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成果は広く公知なものになるので,一般的な工学研究とやることはなんも変わらない.「戦争に関係する予算」ということなのかもしれないけど,その予算が一般工学研究と同じ利用のされ方になるなら,防衛予算の一部を「明確に平和に利用してやる」ことになる.何がダメなんだろう?
こういうのはイデオロギーなので、理由は後からついてくるんですよ。ダメなものはダメ、認められない。しかも日本以外からの資金が入っている場合もあるので、動く動機には事欠かない。
こういった人たちは「防衛」「安全保障」というのを頭の中で「戦争」に読み替えますから、そもそも話になりません。
違いますよ。防衛省のひも付きになると都合が悪いだけですよね。(バレるかもしれないから?)
どこかの日記にもコメントしたけど、日本の軍事関連を禁止してる一方で、組織が変容したといわれる2005年の声明「日本の科学技術政策の要諦」 [scj.go.jp]では、アジアの信頼連携を連呼し大型科学技術研究や国家安全保障の研究にアジア研究者を積極的に受け入れ、挙句の果てに「民間企業であってもこれらの機材設計、製作等の過程にも」アジア研究者を受け入れるべきである!と主張してましたよ。実に分かりやすい。「アジア」てどこのことかなぁ(笑)
6.4. 大型科学研究計画; 戦略的思考と「目標ミッション」これらの機材設計、製作等の過程にも、研究機関、大学ばかりでなく、民間企業にあってもアジアのエンジニア等の参加を積極的に求めるべきであろう。
大型科学技術研究(宇宙ロケットや衛星、スーパーコンピュータ、高エネルギー研究等々)は国際社会に開かれ、むしろ積極的にアジア研究者との連携、人材育成の場とし、手段、方策とするという考え方と視点を欠いてはならない。
#「国家機密関係のものは別として」とエクスキューズはしているけど、法的拘束力のある国家機密にはなかなかならないのはご存じの通り。当時は日米間の防衛機密しか法令なかったし、これを破ったらシャレになんない。2015年以降でも「特定秘密」指定されないと国家機密にはならない。
学術の貢献って、建前としては人類全体の利益だけど、防衛研究を含む軍事研究の貢献は、国家とその同盟国の利益に閉じるからじゃないかな?
あと、軍事研究予算の拡大と一般研究費の削減がセットだから、個別の研究者や研究機関はともかく、アカデミック全体としては賛成できないのよ。
産学連携だともっと小さなコミュニティで閉じる可能性もあると思うけれど、これにも否定的な感じですかね?
金になるからOK
個人的には否定的。
理由としては、科研費その他の研究に比べると自律性が著しく低くなること。大学や研究機関の名が企業の商売の権威づけ(それもしばしば怪しい製品・サービス)に利用されること。
教育面でも、最後の最後で共同研究先の企業から守秘義務を盾に成果報告(論文)を公表できなくて詰む学生・院生も見受けられる。
研究機関にとって企業からの資金は麻薬だ。中長期的には、大学や研究機関の価値を損ねると思う(そのころ産学連携で儲けた当の研究者は引退している)。
商売なら、きちんと企業が自前で研究者を雇って研究して欲しいし、研究者も大学で学生を使い捨てるのではなく、出向して相手方で人件費をきちんと積んで研究しないと、まともにやっている企業研究所が馬鹿を見るよ。
なお、産官学連携で金をもらっています(利益相反の開示)。
あと、軍事研究予算の拡大と一般研究費の削減がセットだから、
それば自明なの?国防予算から研究予算に金が流れた結果、研究費のパイが増える可能性もあると思うけど。
地球市民とか言っちゃう奴らにとってはそうなのかもしれんけど、国の予算を使ってるんなら国家の利益のためだろ。中国から予算を貰ってやってる連中が中国以外のためにやるもんかよ。
名目がいけないんじゃない?同じ研究をし同じ利用のされ方するにしても名目が「生物化学兵器の研究」だと条約等抜きにしても反対する人は多いだろう。自分は核でも生物化学兵器の研究でもどんどんやったらいいと思ってるが少数派の自覚はある。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
なんでダメなの (スコア:0)
成果は広く公知なものになるので,一般的な工学研究とやることはなんも変わらない.
「戦争に関係する予算」ということなのかもしれないけど,その予算が一般工学研究と
同じ利用のされ方になるなら,防衛予算の一部を「明確に平和に利用してやる」こと
になる.何がダメなんだろう?
Re:なんでダメなの (スコア:1)
こういうのはイデオロギーなので、理由は後からついてくるんですよ。
ダメなものはダメ、認められない。
しかも日本以外からの資金が入っている場合もあるので、動く動機には事欠かない。
こういった人たちは「防衛」「安全保障」というのを頭の中で「戦争」に読み替えますから、そもそも話になりません。
「アジアの研究者」を国家安全保障の研究にぶっコメと提言 (スコア:4, 参考になる)
こういった人たちは「防衛」「安全保障」というのを頭の中で「戦争」に読み替えますから、そもそも話になりません。
違いますよ。防衛省のひも付きになると都合が悪いだけですよね。(バレるかもしれないから?)
どこかの日記にもコメントしたけど、日本の軍事関連を禁止してる一方で、
組織が変容したといわれる2005年の声明「日本の科学技術政策の要諦」 [scj.go.jp]では、アジアの信頼連携を連呼し大型科学技術研究や国家安全保障の研究にアジア研究者を積極的に受け入れ、挙句の果てに「民間企業であってもこれらの機材設計、製作等の過程にも」アジア研究者を受け入れるべきである!と主張してましたよ。
実に分かりやすい。「アジア」てどこのことかなぁ(笑)
6.4. 大型科学研究計画; 戦略的思考と「目標ミッション」
これらの機材設計、製作等の過程にも、研究機関、大学ばかりでなく、民間企業にあってもアジアのエンジニア等の参加を積極的に求めるべきであろう。
大型科学技術研究(宇宙ロケットや衛星、スーパーコンピュータ、高エネルギー研究等々)は国際社会に開かれ、むしろ積極的にアジア研究者との連携、人材育成の場とし、手段、方策とするという考え方と視点を欠いてはならない。
#「国家機密関係のものは別として」とエクスキューズはしているけど、法的拘束力のある国家機密にはなかなかならないのはご存じの通り。当時は日米間の防衛機密しか法令なかったし、これを破ったらシャレになんない。2015年以降でも「特定秘密」指定されないと国家機密にはならない。
Re:なんでダメなの (スコア:1)
学術の貢献って、建前としては人類全体の利益だけど、
防衛研究を含む軍事研究の貢献は、国家とその同盟国の利益に閉じるからじゃないかな?
あと、軍事研究予算の拡大と一般研究費の削減がセットだから、個別の研究者や研究機関はともかく、アカデミック全体としては賛成できないのよ。
Re: (スコア:0)
産学連携だともっと小さなコミュニティで閉じる可能性もあると思うけれど、これにも否定的な感じですかね?
金になるからOK
Re:なんでダメなの (スコア:4, 興味深い)
個人的には否定的。
理由としては、科研費その他の研究に比べると自律性が著しく低くなること。大学や研究機関の名が企業の商売の権威づけ(それもしばしば怪しい製品・サービス)に利用されること。
教育面でも、最後の最後で共同研究先の企業から守秘義務を盾に成果報告(論文)を公表できなくて詰む学生・院生も見受けられる。
研究機関にとって企業からの資金は麻薬だ。中長期的には、大学や研究機関の価値を損ねると思う(そのころ産学連携で儲けた当の研究者は引退している)。
商売なら、きちんと企業が自前で研究者を雇って研究して欲しいし、研究者も大学で学生を使い捨てるのではなく、出向して相手方で人件費をきちんと積んで研究しないと、まともにやっている企業研究所が馬鹿を見るよ。
なお、産官学連携で金をもらっています(利益相反の開示)。
Re: (スコア:0)
あと、軍事研究予算の拡大と一般研究費の削減がセットだから、
それば自明なの?国防予算から研究予算に金が流れた結果、研究費のパイが増える可能性もあると思うけど。
Re: (スコア:0)
地球市民とか言っちゃう奴らにとってはそうなのかもしれんけど、国の予算を使ってるんなら国家の利益のためだろ。
中国から予算を貰ってやってる連中が中国以外のためにやるもんかよ。
Re: (スコア:0)
名目がいけないんじゃない?
同じ研究をし同じ利用のされ方するにしても名目が「生物化学兵器の研究」だと条約等
抜きにしても反対する人は多いだろう。
自分は核でも生物化学兵器の研究でもどんどんやったらいいと思ってるが少数派の自覚はある。