1月16日付けの日経産業新聞3面に東芝EMI斎藤正明社長のインタビュー記事が掲載されており、今年の8~9月にトップアーティストを皮切りに複製防止のCDを発売していくと述べた。
インターネット上ではニュースソースが見つからなかったので、本文から引用します。
---ここから
<インタビュアー>日本の音楽ソフト市場は1998年をピークに縮小傾向が続く。原因は「音楽が盗まれている」ことにあると日本レコード協会の富塚勇会長は主張している。
<斎藤>楽曲の違法複製以外にもいろいろな要素はあると思うが、欧米の状況を見ていると、いずれ日本でもこの問題は大きくなる。デジタルの世界に対する対抗手段を、業界としても積極的に取っていく必要がある。親会社の英EMIとの調整もあるが、当社も複製防止技術を組み込んだCDを8~9月には出す。日本が最初になるかもしれない。
<インタビュアー>どんなCDになるのか。
<斎藤>デジタル音源をデジタル方式で複製できないようにする。CD-Rに楽曲を焼くことはできない。ただしMDには複製できるようにする。邦楽でトライする。それなりの販売枚数が出るアーティストでやらないとデータがとれない。消費者の反応を見て、市場から受け入れられれば全CDに技術を組み込む。製造部門がイスラエルのミッドバーなど複数の技術を評価中だ。他のレコード会社も同じような時期に出してくると思う。
<インタビュアー>消費者やメーカーからの反発はないか。
<斎藤>私的に複製をする分は確かに違法ではないが、所作九件は守っていかないといけない。CDのパッケージに何らかの注意書きを付け、十分な啓蒙をしていく必要はある。
DVDではすでに著作権保護の仕組みを導入済みで、CDではだめというのはおかしい。東芝などハードメーカーの意見は聞くが、彼らが複製防止技術を入れるなとは言えないはずだ。
これ以降は、業界再編など関係ない話題になるので割愛する。
---ここまで
ちなみに
東芝EMI所属で(世間で)有名な歌手は
・宇多田ヒカル
・大黒摩季
・椎名林檎
・松任谷由実
・矢井田瞳
・布袋寅泰
・矢沢永吉
が、おります。
と、見るとテレビ・新聞で常に出ている人が多いです。ということで、皆さんのまわりや、いわゆるファンサイトの掲示板など、多くの人に「今度のOOのCDは欠陥CDだよ」と広めましょう。社会現象が起きたら、今まで通りのままでいけるようになるんじゃないのかな。このままだと、スラッシュドット読者のように真剣に考えている人が馬鹿を見るようになる気がするので、なりふりかまわず行きましょう!!