fadの日記: 3.11になるとスラドを思い出して日記を書く 1
幽霊とか死後の世界とか転生とかは一切信じていないけれど、あの日あの場所で起きたことを考えると、幽霊が現れることもありえるような気がする。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
2011年3月10日と今を比べてみると、今でも、3月11日を境に別の世界へ移動してしまったような気がする。
災害に対して自分が感じている安心感に科学的な根拠がどれくらいあるのか、年に1度くらいは考えてみた方が良いと思う。
今週は毎日かレーパンを食べ続けている。1番好きなDEAN & DELUCAのキーマカレーパンを食べて満足したので、これで打ち止めか。
私の地元には、いまだに水に浸かっていて、電気もガスも復旧していない地域がある。
農研機構は、放射性物質を含む汚染土壌から効率的に放射性セシウムを分離・除去する「乾式セシウム除去技術」を開発したことを発表した(プレスリリース、 日本農業新聞の記事)。
汚染土壌に高性能反応促進剤を添加して回転式電気炉で1,300度以上に加熱することで、放射性セシウムを昇華させる。これにより、99.7%以上の放射性セシウムを分離・除去することが可能となり、60,000Bq/kgを超える汚染土壌からクリアランスレベル(100Bq/kg以下)の浄化処理物が得られるという。昇華した放射性セシウムは冷却後に濃縮セシウム塩として回収することで、大気中への放出は検出限界(0.1Bq/立方メートル)以下にすることが可能となる。飯舘村クリアセンターで実施した連続昇華試験では、60,000Bq/kgレベルの汚染土壌を毎時2kg程度処理し、50Bq/kg以下にするという結果が得られたとのこと。
一応、毎日見ているのに、新しいスラドにまだ慣れません。
日記を書くのも久しぶりです。
そういえば、スラドが始まった頃に一緒に仕事をしていた人達とは、随分前に離ればなれになりました。
色々会社も変わったから、もう会うこともないかな。
なんだか変な感じ。
震災以来、初めての帰省。
あったはずのものがない、見通せなかったところが見通せる、工場が廃墟になりかけている、住宅地がゴーストタウンと化しているというのも衝撃だったけれど、流されて燃えてしまって見渡す限り何もないというのは、衝撃を受ける余裕もないというか、何を感じればいいのかも分からないような感じだった。
何が起きたのか分かっているはずなのに、自分が見ているものが信じられなくて、何が起きたのか分からなくなりそうだった。
被害の大きさを考えれば当たり前のことだけれど、あの日何が起きたのかということは、本当の意味ではまだ分かっていなくて、もしかすると、100年単位で時間が経たないと分からないのかもしれない。
現実では「後世の歴史家によると〜」なんて説明はないし…
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」