山水電気、破産手続きへ 49
釣り具メーカーじゃなかった 部門より
「SANSUI」ブランドで知られていたオーディオメーカー山水電気が、破産手続きに入った(帝国データバンク)。1970~1980年代には高級アンプメーカーとして知られていたが、80年ころから経営危機が表面化していたという。2000年代初期には香港系企業の傘下となっていたが、その親会社の倒産などによって資金繰りが悪化、今回の破産手続きに至った模様。
なお、東洋経済によると近年では「SANSUI」のブランドの管理やライセンス提供のためだけに存続していたといっても過言ではない状況で、最近の「SANSUI」ブランドの製品はただ単にその名前のライセンス供給を受けただけの製品であるそうだ。
なお、山水電気はその経営状況にも関わらず2012年までは東証一部に上場しており、一部上場企業にも関わらず2011年第二四半期の売上が約800万円だったり、費用が工面できずに株主総会ができないという前代未聞の珍事を発表したことでも(一部で)知られている。