Anonymous Coworkerの日記: ナノ公害その2
一般的に、呼吸器官に取り込まれる粒子を「吸入粒子」と呼び、空気力学的直径が約200μm以下の粒子とされる。そして、さらに肺の深部である肺胞に達する粒子を「吸入性粒子」と呼ぶ訳であるが、ICRP(国際放射線防護委員会)の1956年の定義によれば、「粒子の大きさが10μm以下のものは肺胞に到達可能」とあるから、当然ナノ粒子なんてのは、吸入性粒子であり、もしナノ粒子が空気中にフワフワと浮遊していれば、吸気と一緒に取り込まれ、肺胞に到達するだろう。で、血液中に流入ということも十分ありえて、しまいには血液脳関門をすり抜けて脳にまで達するかもしれない。