アカウント名:
パスワード:
ペガサスXLは中古のトライスターで用が足りてるのに、こんなでかい飛行機で持ち上げる必要あるのん?あとペガサスXLは受注がなくて2年以上打ち上げがないし。みんな同じノースロップ・グラマンでもミノタウロとか使ってるじゃん。同時に開発してたロケットとセットでのモデル351ロックでしょう?お先真っ暗だよ。
ペイロードをデカくしたロケットを打ち上げるにであれば大型化は避けられないので意味はわかりますよこれの利点は上空の天候を気にしなくていいし地上発射型と比べて同じペイロードなら小型なロケットで行けることだったけどまぁ費用が嵩んでしまった時点でダメでしょうな
初歩的な疑問なんだけど、これって実質的にロケットの1段目の代わりに航空機を使うようなものだよね?
1段目としてロケットエンジンを使うより、ジェットエンジン+揚力を使う方が効率的なの?
ジェットエンジンなら液体酸素が不要な分、1段目の効率が良くなる?揚力使う方が天候から受ける影響が小さくなる?
普通の打ち上げロケットは、1段目で高度数百km、速度数km/sのオーダーにまで持ち上げますから、航空機では高度も速度も一桁足りません。
ではなぜ空中発射の野望がなくならないかというと、・雲よりも上なので、天候に左右されない・高度10kmも上がれば気圧は1/3に減るので、空気抵抗によるロスがなくなる・通常、第1段は1気圧から0気圧までの気圧が変化する環境で動作する必要があるが、(ロケットを新規設計する場合)、より効率のよいエンジンが使える可能性があるってあたりが「夢の技術」って感じでしょうか。
エンジンの作動域はかなりの問題ですよね。打ち上げ直後は空気抵抗もあるわ振動も強いわ燃料満タンだわで非常に頑張らなきゃ駄目なのに、ノズルスカートの形状で最大効率出せる高度が決まってしまい、条件から外れる高度では故障リスクも上がる上に効率がガタ落ちするという追い打ちに次ぐ追い打ち。
(リニア)スパイクエンジンとか、ノズルスカートの伸展機構なんかはそれに対する回答の一つではあるのだけど、前者は頓挫したし、後者はただでさえ超高温と超低温と振動に晒される部位に可動部設ける必要が。
そりゃあ空中発射出来ないか検討もしたくなりますわな。
もう一つ、打ち上げ開始地点がかなり自由に選べるのも、水上打ち上げと並んで大きい。
射場の固定資産税が掛からないで駐機料だけで済む。あーでも空中発射機の維持費も計算しないとなぁ。
本当にうまくいけば効率的ですよロケットを縦に打ち上げてるのはただ単に加速時間を稼ぐためでしかなく元々無駄が多いので。無限に加速し空気抵抗、揚力喪失を無視できるなら飛行機でも水平加速を続ければ宇宙に出れますので。
衛星軌道は基本的に地上に落ちる前に水平線の向こう側に落ちるってイメージですよ
1段目は重力に逆らって空気の薄いところまで上段を持ち上げるのが主要な役割(1段目では高度数百kmも上がらない)衛星になるのに必要な加速度を得るのは2段目の役割が大きい1段目は途轍もない重さの燃料を積んで非効率な仕事をやってることになるので、代わりに翼の揚力の助けが得られる飛行機を利用しようという発想になる既存のこなれた技術の組み合わせで実現できるところは、1段目の回収・再利用よりも現実的#重力損失という言葉について調べてみてください
> 1段目では高度数百kmも上がらない
これは、私が「普通の打ち上げロケットは、1段目で高度数百km、速度数km/sのオーダーにまで持ち上げます」って書いたコメントに対する指摘でしょうか?
そのコメントを書く時にちょっと探して見つけた情報ですが、H-IIA 40号機(高度600kmの軌道が目的地)の飛行計画(注:PDF) [www.jaxa.jp]では、第2段エンジン始動が、高度297km、速度3.4km/sH-IIB 7号機(高度400kmのISSが目的地)の飛行計画(注:PDF) [www.jaxa.jp]では、第2段エンジン始動が、高度196km、速度5.6km/sとなっています。ほかのロケットについては調べきれなかったので、この数字をもとにちょっとぼかして書いたのが「高度数百km、速度数km/sのオーダー」って文です。
#「数」って表現を使ったのがまずかったですかね。数をかぞえる語の上に付いて、2、3か5、6ぐらいの数量を漠然と表す [goo.ne.jp]ので、高度「2、3」百kmのつもりで使ったのですが、高度「5、6」百kmと受け取ったら、たしかに誇大な表現と読み取れるかな。ISSより上じゃん。
固体燃料ブースター代わりは勤めているでしょうよ。
元コメで挙げたH-IIBの数値ですが、ブースター切り離しは高度61km、速度1.8km/s第1段のエンジンも併用していますが、推力が第1段2,196kN、ブースター9,220kN なので、8割はブースター寄与分。
というわけで、ブースターと比べても、航空機は、まったく足元にも及びません。空中発射母艦は、第1段とかブースターの代わりになるようなものではないんです。
それでも、わずかでも速度・高度が足しになるのはメリットがある、という主張もありかとは思うんですが、Falconの方がかなりのロスを許容してでもロケットを垂直着陸で回収してるのを見てしまうと、なんか割に合わないように見えるんですよねぇ…
そんなわけで、ストラトローンチが成功するかどうかは、「気圧の低い高高度からの空中発射専用の、地上発射では実現できないような高効率ロケット」が出来るかどうかにかかってると思うんですが、そっちがすごく難航してるのがなんとも…
その程度ならSRB付ければ良いじゃん。
そういえば、スペースシャトルが初お目見えした前後に、ジャンボジェットの上に乗ってる写真見て、ジャンボで空高く運んでそこから発進するのかと勘違いしてた時期があったなあ……
飛行機からロケット飛行機を発進させる技術なら日本に一式陸攻+桜花という実績が(マテ
えっ? ちがうの>>ジャンボで空高く運んでそこから発進するのかと勘違いこのコメントを見るまでそう思ってました。
ストラトローンチは、もちろん、航空機で空高く運んでそこから発進です。
元コメが言ってるのは、今回のストラトローンチではなく、1980年代からNASAが打ち上げていたスペースシャトルの話ですよ。最初の滑空試験機であるエンタープライズは、747の上に乗っけて空高く運び、そこから地上に向けて発進し着陸する、ということを繰り返していて、そのときの絵がニュースなどでかなり広まって [google.com]ましたから「本番の打ち上げシーンがニュースになるまで、空中発射を信じていた」というのはいかにもありそう。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
先行き不透明も何も (スコア:-1)
ペガサスXLは中古のトライスターで用が足りてるのに、こんなでかい飛行機で持ち上げる必要あるのん?
あとペガサスXLは受注がなくて2年以上打ち上げがないし。みんな同じノースロップ・グラマンでもミノタウロとか使ってるじゃん。
同時に開発してたロケットとセットでのモデル351ロックでしょう?お先真っ暗だよ。
Re: (スコア:0)
ペイロードをデカくしたロケットを打ち上げるにであれば大型化は避けられないので意味はわかりますよ
これの利点は上空の天候を気にしなくていいし地上発射型と比べて同じペイロードなら小型なロケットで行けることだったけど
まぁ費用が嵩んでしまった時点でダメでしょうな
Re:先行き不透明も何も (スコア:0)
初歩的な疑問なんだけど、これって実質的にロケットの1段目の代わりに航空機を使うようなものだよね?
1段目としてロケットエンジンを使うより、ジェットエンジン+揚力を使う方が効率的なの?
ジェットエンジンなら液体酸素が不要な分、1段目の効率が良くなる?
揚力使う方が天候から受ける影響が小さくなる?
Re:先行き不透明も何も (スコア:2)
普通の打ち上げロケットは、1段目で高度数百km、速度数km/sのオーダーにまで持ち上げますから、航空機では高度も速度も一桁足りません。
ではなぜ空中発射の野望がなくならないかというと、
・雲よりも上なので、天候に左右されない
・高度10kmも上がれば気圧は1/3に減るので、空気抵抗によるロスがなくなる
・通常、第1段は1気圧から0気圧までの気圧が変化する環境で動作する必要があるが、
(ロケットを新規設計する場合)、より効率のよいエンジンが使える可能性がある
ってあたりが「夢の技術」って感じでしょうか。
Re: (スコア:0)
エンジンの作動域はかなりの問題ですよね。
打ち上げ直後は空気抵抗もあるわ振動も強いわ燃料満タンだわで非常に頑張らなきゃ駄目なのに、
ノズルスカートの形状で最大効率出せる高度が決まってしまい、
条件から外れる高度では故障リスクも上がる上に効率がガタ落ちするという追い打ちに次ぐ追い打ち。
(リニア)スパイクエンジンとか、ノズルスカートの伸展機構なんかは
それに対する回答の一つではあるのだけど、前者は頓挫したし、
後者はただでさえ超高温と超低温と振動に晒される部位に可動部設ける必要が。
そりゃあ空中発射出来ないか検討もしたくなりますわな。
Re: (スコア:0)
もう一つ、打ち上げ開始地点がかなり自由に選べるのも、水上打ち上げと並んで大きい。
Re: (スコア:0)
射場の固定資産税が掛からないで駐機料だけで済む。
あーでも空中発射機の維持費も計算しないとなぁ。
Re: (スコア:0)
本当にうまくいけば効率的ですよ
ロケットを縦に打ち上げてるのはただ単に加速時間を稼ぐためでしかなく元々無駄が多いので。
無限に加速し空気抵抗、揚力喪失を無視できるなら飛行機でも水平加速を続ければ宇宙に出れますので。
衛星軌道は基本的に地上に落ちる前に水平線の向こう側に落ちるってイメージですよ
Re: (スコア:0)
1段目は重力に逆らって空気の薄いところまで上段を持ち上げるのが主要な役割(1段目では高度数百kmも上がらない)
衛星になるのに必要な加速度を得るのは2段目の役割が大きい
1段目は途轍もない重さの燃料を積んで非効率な仕事をやってることになるので、代わりに翼の揚力の助けが得られる飛行機を利用しようという発想になる
既存のこなれた技術の組み合わせで実現できるところは、1段目の回収・再利用よりも現実的
#重力損失という言葉について調べてみてください
Re:先行き不透明も何も (スコア:1)
> 1段目では高度数百kmも上がらない
これは、私が「普通の打ち上げロケットは、1段目で高度数百km、速度数km/sのオーダーにまで持ち上げます」って書いたコメントに対する指摘でしょうか?
そのコメントを書く時にちょっと探して見つけた情報ですが、
H-IIA 40号機(高度600kmの軌道が目的地)の飛行計画(注:PDF) [www.jaxa.jp]では、第2段エンジン始動が、高度297km、速度3.4km/s
H-IIB 7号機(高度400kmのISSが目的地)の飛行計画(注:PDF) [www.jaxa.jp]では、第2段エンジン始動が、高度196km、速度5.6km/s
となっています。ほかのロケットについては調べきれなかったので、この数字をもとにちょっとぼかして書いたのが「高度数百km、速度数km/sのオーダー」って文です。
#「数」って表現を使ったのがまずかったですかね。数をかぞえる語の上に付いて、2、3か5、6ぐらいの数量を漠然と表す [goo.ne.jp]ので、高度「2、3」百kmのつもりで使ったのですが、高度「5、6」百kmと受け取ったら、たしかに誇大な表現と読み取れるかな。ISSより上じゃん。
Re: (スコア:0)
固体燃料ブースター代わりは勤めているでしょうよ。
Re:先行き不透明も何も (スコア:1)
元コメで挙げたH-IIBの数値ですが、ブースター切り離しは高度61km、速度1.8km/s
第1段のエンジンも併用していますが、推力が第1段2,196kN、ブースター9,220kN なので、8割はブースター寄与分。
というわけで、ブースターと比べても、航空機は、まったく足元にも及びません。空中発射母艦は、第1段とかブースターの代わりになるようなものではないんです。
それでも、わずかでも速度・高度が足しになるのはメリットがある、という主張もありかとは思うんですが、Falconの方がかなりのロスを許容してでもロケットを垂直着陸で回収してるのを見てしまうと、なんか割に合わないように見えるんですよねぇ…
そんなわけで、ストラトローンチが成功するかどうかは、「気圧の低い高高度からの空中発射専用の、地上発射では実現できないような高効率ロケット」が出来るかどうかにかかってると思うんですが、そっちがすごく難航してるのがなんとも…
Re: (スコア:0)
その程度ならSRB付ければ良いじゃん。
Re: (スコア:0)
そういえば、スペースシャトルが初お目見えした前後に、ジャンボジェットの上に乗ってる写真見て、
ジャンボで空高く運んでそこから発進するのかと勘違いしてた時期があったなあ……
飛行機からロケット飛行機を発進させる技術なら日本に一式陸攻+桜花という実績が(マテ
Re: (スコア:0)
えっ? ちがうの
>>ジャンボで空高く運んでそこから発進するのかと勘違い
このコメントを見るまでそう思ってました。
Re:先行き不透明も何も (スコア:1)
ストラトローンチは、もちろん、航空機で空高く運んでそこから発進です。
元コメが言ってるのは、今回のストラトローンチではなく、1980年代からNASAが打ち上げていたスペースシャトルの話ですよ。
最初の滑空試験機であるエンタープライズは、747の上に乗っけて空高く運び、そこから地上に向けて発進し着陸する、ということを繰り返していて、そのときの絵がニュースなどでかなり広まって [google.com]ましたから「本番の打ち上げシーンがニュースになるまで、空中発射を信じていた」というのはいかにもありそう。