を見いだせますか?)
さらにその理屈で欧州外の諸部族(含アメリカ大陸)まで教化しちゃったせいで「敵部族・味方部族・キリスト教徒」みたいなややこしい価値観ができちゃってもう…
まあここらへんの問題は「大航海時代が一地方だけで起こったこと」に50%くらい端を発する(残りはオスマン・ムガル両帝国)ので誰のせいとも言いにくいんだがね…。
編集仕事しろ (スコア:1)
出版・流通・販売・読書の自由および内心の自由の無い周辺国に囲まれたこの国から
これもそうだけど(個人的には同意できる点もあるけど)、イデオロギーを前面に出し過ぎですよねえ。
Re:編集仕事しろ (スコア:3, すばらしい洞察)
こういうのをカットするために編集があるはずなんだけどね。
Re: (スコア:0)
まともな編集がいればそのとおりなのだがわざわざ改悪しかしてくれないのではね。
Re:編集仕事しろ (スコア:1)
んーでも、ナチズムだって、一種のイデオロギーですよね。
なのにナチズムだけは親の敵のように扱われてきた経緯があるわけで。
ここでは「共産党宣言の話はオフトピックだろ」というべき。
Re:短絡的かも (スコア:1)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
つまりテロリズム・女性差別・ペドフィリア・脱教厳禁を振興するコーランが発禁にならないのだから、我が闘争も発禁にするべきでなかったと、御同意いただけるわけですね。
有り難う。
ナチス治世下のドイツで「共産党宣言」が焚書の対象になった事、
イスラム圏で「悪魔の詩」が禁書とされている事、
共産圏でアダム・スミス及びジョージ・オーウェルの著作群が発禁となった事、
「帝国の慰安婦」を発禁にした下賤な国がある事、
同様に全て非難すべきですね。有り難う。
# タレコミ子は、紋付羽織袴でヨーロッパに行けない不自由な一族なので(家紋:左万字 流石に右万字ではなかったが)、ヨーロッパのダブスタには厳しいのです。
Re: (スコア:0)
国家社会主義労働者党政権下で禁止されたというところが実に愉快。
Re: (スコア:0)
んで何が有り難うなわけ?
Re: (スコア:0)
やっぱりそういう種類の人のタレこみだったのですね。
hylom 氏も同様の思想をお持ちなのでしょうか?
Re: (スコア:0)
種類っていうか、この手の青さは中高生時期に掛かる麻疹みたいなやつじゃない?
まれに慢性化している人も居るようだが。
Re: (スコア:0)
つまりテロリズム・女性差別・ペドフィリア・脱教厳禁を振興するコーラン
コーランのどこにそんなことが書いてあるのでしょうか。
手元に1冊あるので、場所を教えていただければ確認します。
Re:短絡的かも (スコア:1)
ファシズムと共産主義と民主主義並べて、近代以降でどれが一番人を殺したかというと、
それは民主主義。
最大の惨禍のWW1,WW2において民主主義国が多くあったのに、戦争しちゃったんだから。
民主主義サイドは売られた喧嘩だと言うだろうけど、本当に「売られた」のかよ煽ったのはどっちだとか。
共産主義に至っては、大戦後に登場して、そんなに人殺したっけ?
確かに虐殺とかあったけど、それを桁違いに巨大な惨禍と言っちゃっていいのとか。
冷戦下の紛争などを、全て共産主義のせいと言うのは、いくらなんでも一方的だろう。
Re: (スコア:0)
近代以降ということなら、ナポレオン戦争をどう評価するかでだいぶ変わってくると思いますよ。
あと第一次世界大戦の参加国には帝政の国が多くありますし、「国家主義」という箱がないのはどうかと思います。
民主主義も、単なる参政権の存在だけで民主主義とするのか
政治学者ダールの言う実質を伴った民主主義概念として ポリアーキー [wikipedia.org]を持ち出すかでまた話が違ってきます。
他の方のコメントにあったように、ナチスは参政権が規定されたワイマール憲
Re: (スコア:0)
WW2に関しては直接殺した数はファシズム>共産主義≒民主主義ってところ。ロシア人死にすぎたからね。
Re: (スコア:0)
現世界人口70億人強中、民主主義国家と呼べる国家の総人口は10億人内外。
現在世界であれだけ苛烈な、内ゲバ・宗派間戦争・異宗教及び無宗教者との戦争・テロを、全世界で繰り広げているイスラム教徒が16億人内外。
産業革命・バーバーボッシュ法普及後、地球人口は膨張を続け、その中で意に沿わぬ戦争死者数も膨張を続けている。
下手をすると、第一~二次世界大戦の戦死者より余程多い可能性がある。
因みに第一次世界大戦時の世界人口は19億人内外、第二次世界大戦時の世界人口は24億人内外。
イスラム教が殺した人口は、自由民主主義・共産主義が殺した人口に匹敵するかも知れない。
キリスト教が積極的に人を殺しまくった時代の世界人口は知れたもの(十字軍時代のAD1200年頃で4億人程度)だから、イスラム教が殺した人口累計よりは少ないだろう。
第一次世界大戦の戦死者は1700万人程度、第二次世界大戦の戦死者は8000万人以下(何れも民間人・饑餓死・病死を含む)。合わせても、共産党黒書推計の共産主義による戦争以外の死者累計1億人に届くか届かない程度である。
Re: (スコア:0)
コーランは知りませんが、暴力革命とプロレタリア独裁を煽る共産党宣言は悪いでしょう。
# 旧約聖書…
Re: (スコア:0)
>暴力革命とプロレタリア独裁を煽る共産党宣言は悪いでしょう。
と言えるほど平和な世の中になりましたね。
共産主義自体は好きではないので、それへの擁護ではないよと付け加えた上で、
歴史を振り返ると、民衆の不満による「非合法な暴力や活動」が無かったら、
近代の民主主義自体が存在しなかったと思う。
Re: (スコア:0)
そうは思いませんけどね。近代の主義は啓蒙思想こそが本質なわけで、啓蒙専制君主を通した近代化は十分可能でしょう。
Re:短絡的かも (スコア:1)
啓蒙的な君主に仕えて啓蒙的な著作『ペテルブルクからモスクワへの旅』を著したアレクサンドル・ラジーシチェフは彼が仕えていたエカチェリナ2世によって「プガチョフよりもおそろしい」犯罪者と断罪して思想犯としてシベリア流刑に処された。
後年ロシア革命でロマノフ朝が倒される100年ちょっとくらい前の出来事だけどそういう意味では近代化達成の理由のひとつ?
そんなこんなで古い因習というか今の言葉で言えば既得権益を手放せないまま啓蒙君主でありつづける方がふつうに多数派ですね。
Re: (スコア:0)
啓蒙専制君主って実態は啓蒙思想を利用して貴族の特権奪って自分の権力強化したかっただけのような。近代化に貢献しなかったとは言わないけど、啓蒙専制君主だけだと行き着く先は結局君主制になるかと。
Re: (スコア:0)
啓蒙専制君主とは進歩主義の君主制です。儀礼と伝統と宗教に偏る守旧勢力を弱めて、自然科学や近代教育や合理化を進めました。
西洋では、キリスト教が自然科学の普及の妨げとなっており、中国では、膨大な詩歌が自然科学の普及の妨げとなっていたようです。
Re: (スコア:0)
「近代の民主主義自体が存在しなかったと思う」とわざわざ「近代」を付けたのは、
古代のそれと一応区別しておきたかっただけです。
補足のキーワードにすぎず、元コメントの主題は「民主主義政体」です。
「近代化は君主制でもできた」とか、妙な返しをされると返答に困ります…
Re: (スコア:0)
ヨーロッパでは、啓蒙思想より前に「国王は君臨すれども統治せず」という黄金の自由 [wikipedia.org](貴族民主主義)の政体を取るポーランド・リトアニア共和国がありました。
そして、それは、イギリス国王のジョージ1世 [wikipedia.org]にも引き継がれ、立憲君主制が定着しはじめました。
貴族民主主義が啓蒙専制君主を通して近代の民主主義となることは十分可能でしょう。