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A device with an opening of one square meter can extract about 10 tons of carbon dioxide from the atmosphere each year. If a single device were to measure 10 meters by 10 meters it could extract 1,000 tons each year.
どういったサイクルで装置を稼動させるのか分かりませんが、1年1サイクルの稼動で1000トンの二酸化炭素を吸収する計画であれば、
ボイラーの廃ガスや自動車の排気ガス等の炭酸ガス濃度が通常よりも相当に高い空気を扱う方が効率的ですね。
どう考えてもそうだと思うんですよね。最初「大気中の」を読み落として、「もう既に 色々な技術 [niigata-u.ac.jp]が開発されてなかったっけ?」と思ってしまったり。
発電所や工場などの高CO2濃度の排気ガスでも、CO2分離回収はまだまだコスト的に難しいはずです。低CO2濃度の大気からのCO2分離回収が実用化するのは相当先、というかそんな時代は来ない気がする…
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
非常に疑問 (スコア:2, 参考になる)
どういったサイクルで装置を稼動させるのか分かりませんが、1年1サイクルの
稼動で1000トンの二酸化炭素を吸収する計画であれば、装置内にはそれを吸収
するだけの水酸化ナトリウムが必要です。
1000トンの二酸化炭素を吸収するのに必要な水酸化ナトリウムの量は、
H2O + CO2 → H2CO3
H2CO3 + 2 NaOH → Na2CO3 + 2 H2O
分子量はCO2が44、NaOHが40なので、1000t /44 *(40*2) ≒ 1820トン
100万台体制で10億トンの二酸化炭素を吸収する計画であれば、装置に必要な
水酸化ナトリウム量は実に18億トン。
Wikipediaによると、水酸化ナトリウムの世界生産量は4218万トン(2001年) [wikipedia.org]
なので全世界の43年分の生産量が必要です。(単純に「水酸化ナトリウムを
増産すればいいのでは」と思う人は、水酸化ナトリウムと同時に生成される
塩素の用途も考慮してください)
「2025年までに110億tの二酸化炭素排出を削減」というレベルではとても間に
合いません。
# この程度の計算は、きっと発案者もやっているだろうと思いますが。
炭酸以外の酸性ガス(亜硫酸、亜硝酸)で吸着剤が劣化するだろうとか、他にも
疑問点は多々あるのですが、とりあえず「装置を作るだけの原料がない」ことを
示せば十分でしょう。
Re:非常に疑問 (スコア:1)
この装置でそんなばかげた長いサイクルをやるとはとても思えません.
反応自体はすぐに済む簡単なものしか使ってませんし,普通に設計すればサイクルに1日も必要ない
レベルです.連続的にフローさせるようにして一日に数十サイクル相当とかそういう設計になるかと.
#そもそも,何で年に1サイクルとかいう非現実的なとんでもない値を仮定されたのでしょうか?
Re:非常に疑問 (スコア:1)
First Successful Demonstration of Carbon Dioxide Air Capture Technology Achieved [physorg.com]
この記事は本家のストーリーで採り上げられたときには読みました [slashdot.jp]が、
残念ながら元論文は参照できていません。
元論文で違う値が出ているなら教えてください。計算しなおします。
個人的な見解としては、「10平方メートルの開口部を1年運用で1000トン吸収」は
別に「非現実的なとんでもない値を仮定」とは思えません。
# むしろ、大気中に400ppmも含まれていない二酸化炭素を1000トン、1日で
# 集められると仮定されるほうが疑問ですが、それを実現する「普通の設計」
# とはどのようなものでしょう。
Re:非常に疑問 (スコア:1)
(元記事の値は、「1年に収集できる量」であって「サイクル」とは言ってない)
確かにフィルター交換サイクルを短くすれば水酸化ナトリウム量は削減できる
かもしれません。
なんにしても、元論文でどう考えているのかは参照したいところです。
Re:非常に疑問 (スコア:1)
なんでこの装置だけで二酸化炭素を減らそうと考えるんでしょうか?
この装置自身も二酸化炭素削減のための一つの手段として、
他の方法や分野でも二酸化炭素を減らす努力は十分必要だと思うのですが。
削減のための1つの方法としての提示であれば、プロトタイプということもあり、
これはこれで十分かと思うんですけどねぇ・・・・
Re:非常に疑問 (スコア:1)
別にこの装置だけでどうこうできるとは思っていませんよ。
「そもそも、発案者がこの装置で達成目標としている値そのものに実現性がない」
ということを指摘しているに過ぎません。
Re:非常に疑問 (スコア:0)
いや・・・NaOHはぐるぐる回りながら何度も使われるわけで、消費するわけではないんで。
#って書いてあるでしょ?読もうよ。
Re:非常に疑問 (スコア:1)
ご存知であれば計算しなおしますので教えてください。
Re:非常に疑問 (スコア:1)
1サイクルを1年とした理由は何でしょう?1サイクルを1日とした場合は必要となる苛性ソーダの量は1/365になると思いますが。
それはさておき。
大気中の炭酸ガス濃度は0.037%程度である事を考えると、2.7t/日(1000t/年)の炭酸ガスを大気から回収する場合、処理しなければならない空気量は377万立米/日、43.6立米/秒ですね。ボイラーの廃ガスや自動車の排気ガス等の炭酸ガス濃度が通常よりも相当に高い空気を扱う方が効率的ですね。となると、反応速度重視と思われる苛性ソーダ+消石灰のサイクルでなくても、生石灰単一のサイクルでも良さそうに思えます。
まあ、技術的な可否と事業的な可否は異なるものですし、またその様な可否と投資家への訴求力も異なりますから。
Re:非常に疑問 (スコア:0)
どう考えてもそうだと思うんですよね。最初「大気中の」を読み落として、「もう既に 色々な技術 [niigata-u.ac.jp]が開発されてなかったっけ?」と思ってしまったり。
発電所や工場などの高CO2濃度の排気ガスでも、CO2分離回収はまだまだコスト的に難しいはずです。低CO2濃度の大気からのCO2分離回収が実用化するのは相当先、というかそんな時代は来ない気がする…
Re:非常に疑問 (スコア:0)
この計算はどうかんがえてもおかしいでしょ。