「渡邊フォント」のパクリが発覚
タレコミ by kanou
kanou 曰く、
一般に「渡邊フォント」と呼ばれる32ドットビットマップフォントが、1983〜84年の間にタイプバンクと日立製作所が開発し、ワープロに搭載していたフォントのコピー品であることが判明しました。
このフォントはビットマップフォントとして使われるほかに、これを基にアウトラインを自動作成した TTF が存在し、それを参考にして新たに一から作り直されたフォントが東風明朝フォントです。結果として、字形バランスのゆがみ等が、最初のビットマップのゆがみと共通する部分があり、コピーの事実が判明した現在はオリジナル、CID/OTF 版ともに公開を停止しています。
基本的なエレメント設計はオリジナルですし、明朝体一般に共通する書体上の特徴はパブリックドメインなので、新たに分担して手書き→スキャンするなどの方法で、字形の基となるパターンを作成し、それに沿って再設計を行う…という解決策が、現在検討されています。