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> どこに落ちるかわ からない中国のブースターは世界を不安にさせてきたが、これにより着地ゾーンは 80% 縮小されるとのことだ。
宇宙開発に詳しくないのだけど、中国以外の国のブースターはどこに落ちるか分かってるの?別に不安には思ってなかったが、不安になってきた。
この間爆破したH3のブースターは、成功してたらどこに落ちるかわかってたのかな。というか中国がどこに落ちるかわからないで飛ばしているというのが正しい情報なのか。
どの辺に落ちるかわかるけど回収しやすくなるって話ではないの?
普通は海に向けて打ち上げるので、どこに落ちても大丈夫。日本(種子島/内之浦)やアメリカ(ケープケネディ)は東が海だし、ヨーロッパの東方向は思いっきり陸地なので、東が海な南米フランス領ギアナに打ち上げ基地がある。中国も海南島(東は台湾とフィリピンの間の海)に発射場があるので、内陸から打ち上げるしかないのはロシア(バイコヌール)ぐらい?
上のほうにもあるけど、日米欧の従来タイプの一段目は宇宙空間に届く前に燃料が尽きて落ちてくる。ので、たいていは予想通りのところに落とせる。中国のやつは一段目が強力で宇宙空間にまで行ってしまうので、地球を何週か回ってから落ちてくる。同じように地球を回ってから落ちてくる人工衛星などは姿勢制御ロケットで落とす場所を制御するけど、今までの中国の一段目はその制御が無く、どこに落ちるか分からない状態だった。今回中国は、落とす場所の制御方法としてパラシュートを使う方法を開発したよ、ということ。落とす場所の制御のためだけに姿勢制御ロケットを積むよりは安上がりに思える。
問題は2種類ある。
1.打ち上げ時に、切り離された下段ロケットが落ちていく先。中国だと陸地に落ちることがある。2.打ち上げ後、衛星と一緒に周回軌道に乗った上段ロケットが落ちていく先。無制御で落ちていくことが多い。
1は、中国やロシアのような内陸から打ち上げる場合に、陸地に落ちちゃうのでその落ちる先を精密制御したい、という話になる。おそらく、今回の発表はその話。将来的にFalcon9のように垂直着陸で再利用したいとの話なので。なお、中国は海南島にも発射基地を作ったので、非軍事の打ち上げはこっち中心になるはず。海岸沿いなので陸地に落ちることはなくな
>ちなみに、ロケット打ち上げ等で起きた被害は無限責任で国家が賠償する、という国際条約になっている。
そういや北朝鮮のロケットを韓国が回収してたけど、宇宙条約だと打上国への返還義務があったような、と思った。(まあ韓国からすれば北朝鮮は国家ではないので問題ないのかもしれないが)
宇宙ロケットではなく弾道ミサイル実験なので、兵器の鹵獲は問題ありません!という考えかと。
※残骸は鹵獲って呼ばないんだっけか?
まぁ、いずれにせよ、国連決議違反なので北朝鮮側に理は無い。宇宙ロケットであっても禁止されてるからね…。
宇宙条約はロケットとミサイルを区別しないんですよ。締結されたのは弾道ミサイルがそのまま打ち上げロケットに転用されてた時代ですし。
まあ、宇宙賠償条約も救助返還協定も実際に国家間で適用されたことが無くて死文化してますのでこの議論自体にそれほど意味は無いです。
実際に戦争になればどんな条約にもほとんど意味がないことはこの2年でよくわかったし
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本当にわからない? (スコア:0)
> どこに落ちるかわ からない中国のブースターは世界を不安にさせてきたが、これにより着地ゾーンは 80% 縮小されるとのことだ。
宇宙開発に詳しくないのだけど、中国以外の国のブースターはどこに落ちるか分かってるの?
別に不安には思ってなかったが、不安になってきた。
この間爆破したH3のブースターは、成功してたらどこに落ちるかわかってたのかな。
というか中国がどこに落ちるかわからないで飛ばしているというのが正しい情報なのか。
どの辺に落ちるかわかるけど回収しやすくなるって話ではないの?
Re:本当にわからない? (スコア:1)
普通は海に向けて打ち上げるので、どこに落ちても大丈夫。
日本(種子島/内之浦)やアメリカ(ケープケネディ)は東が海だし、
ヨーロッパの東方向は思いっきり陸地なので、東が海な南米フランス領ギアナに打ち上げ基地がある。
中国も海南島(東は台湾とフィリピンの間の海)に発射場があるので、
内陸から打ち上げるしかないのはロシア(バイコヌール)ぐらい?
Re:本当にわからない? (スコア:1)
上のほうにもあるけど、日米欧の従来タイプの一段目は宇宙空間に届く前に燃料が尽きて落ちてくる。ので、たいていは予想通りのところに落とせる。
中国のやつは一段目が強力で宇宙空間にまで行ってしまうので、地球を何週か回ってから落ちてくる。同じように地球を回ってから落ちてくる人工衛星などは姿勢制御ロケットで落とす場所を制御するけど、今までの中国の一段目はその制御が無く、どこに落ちるか分からない状態だった。
今回中国は、落とす場所の制御方法としてパラシュートを使う方法を開発したよ、ということ。落とす場所の制御のためだけに姿勢制御ロケットを積むよりは安上がりに思える。
Re: (スコア:0)
問題は2種類ある。
1.打ち上げ時に、切り離された下段ロケットが落ちていく先。中国だと陸地に落ちることがある。
2.打ち上げ後、衛星と一緒に周回軌道に乗った上段ロケットが落ちていく先。無制御で落ちていくことが多い。
1は、中国やロシアのような内陸から打ち上げる場合に、陸地に落ちちゃうのでその落ちる先を精密制御したい、という話になる。
おそらく、今回の発表はその話。将来的にFalcon9のように垂直着陸で再利用したいとの話なので。
なお、中国は海南島にも発射基地を作ったので、非軍事の打ち上げはこっち中心になるはず。海岸沿いなので陸地に落ちることはなくな
Re: (スコア:0)
>ちなみに、ロケット打ち上げ等で起きた被害は無限責任で国家が賠償する、という国際条約になっている。
そういや北朝鮮のロケットを韓国が回収してたけど、宇宙条約だと打上国への返還義務があったような、と思った。
(まあ韓国からすれば北朝鮮は国家ではないので問題ないのかもしれないが)
Re: (スコア:0)
宇宙ロケットではなく弾道ミサイル実験なので、兵器の鹵獲は問題ありません!
という考えかと。
※残骸は鹵獲って呼ばないんだっけか?
まぁ、いずれにせよ、国連決議違反なので北朝鮮側に理は無い。宇宙ロケットであっても禁止されてるからね…。
Re: (スコア:0)
宇宙条約はロケットとミサイルを区別しないんですよ。
締結されたのは弾道ミサイルがそのまま打ち上げロケットに転用されてた時代ですし。
まあ、宇宙賠償条約も救助返還協定も実際に国家間で適用されたことが無くて死文化してますので
この議論自体にそれほど意味は無いです。
Re: (スコア:0)
実際に戦争になればどんな条約にもほとんど意味がないことはこの2年でよくわかったし