P2P ストリーミングの PeerCast ソースコード公開
P2P ストリーミング・プログラム PeerCast のソースコードが GPL で公開されました。P2P + ストリーミングといえば、どうしてもそこで使用する音楽の著作権話になってしまいがちだけど、ここはぜひ、"Power to the People" な観点で見ていただきたい。
単に「個人でラジオ局を」というだけなら、SHOUTcast などを使ってもできるのだけど、IPマルチキャストが事実上使えない現状、一般家庭用の回線で配信可能なストリーム数などたかが知れてます。PeerCastのグレートなところは、一般家庭用インターネット回線で(理論的には)何千、何万というリスナーを抱える放送局が個人レベルで実現できてしまうってことです。これまた「理論的には」ですが、同じ仕組みで映像を配信することだって考えられます。ねえ、これってマジすごいことじゃない?ちなみに開発の中心人物 Giles さんは京都の某企業に勤務しているらしい。
プログラム自体は今のところベータでWindowsとLinuxでしか動かないけど、そこはまあ、ソースがあるのですから。内容的には「すでに結構使える」状態です。あと、何といっても必要なのは「聴きたくなる、魅力的な放送」ですかね。