Yahoo! Japan経由、毎日新聞の記事によると、日本教育工学会が夏休みから秋にかけて、学校授業でのＩＴの効果について全国規模の調査を行うらしい。今回は同一基準、全国規模で実施される初めての学術的調査で、来年３月に最終報告がまとめられる。
　調査はアンケート形式で、関心・意欲、知識・理解などをITを使った授業と使わない授業の比較評価をする。
　全国統一的な比較調査により、IT活用に適した教科、単元、授業場面、地域によるITの整備状況や教員のスキル、IT活用頻度の差も明らかにできると期待されている。
　日本政府は2005年に世界最先端のＩＴ国家となることを目指しており、文科省は2005年度を目標に、パソコンや校内ネットワークの整備、教員養成など「教育の情報化」を進めているが、整備は遅れているらしい。原因として、教育の情報化の予算が地方交付税で措置されているため、積算基準どおりに使っていない自治体があること、ITの効果が知られていないこと等が挙げられているらしく、タレコミ人も詳細は解らないが、何とも情けない気分で一杯である。
　今回は小中高校を中心とした調査ということで非常に興味深いところがあるが、教育インフラ整備の遅れが、大人たちの利権が原因かと思うと何とも先が思いやられる。
　また、これは個人的な思いだが、簡単に情報が手に入ってしまうインターネットや、筆記する必要のないオフィスソフトを若い頃から利用すると、どんな大人が出来上がるのか心配である。

中国ではインドネシアの全人口に相当する2億人以上が体重オーバーしていると、国営新華社通信が2日伝えた。

中でも北京では肥満が特に深刻な問題になっており、北京の小中学校の生徒の18%以上が肥満者の部類に入り、10年前の2倍と若年層の5人に一人が肥満。こういった傾向は生活水準が上昇している国の典型と言われており、当然中国に限ったことではなく、厚生労働省による平成14年国民栄養調査結果によると、日本人男性の20代で17.5%、30代で31.2、40代で31.6が肥満に当り、男性の肥満者はいずれの年齢層でも年々大きく増加している。

寝ている時間より、マシンと対面している時間の方が長いアナタや、ついつい簡単にバランスの悪い食事で済ましているアナタや、通勤路以外歩いていないアナタや私は既に肥満の予備軍、あるいは肥満軍兵役中じゃないでしょうか。 肥満解消、体型維持に関して、諸兄はどのような対策を練っていますか？

米Real Networksの提供する動画／音声再生ソフトウェア、「RealPlayer」および「RealOne Player」に、複数のセキュリティホールが存在することがIT Mediaで伝えられています。
言語やプラットフォームは問わないようで、既にWebサイトを通じて、問題を修正するためのパッチが提供されています。
具体的には、バッファオーバーフロー。RPMファイルへの細工による任意のコード実行。SMILファイルを悪用したクロスサイトスクリプティングが挙げられています。
問題を指摘したNGSSoftwareは、このセキュリティホールのリスクを「高」と位置づけているようです。Realerはいち早いアップデートを！

読売オンラインの記事より。
ノーベル賞級の発明とされる青色発光ダイオード（ＬＥＤ）を開発した米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授（４９）が、元の勤務先で青色ＬＥＤの特許権を所有する日亜化学工業（徳島県阿南市）に対し、発明に見合った対価として２００億円の支払いなどを求めた訴訟の判決が３０日、東京地裁で下り、請求全額の２００億円のまるまるの支払いを命じる判決となった。
職務発明を巡る訴訟で、会社に支払いが命じられた対価としては過去最高額で、これまでの最高額は、２９日に控訴審判決で日立製作所に命じられた約１億６０００万円
今後、会社や裁判所による発明の対価の算定に影響を与えるのは必至。

さて、何を発明しちゃう？いくらもらう？

　英国外務省は英国時間26日、Microsoft共同創設者こと会長ビル・ゲイツに名誉大英勲章第二位（Knight Commander of the Most Excellent Order of the British Empire）を授与した（CNET-Japanの記事）。
　名誉大英勲章第二位は、英国以外で生まれた人物に対して与えられる最高の名誉の1つだが、現市民権を放棄しない限りは「サー」と名乗ってはいけないようです。
　これでブッシュやレーガンといったかつての米大統領、映画監督のスティーブン・スピルバーグ、コリン・パウエル国務長官、シュワルツコフ将軍や、喜劇俳優ボブ・ホープの仲間入りをするようですが、Tim Berners-Lee氏の貢献度の方が高いと思うのは私だけか。

ダイアモンド社が発行する月刊誌LOOPの記事をCNET-Japanが掲載していたもので、MS古河氏「Windowsを否定する者はユビキタス社会から退場すべきだ」とありました。
あまりに過激なタイトルだったもので驚きましたが、そこまで過激な言い方はしていないものの、SONYや松下が掲げるLinuxのCE戦略をTRONと組んで攻勢をかける日本MSの副社長古河氏がオープンソース思想等を語っています。
それほど長い記事ではないので、是非一読いかがでしょうか。

　Hot Wired Japanより。
　オーストラリアの通信監督機関、ACAはこのほど、第3世代(3G)携帯電話や基地局が発生する電磁波は、2Gより弱く、安全だとする文書を発表した。
　記事によると、3G端末は、つねに最低限の出力に抑える技術が導入されていおり、2Gに比べ基地局の設置間隔が狭いので、電磁波が弱く抑えられていると強調されているらしい。また、ACAが2000年に行なった調査によると、人間が浴びている電磁波のうち9割以上はAMラジオによるもので、デジタル携帯電話の基地局が発しているのは1.4％にすぎないという。
　タレコミ人は電波関係には疎いのだが、人体への実際の影響は気になるところ。利便性ばかりが追求されがちだが、今後の携帯電話の発展とともに本当に改善されていくのだろうか。

#とはいいつつ手放せない2004年男の冬

CNET Japanの記事によると、北朝鮮政府は先頃「プライバシー」保証付きの電子メールサービスを開始したと、なぜか日本のドメイン名を持つ北朝鮮の公式報道機関である、朝鮮中央通信が発表した。
今回報道されたニュース記事によると、「この電子メールサービスは、安全なネットワークシステムを使用しており、メールの内容に関して（送受信者の）プライバシーを保証する」とのことだが、どんな技術を使っているか等の詳細は発表されていない。
どうやら将軍様は、ことにITの重要性を訴えているらしく、平壌にもインターネットカフェがオープンしているらしいが、中国でさえネットにおける言論統制が厳しいというのに、北朝鮮のこの行動に何を期待しろというのだろう。そもそも、インターネットを利用する（利用できる？）国民は何人おるのだろうか。

CNET Japanの記事より。
先日/.でも話題になっていたFWの問題修正を含めたPantherのアップデータ[10.3.1]が早くもリリースされた。
Appleの説明によると、「10.3.1のアップデータでは、FileVault、印刷、WebDav、FireWire 800外付けHDDなどのアプリケーション、サービス、技術に関して、機能性が向上し、信頼性が改善している。このアップデータにはまた、最新のセキュリティ更新も含まれている」ということらしい。
Pantherはタレコミ人も使用しているが、なんだかiPodを含めて不安定な気がするが、諸兄はいかがであろう。

Wired Newsより。
ニュー・サイエンティスト誌に掲載された記事によると、ビーチボール大の枠組に9台のデジタルカメラを取りつけ、ロボットがすべての方向を見られるようにすると、方向探知能力が飛躍的に向上する。という研究成果が掲載された。
この眼は体中に100の目を持ち、何でも見通すギリシャ神話の巨人、アルゴスにちなんで『アーガス・アイ』(Argus eye)というニックネームを付けられ、他のセンサーが無くても進行方向を決定できるようになり、今後が期待されているという。
眼の数で言えば、全然関係のないオパビニアの５つってのも微妙だったけど、やはりロボットも眼には苦労してるようですね。