euleの日記: アメーバ赤痢
今は亡き母方の祖父が昭和の終わり頃にアメーバ赤痢に罹ったことがある。赤痢とつくくらいなので血便が出たらしいのだが、腫瘍やらポリープがあるわけでなし、(海外旅行をしたり、赤痢患者と接触したわけでもないから)赤痢菌も検出されず、で近所のかかりつけの医者は原因が分からず困ったそうだ。その医者が、同じ医者である父君に意見を求めたところ「もしかしてアメーバ赤痢じゃ?」と言われ、検査したところ、ビンゴ! 祖父と同世代の先代は、実際の赤痢患者を診たことがあったはずで、その経験が大きいのだろうな、と思う。そのアメーバ赤痢の感染源は、祖父がよく口にしていた生のエビカニの類じゃないかということになったのだけど、今となっては分からない。
そんな思い出があるので、「性感染症の新顔、アメーバ赤痢が増加」という記事の見出しを見て、「アメーバ赤痢がなんで性感染症なの?」と吃驚したのだけど、中身を読んで納得。