パスワードを忘れた? アカウント作成

chanbabaさんのトモダチの日記。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。

484216 journal

Kanjiの日記: プログラミングにマシン語の知識は必要か?

日記 by Kanji

プログラミングにマシン語の知識は必要か?みたいなトピックに投げたコメントが思ったよりウケが良かったので驚きました。単純明快で極論気味で穴のある内容のほうが、他の人による修正や補足がつきやすいのでしょう。スラドがそういうコメントにモデレートを与えるように出来ているのが納得できます。

Z80ってレジスタの数が少ないし目的ごとにこのレジスタしか使えないと決まっているみたいなので、コードを書くのがまるでパズルのようだと聞きました。8086なら私も結構使ったので分かるのですが、自由度が高い一方で一部の命令でやはり特定のレジスタしか使えないものが多くて不便でした。

ところがi386の32ビットモードになると使いたい放題です。アドレス空間も面倒なセグメントが取っ払われて分かりやすいですしね。セレクタはOSに任せておけばいいし。コードが保護されるので暴走して帰ってこないこともありません。

元コメントがインテルがらみだったのでインテルに絞って書きましたが、他のRISC系も似たようなものなのではないでしょうか。私は大学でMIPSのR3000系を実習で習いましたけど、レジスタが32本もあればなんだって出来るんじゃないでしょうか。コンパイラによる最適化を狙って作られたそうです。

古い知識を知っているからといって若い人に威張るのは見苦しいなぁと思います。でも分野を絞ると組み込み系では今も必要なのは確かです。ただ、どなたかが書いていたように、あんまり具体的な実装は逆に知らないほうがいいです。Cでコンパイラにレジスタ割り当ての指示をする構文なんてありますけど、使うべきでないという考え方が主流というか当たり前です。さすがにこれは極論ですけどね。

495226 journal

Kanjiの日記: ゲリラ戦について

日記 by Kanji

ゲリラ戦を違法行為だとするコメントを書きましたが、もしかしたら突っ込まれるかもしれないので補足しておきますと、ゲリラ戦自体は違法行為ではありません。ですが、先進国の企みにより、違法ではないゲリラ戦を行うことが困難になっています。それはリンク先のWikipediaでの解説にも書いてあります。

495359 journal

Kanjiの日記: Windows 98 がネットに迷惑を掛ける最大の理由

日記 by Kanji

Windows 98 / Me のサポート期間が切れたことでセキュリティホールが放置されネット全体に迷惑を掛けるという話が議論されています。責任論はともかくとして、事実としてみればその通りです。

じゃあ誰に責任があるのか。というかそもそも、OS というものに色んな付属品をつけて抱き合わせ販売していることが一番の問題だと思います。OS をごく基本的な機能だけにしていれば、その分だけバグの可能性は低くなりますし、メンテするコードの量も少なくて済み、価格も安くなりますので買い換えれば済むと考える人も増え、健全な競争原理も成り立ちます。

そうなるにはどうしたらいいかというと、OSのサポート期間を法律で長く設定することでサポートせざるをえないようにしたら良いと思います。でなければ、サポート料を徴収すればいいだけの話です。もちろん消費者は払いたがらないでしょうけど。バグが起きにくいソフトと起きやすいソフトは等価ではないのだから仕方ありません。

あるいは、バグが発生したモジュールをサポートする代わりに、コードを公開するという選択肢もアリではないかと思います。公開だけなら低コストで出来ますし、そのソースコードを誰かが直せばいいことになります。そういう修正を行う会社が生まれたり、フリーで直しちゃうところがあってもいいと思います。サポート期間が切れたソフト=開発元が自分で無価値と認めたソフトでもあるわけですから、ソースコードの公開を拒否する根拠はありません。重要なモジュールは分離してしまえば、秘密が漏れて企業価値が損なわれることはありません。

496472 journal

Kanjiの日記: 地デジの話 2

日記 by Kanji

地上デジタル放送で録画したデータに制限をつける問題について、じゃあ実際に自分ならどこまでやりたいのかちょっと考えてみました。

以下の段階に分けることが出来るでしょう。

1. リアルタイムで自分が観る。
2. タイムシフト(短期間保存)で自分が観る。
3. アーカイブ(長期間保存)して自分が観る。
4. アーカイブして他人に見せる(一世代コピー)。
5. アーカイブして流通させる(多世代コピー)。

驚いたことに1ですら現行でも不便があることに呆れ果てます。各機器のインタフェースの制限なんかで、自分で撮った番組すら普通に見れないことがあるらしいです。

2は内蔵HDDかなにかに保存可能にすればオッケーです。撮ったデータをコピーや移動できなくても問題ありません。

3は保存のため他のメディアにコピーする必要がありますが、そのメディアを自分しか再生できなくてもいいことになります。EPNというやりかたがこれに当たるようです。

4はコピー回数に制限をつけるというアイデアです。コピー先の機器に合わせた信号付きでコピーするのでしょうね。友人に見せたいときは友人の機器の暗号鍵でも入力してコピーするのでしょうか。

5は制限なしの状態です。

こんなややこしいことするぐらいなら、どこぞにでっかいサーバでも立てて好きなときに好きな番組をダウンロードできるようにしてくれればいいのに。

と思ったとき気づきました。テレビというものは、即時的に視聴させることで成り立っているビジネスなのだということです。すぐ効果が上がることを前提にスポンサーは金を出して宣伝させているのです。それが出来なくなったら電波のうまみが減ってしまいます。ブロードバンドといっても回線がまだまだ細いので数千万世帯への配信は厳しいとかあるんでしょうけど。

仮にコピー無制限になったとして、視聴情報をテレビ局に送り返さないといけない制限付きとかになったら視聴者はどういう反応をするのでしょうね。

私は「弁護士のくず」を途中からしか観ていなかったので最近の再放送を追っかけていたのですが、第四話の録画を忘れてしまったのでもう観れません。DVDが出ていても買う気もありません。いまから誰かにこのドラマの面白さを伝えてもその人も観れません。こういうのも文化の衰退を招いている一因だと思います。

なんかもう地デジを機にテレビがすたれてしまったほうが日本のためのような気もしてきました。すたれると言っても絶滅するわけではなくて、せいぜい今の映画ぐらいの規模に収まって、文化や芸術の下流を担うような役割を果たし、人材を育成する場みたいな感じに。

498076 journal

Kanjiの日記: SIの派遣契約の多さについて 1

日記 by Kanji

SIの派遣契約の多さについての問題の話です。

私には発注側のほうが積極的に派遣契約を求めてくるという印象があり、それがなおさら不思議でした。受注側は楽ですからね。なんでこんなに楽をさせるのだろうと。発注側からすれば受注側に結果責任を負わせるほうが絶対得なのですからおかしな話です。

それと関係があるのでしょうけど、発注側はやたらと受注側に口を出してきます。要件定義のときに設計に口を出したり、設計のときに実装に口を出したりしてきます。発注側は受注側を信用していないのでしょう。受注側からすれば非常に迷惑です。

この問題を解決するには、発注側から受注側に細かい指示を出さない、という文化を強固に浸透させる必要があると思います。それで結果的にどうにもならないものが出来上がったとしても、それは他の何かが悪かったということにしなければなりません。要件をうまく伝えていなかった、伝わっていなかった、理解していなかった、まとめきれなかった、などなどです。自分たちが全部細かく指示すればいい、と思わない何かが必要なのです。

499743 journal

Kanjiの日記: ネットニュースの秩序の象徴

日記 by Kanji

fj.*やネットニュースのことが話題になると、voidという人やこの人に似た人たちのことを思い出します。もう古い話なので今だと知らない人も多いのでちょっと説明がいるでしょうか。

ネットニュースは秩序がはっきりした世界で、多くの人が気持ちよく効率的に利用できるよう、沢山の決まりごとがありました。だから初心者が何も考えずに踏み込むとよく叩かれました。まあそれは2ちゃんねるとかでも言える話で、今も昔も変わらないと思います。

その中で、voidという人に代表される人たちは、恐らく大多数の人にとって迷惑な存在だったと思います。しかし不思議と突っ込んではいけない空気が出来上がっていました。いま思うと彼らの存在は「すくつ」(本当は巣窟をそうくつと読むがわざと間違えて書く)みたいなものだったのではないかと思います。

どう考えても日本語として間違っているのは「すくつ」のほうなのに、突っ込むのはヤボというか、それが2ちゃんねるの中の秩序を象徴したものであり、詰まらない突っ込みをする人のほうを攻撃することで、彼らの中の秩序を守っているような気がします。

つまり、voidという人や彼のフォロワーは、fj.*やネットニュースの秩序を守るために攻撃的に動いていたのであり、多くの人が彼らを文化として擁護していたのではないかと思うわけです。

499971 journal

Kanjiの日記: ひっそりコメントコメント

日記 by Kanji

久しぶりにいくつかの記事にコメントをつけたらコメントをつけてくださったかたがいたので嬉しさと悔しさでコメントをつけ返したりしましたが、自分への言い訳みたいな内容になりそうなことはここでひっそりと書くことにします。

インテルの新しい不揮発性メモリがDRAM代わりに実用に耐えられるのかという問題に対して、新しいアーキテクチャにすれば大丈夫だろうという内容のコメントをしたのですが、多分私が出したアイデアはそんなに目新しいものではないのかもしれません。現に私が以前関わった製品でもやっていたことを発展させたようなものです。NDAがあるので具体的な製品名は書けませんが、フラッシュをメインにしてSRAMで一時変数やデータベース制御をやりました。貧弱なマシン性能なのにフラッシュ上に置いたテキストデータをちゃんとフルスクリーンエディタで編集できてました。でもDRAMで今までやってきたとおりにやるのが一番速くて簡単なのかなと気弱にもなります。

UTF-8の記事では、Unicodeについての話をちょろっとコメントしましたが、そもそもUnicodeの話は散々ループしてるんだと何人かの人が指摘しているように、私もいまさらだなと思って言いたいことだけ言って議論を避けました。Unicodeは「文字の外見ごとにコードを振る」という点ではハッキリした目的がありますが、この目的自体が多くの用途に対して中途半端だと思います。中途半端という言葉が不適当であれば、この言葉を飛ばして「だから標準コード体系にふさわしい」と言ってもいいと思います。にしてもなぜこの元記事が採用されたのか不思議なくらい微妙な話題です。

ATIのOpenGLサポートの弱さについて展示会のブースで「がんばれ」と言った人に対して「がんばれで済むか」みたいに言っていた人がいたので「技術者個人じゃなくても会社的にがんばれなんじゃないの」みたいにコメントしましたら「それで済んだら世話ない」みたいにコメントしている人がいました。正直心情的にはその通りだと思います。でもそれだと、大手量販店が「値引きをがんばってくれと言われてもこれ以上は難しいからいくらまければ買うのか教えてくれ」って言うようなものです。

505721 journal

Kanjiの日記: 文学史が嫌い 1

日記 by Kanji

学生の頃、文学史を習ったのを覚えていますか。私はアレが大嫌いでした。

科学の発展に寄与した人は客観的に見て日本人や人類に貢献していることが分かります。歴史に名を残すに値する人々です。政治もまあいいでしょう。貢献度はどうか分かりませんが、それだけ大きな影響力を持っていたからです。では文学はどうでしょう。

まず文学というのは人文科学ですから、それを研究している学者たちの間でしか評価が決まりません。それに、文学を読む人は非常に限られています。沢山著者がいるので、人によっては読んだことのない作家はいくらでもいます。当然好みの問題があります。

それなのに、国語教育で文学史が取り上げられます。有名な作家の名前や主な作品名を覚えさせられます。大学受験に必要だから覚えるしかありません。私は覚えませんでしたけどね。理系だからってのもあるのだけど。

さてそれらと比べて、本当の意味で古典と呼ばれるものはどうでしょう。古ければ古いほど忘れ去られるので、にも関わらず残されるというのは相当優れた作品だという証明です。近現代の作家なんて比較になりません。百年たったらさてどれだけ残っているでしょうか。

ところがここでもし我々が、中途半端な文学史なるものを作ってありがたがることで、何が起こるでしょうか。文学史に乗っているというだけでその作品が優れたものと思い込む人々が出てきます。

夏目漱石が出てきたのは、既存の小説が人々から見向きされなくなっていたときに、新聞に軽いのを書いたからだそうです。もっと時代を下ると、かつては純文学に対して中間小説なる言葉がありました。今で言うとライトノベルがそれに当たるのでしょうか。小説家だけでなく歌人に目を向けても、坂の上の雲を読めば正岡子規がなんとなく偉大な歌人だったという思い込みが打ち破られます。

いままで読んできた作品の中で、掛け値なしでどれが本当に面白かったのか、もう一度考えてみると良いでしょう。

512463 journal

Kanjiの日記: Windowsの値段を下げると公約していたマイクロソフト

日記 by Kanji

気が付いたらWindows XPを4ライセンスも持っています。全部OEM版です。一番高いのでMedia Center EditionのATOKおまけ付きが17,800円だったでしょうか。Home Editionなら一万円ちょっとでしょうか。

さて覚えているでしょうか。マイクロソフトがWindows XPを出すにあたって、オンラインでの認証を行う代わりに、ライセンス価格を下げると言っていたのを。確かに2ライセンスパックなど条件つきで安くはなりました。しかし、違法コピーさえ減ればOSの値段を下げることが出来ると言っていたのはなんだったのでしょうか。果たしてどれほど値下げされたのでしょうか。

まさかVistaでまた値上げじゃないでしょうね。

typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

読み込み中...