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すなわちダイ単価(チップ一個の単価)を減らせますので、SRAMの歩留まりすら安定すれば、Celeronは、Pentium以上に安定した収益を得られるチップになるともいえます。
Pはコア開発の費用を回収するために高めでもCはC独自の開発費がそ
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0)
シェア獲得のためのブランド。
Celeron用の設計があるわけではなくて、Pentiumのロットから
差別化のため、キャッシュを殺すなどしてわざと性能を落とし、安く売っている。
Pentiumを売らずに、Celeron売るってことは、
毎回フルコースの料理を一旦作った後、
デザートと前菜を捨てて、一品料理で安く売るような
商売をしているようなもの。
自分の行為に疑問を持つようになるのは、自然の成り行きだろう。
収益力が落ちている今、シェアよりも利益を優先させる方針に少し軸足を移して、
わざわざ作ったものの商品価値を落として安く売るような行為は、
つつしむことにしたんでしょうな。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:5, 参考になる)
間違いではありませんが、正しくもありません。
PentiumなどのCPUの場合、同一マスクで生産して、検査の段階で、
グレード選別を行い、高速で動作するものを高グレードとして売ることは
普通に行われます。特に初期のステップの場合はそういう方法をとります。
GPUなども同じ方法で、チップ自体は同じでも、動作周波数のよって
モデルを分けて出荷しています。
しかしながら、最も売れるのは中堅グレードから下位グレードなので、
たまたま高速動作するチップばかりが取れてしまった場合、あえて下の
モデルとして出荷し、数量を確保することが多くあります。
これは「○○産第何週品のOC耐性が」みたいな話をよぶわけです。
で、celeronは初期の頃はPentiumのクロックグレード選別で落ちてしまうものや、
2ndキャッシュにエラーを抱えるものを再利用している場合がありました。
特にキャッシュメモリに使うSRAMは、歩留まりが問題になることが多く、
エラーの起きたメモリセルを殺してCeleronとする場合がありました。
しかし、製造が安定してくると、SRAM不良で選別を落ちるチップが減ります。
Celeronは量販チップなので、出荷数が減るのは困るわけですから、
そうなる前に、SRAMを削った、真っ当なCeleronのマスクを設計しておいて、
それを使って、Celeronそのものを製造するわけです。
SRAMはチップ全体にしめる面積が大きいので、それを減らせるということは
すなわちダイ単価(チップ一個の単価)を減らせますので、SRAMの
歩留まりすら安定すれば、Celeronは、Pentium以上に安定した収益を得られる
チップになるともいえます。
半導体にはこういうからくりがあるのです。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
インテルの場合、CeleronDとPentium4は最後まで同じダイじゃないのかなっていう感じが…
パッケージを研磨してダイを露出させた写真って、Pen4やPenDはあるけど、
Celeron系のそれって(知る限り)ないんですよね。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:2, 参考になる)
Pentium4 - Willamette-256K --4200万トランジス
Celeron -- Willamette-128K ---4200万トランジスタ
Pentium4 - Northwood-512K --5500万トランジスタ
Celeron -- Northwood-128K ---5500万トランジスタ
Pentium4 - Prescott-1M -----12800万トランジスタ
CeleronD - Prescott-256K ---12800万トランジスタ
トランジスタ数に関してはリビジョンによって多少変化があるでしょうが同じダイですね。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
Celeronの平均販売価格が100ドル弱、Pentiumの平均販売価格が300ドル弱といわれています。PentiumとCeleronの出荷個数比が約1:1です。
ダイサイズが2/3に縮小されたとしても価格が1/3では儲けになりません。
#Pentiumが儲けすぎという見方が正しい?
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0)
そのまま売るバカがどこにいる?
Pはコア開発の費用を回収するために高めでも
CはC独自の開発費がそれに較べりゃべらぼうに安いから
上乗せすべきノンリカが全然違うでしょ。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0, 余計なもの)
Q1.SRAMが歩留まりを下げる要因になっている。
A1.SRAM部の冗長性から、歩留まりへの相関は強くない。
Q2.製造が安定するとCeleron専用のマスクが作られる。
A2.事実は共用のマスクから選別されているだけで専用マスクは作られていない。
Q3.SRAMの歩留まりすら安定すればCeleronは、Pentium以上に安定した収益を得られる
A3.仮にSRAM縮小版ダイがあっても、コスト計算をすると
「Celeronは、Pentium以上に安定した収益を得られる」とはならない。
それも微妙に正しくないです (スコア:1)
>すなわちダイ単価(チップ一個の単価)を減らせますので、SRAMの
>歩留まりすら安定すれば、Celeronは、Pentium以上に安定した収益を得られる
>チップになるともいえます。
とありますが、必ずしもそうとは限らないです。
マスクを作り直すことによりかかるコストはかなり大きく、ましてや利益の少ない廉価チップとなると、その起こし直しのコストを取り戻せない場合があります。
その場合は、製造が安定してきて正常に動くはずのダイでも気にせずSRAMを殺してCeleronとしてPentiumと同じダイを出荷した方がいいという判断になります。
例としては、ApplebredコアのDuronとかですかね(もちろん保証対象外ですが、殺してあるL2を生き返らせることができなくはない)。
あとは、付加価値としてSpeedStepとかEM64T対応等を有効無効にしてみるとかで差別化し、上位品を買いたいと客に思わせることが重要なようです。
しかし、日本市場では、なぜかCeleronのほうがPentiumより売れていると、Intelの人が前冗談交じりにキレてたように記憶してます。
TVとかPC全体での付加価値の方がCPUの違いよりもユーザに訴えやすいからでしょうかね、メーカPCではCeleronが確かに多く採用されているように見えます。
この戦略が必ずしもうまくいくとは限らないようです。
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
新Pentiumも新CeleronもCoreベースですよ?
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:1)
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0)
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0, 余計なもの)
Re:だってCeleron売るなら当然じゃない? (スコア:0)
最近はAMDはキャッシュ別に別のダイを用いているのを
ご存知ですか?まぁ、ちょっと余裕をもってL2とか
つくって、パッケージング時、処理しているとは
聞くが、キャッシュでも歩留まりで悩むほど最近は
ひどくない。
クロックの関係もあるが、最近はそこまでシビア
じゃないのかな?それにそちらが原因ならわざわざ
L2殺してしまうのはもったいないし‥
ということで純粋にマーケットが理由でセグメントを
分けていると思われます。おいしいディナーを高く
売るためには定食をそれなりの値段で出さないと
プレミアが付かないと‥
で、最近TDP65WのPentium4コアを出すあたり、ここに
なってようやくリーク電流問題が解決してクロックを
上げられるようになったのかな?でも、いまさら5GHzの
Pentium4とか出しても仕方ないけどねぇ‥
そいや、大昔FPU不良で回収したPentiumをPentiumSX
というブランドで売るとか冗談言っていたなぁ‥