Lessig Blog (JP)で取り上げられているThe Onion　の記事によると, 1982年に開業したフロリダの日焼けサロンチェーン　tanZANIA が, フロリダ州最高裁判所の裁決により, 1964年建国のアフリカのタンザニア連合共和国から tanzaniaという名称の使用権を勝ち取ったとのこと. 日焼けサロンチェーン側の弁護士によると, 「当方のクライアントはビジネスを急速に拡大中であり, 70億ドルの負債で窒息寸前のアフリカの共和国よりも多くの経済的既得権を有している」という. さらにtanZANIA側は「5才になるまでに6人に1人の子供が貧困からくる感染症や医療不足で死ぬような場所のイメージを, サロンと結び付けられることで, ブランドイメージを傷つけられた」と85百万ドルの損害賠償訴訟を提訴しているという. 何様？

以前にも話題になった、国立国語研究所「外来語」委員会による第２回 「外来語」言い換え提案(中間発表) が公開された。「言い換え等一覧」を見ると、「その他の言い換え語例」や「複合語例」まで含めれば、タレコミ子としては賛同できる言い換えが多いが、「情報集積体」「複合媒体」「時空自在」だけはやめていただきたかった。

NTTのニュースリリースによると, NTT は　gooを運営するNTT-Xと共同で, 「8000万ページと言われる日本国内の全Webページをカバーしつつ、最短で15分前にWebサーバに掲載された情報の検索を可能にし、日々刻々と変化する各種ニュースは勿論のこと、新製品情報やスポーツ速報、最新のイベント情報などあらゆる情報を、どこよりも早く検索することを可能」とした 最新Web検索実験サービスを実施するとのこと. 試してみると /.jp の新し目のコメントもHitして,　人によっては使い出がありそうだが, ここのところgoogleにずいぶんと水をあけられた感の有るgooの復活の足がかりとなり得るだろうか？

Yomiuri On-Lineの記事によれば　「NTT DoCoMoが、カード型通信端末などで、屋外でつなぎ放題で利用できるＰＨＳデータ通信サービスに来春参入する方針を明らかにした。」とのこと。　64kbps を月額4000円で提供予定とのことで AirH" に対する価格競争力はある. この発表に対してDDIポケットがどう動くかも注目したい.

富士通研究所が外出先から携帯電話で操作できるホームロボット「MARON−1」を発表した. 移動機構，上下左右に向くカメラ，家電を操作できる学習リモコン，カード型PHSを搭載しており, 携帯電話から専用のiアプリを使って遠隔操作可能で, 遠隔監視, 侵入検知, 時間指定動作などが可能と言う. 199ドルの掃除ロボットに代表されるように, 最近ホームロボットのコストパフォーマンスが上がる傾向が顕著になっており, 「夏への扉」に描かれたホームロボットの実現も近いかも知れない.

以前話題になった, 秋葉原を含む千代田区の一部地域での路上喫煙等に行政罰を科す「千代田区生活環境条例」が, 10/1施行された. ASCII24のAkiba2Go!の記事に, 施行前の日曜日に秋葉原駅前でおこなわれたイベントの模様が報じられている. 千代田区では対象地域を区の職員が2〜3名で巡回チェックし, 10月いっぱいは注意や指導を, 11月からは2000円(当面)の過料を行うという. ちなみに過料の際は区の職員は必ず身分証を提示するとのこと. 分煙支持のタレコミ人としてはこの条例が上手く働いて, 追従する自治体が増えることを期待するが, 成果はどうだろう？　

IT Proの 記事によると, KDDIが不正ダイヤルアップ対策で, ディエゴガルシア（Diego Garcia，国番号246）とセイシェル（Seychelles，国番号248）への電話サービスの一部を2002年12月16日から休止するとのこと. オペレータを介した通話，クレジット・カード/プリペイド・カードを使った通話は，被害が出にくいと考えられるため，従来通り継続するということで, 両国に全く通話ができなくなるわけではないらしい. ダイアルアップからADSL等への乗り換えが進む現在, 遅い対応と感じる面もあるが,「両国に対するものが被害の95％以上を占める」ということで,大きな被害防止効果が期待できる対策であり, 肯定的に評価したい.

INTERNET Watchの 記事によれば ニュージーランドのベンチャー企業RoamADがIEEEの802.11b規格と互換性を持ち低コストで都市全体をカバーできるような無線LANネットワークをオークランド市内の3平方キロのエリアで実地テスト中であり,今後オークランド市全域の100平方キロメートルをカバーする予定と発表したとのこと. 3G携帯電話の5%のコストで330kbpsのアクセス速度の無線LANネットワークを構築可能で,ユーザの端末には既存の802.11b機器が流用できるという.
RoamADのサイトを読むと,おそらくCDMAの様に端末が複数のアクセスポイントと通信を行うことで耐干渉性とハンドオーバー性能を高め, アクセスポイント間を無線でパケット中継することでバックボーンとの接続地点数を減らして低コスト化を図っているらしい.

実用化されるとモバイルキャリアに一波乱起こしそうなこの技術,今後の展開に注目したい

Asahi.comの 記事によれば, 経済産業省が,京都議定書の目標達成に向け, 国内の民間企業が二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減量をオンラインで取引できる市場を創設する予定だという. 同様の取引市場は英国やデンマークで始まっているとのこと. 当初は公募により２０企業程度の参加を計画しているとのことだが,どんな企業が名乗りをあげるか注目したい.

Yahoo!BBやあおぞら銀行株売却問題等,なにかと世間を騒がす ソフトバンクグループだが,同グループで 新興企業向け公開株式市場ナスダック・ジャパン（ＮＪ）を運営するナスダック・ジャパン株式会社の営業停止を 発表した.

この営業停止に関連して行われた毎日新聞との インタヴューにおいて 孫正義ソフトバンク社長は 「本業は、２０年前の創業時から、デジタル情報革命だ。余力があるときは、日本全体のシステムもよくなってほしい、という社会貢献の意味を込めて努力した。」 と語ったとのこと.
ソフトバンクの本業がデジタル情報革命だというコメントに複雑な感想を抱くのは私だけではあるまい.