子どもはみなブログを持て!
タレコミ by JJon.com
JJon.com 曰く、
総務省設置の情報フロンティア研究会が「あらゆる児童・生徒がブログを持つべき」と報告書で提言した,と読売新聞が報じています。これに煽られた人たちが「子供にブログぅ?!…ブロガーたちが大ブーイング」といった反発を返しているとのこと。
報告書の原本にあたると,そんな単純な物言いはしていない代わりに「匿名のコミュニケーションが問題だ」ということをはっきり表明しています。以下,第6回会合の資料3「情報フロンティア研究会報告書(案)」第3章・提言から抜粋。ICTは,情報通信技術(Information Communications Technology)の略です。日本社会では、ネットワークを利用する者としての自覚が社会的に十分に形成されているとは言い難い。とくに、サイバースペースが匿名性の高い空間として認識され、極端な場合、ばれなければ何をしてもいいという安易な発想すら助長する傾向を持っている。情報化社会の若者は、膨大な情報メディア環境の中で、自分にとって必要な情報のみを取り入れるフィルターを構築し、その内向きな情報環境の中に閉じこもり、自分の領域に対する他者の侵入をできる限り排除しようとするだけでなく、相手の心に踏み込んで感情や行動に影響を与えないように距離を置く強い傾向も一部観察されている。これではICTによるネットワークが産性を活かした社会的ネットワークの拡大、更にはそれによるイノベーションの創出を促すことはできない。こうした課題を克服する方策の一つは、義務教育課程である初等・中等教育の段階で高度なICTリテラシー教育を行うことである。ICTにより実現されるバーチャルな環境を、現実社会と同じ感覚で活用すること、すなわち、サイバースペース上で実名又は特定の仮名で他人と交流することを自然の術として身につけるための教育が必要である。そういった観点からブログやSNSに注目する,という流れになります。
海外のことは全然知らないのですけれど,日本以外の国々では発言者を明らかにしたWebコミュニケーションが主流を占めているのでしょうか。