日経BP技術賞大賞にRuby
タレコミ by home_card
home_card 曰く、
2007年度の日経BP技術賞大賞にRubyが選ばれた。
同賞はITのみならず情報通信部門、電子・情報家電部門、機械システム部門、建設部門、医療・バイオ部門、エコロジー部門といった各部門の中から選ばれる。
受賞理由としてとされている。1993年に開発したオープンソースのスクリプト言語。オブジェクト指向型で、「Java」と比べてコーディングが容易で、生産性が高いといわれている。2005年正式リリースの高生産性ウェブ・アプリケーション・フレームワーク「Ruby on Rails」により、ウェブ上の商用サービスや業務システム、自治体公式サイトなどビジネスでの利用も広がった。「 Ruby 」で記述したアプリケーションや、ライブラリー開発プロジェクトは千数百にも上り、これまでウェブ・プログラミングで用いられてきた「Perl」や「PHP」にとって代わる勢いがある。日本生まれのソフトウエアで、海外の著名プログラマーからも評価が高い。
なぜ今年?という疑問も湧くが、徐々に発展浸透していくソフトウェアにこれといった「いつ」というのは無いのかもしれない。
ちなみに過去の大賞は以下。
第1回-受容体の遺伝子クローン化技術
第2回-製造コストを下げながら検出精度を2桁高めた圧電振動ジャイロ
輸血によるB型肝炎撲滅・感染予防体制の構築
第3回-連結超高層ビルの構築技術
第4回-64G〜256Gビット・メモリに相当するゲート長0.04μmと微細なnMOSトランジスタを試作
第5回-UNIX用RDBMS「HiRDB」の並列一括更新と並列リカバリ技術
第6回-CD-ROMの後継および大容量書き換え可能メディアの展望を示した統一ディジタル・ビデオ・ディスクの開発
第7回-VRML 2.0の策定作業と関連ツールの開発
第8回-プリウスに搭載したハイブリッドシステム
世界で初めて実用域に達した反射型TFTカラー液晶ディスプレイ
生体機能を解明できる中性子回折技術及びそれを可能にしたイメージングプレートの開発技術
第9回 膵管内に挿入可能な世界最細径の電子内視鏡の開発
第10回-プレイステーション2に向けたLSIのアーキテクチャとその実現技術
第11回-汎用性の高いハイブリッド種子作製技術
第12回-冷蔵庫のノンフロン化を実現した冷媒の防爆技術
第14回-燃料電池車を実用化した蓄電・制御・駆動の統合
第15回-光トポグラフィーを利用した、脳の活動状態を測定する手法の開発と研究
質量エネルギー密度を従来技術の10倍に高めた電気2重層キャパシタ「ナノゲート・キャパシタ」
第16-回直接変換方式フラットパネル・ディテクタ(FPD)を用いた医療用17インチX線センサー